ロボットバトルの熱さも然ることながら、キャラクター同士の掛け合いも面白かった本作。当時の男の子だけでなく、女の子までをも夢中にさせ、その人気は、続編のビデオが制作されるほどでした。
『魔動王グランゾート』とは?
魔動王グランゾート
あらすじ
2050年、月に理由不明の地震がおき、その影響で、月の地表は空気で被われ、なぜか地球と同等の重力が生じる。
それから50年――。
月は、地球から人々が移り住むまでに変化していた。
地球で暮らす元気一杯の少年・遥大地は、町内の福引で当てた旅行券を利用して、月へと旅立つ。
月の遺跡を巡るツアーの最中、大地はウサギのように白くて長い耳を生やした不思議な少女を見つける。
あれは今、地球で話題になっている月のウサギ人間ではないか。
興味をもった大地は少女を追いかけ、未開拓な月の砂漠へと踏み込むが、突然、足下の砂がくずれ、地下の洞窟に落ちてしまう。
そこは、白耳族と呼ばれる、ウサギのような耳を生やした少女・グリグリと、その祖母にして大魔法使いV-メイの住処であった。
大地はそこで、V-メイを手伝い、魔動機と呼ばれるアイテムを完成させるも、突如あらわれた敵からの攻撃を受けてしまう。
敵の正体は、宇宙の支配を目論む邪動族の操るロボット「ヘルメタル」。
大地は、V-メイの指導により、完成した魔動機を使って、魔動王グランゾートを召喚し、その中に乗り込む。
操縦は未熟であっても、その身に宿る魔動力を使って邪動族を撃破することに成功した大地に、V-メイは言う。
「大地、あんたも手伝っておくれ。これから一緒に長い旅に出るんだから」
と。
こうして大地は、大魔法使いV-メイとその孫・グリグリと共に、月を旅することになる。
大食漢で力持ちの少年・ガスと、やんちゃな高耳族の少年・ラビを仲間にし、邪動族に支配された聖地ルナを取り戻すために。
主な登場人物
遥 大地
ガス
ラビ (マリウス・フォン・ラーマス)
グリグリ
V-メイ
アグラマント
三邪動士