長野オリンピック開会式
1998年2月7日、長野オリンピックスタジアムにて、冬季オリンピックが開催。
会場には、約5万人もの観客が入りました。
最終点火者を務めたのは、92年アルベールビル五輪フィギュアスケート女子銀メダルの伊藤みどりさんです。
伊藤みどりさんの真っ白な能衣装の姿に、日本の伝統的な美しさが表現されます。
開会式終盤にブルーインパルスが飛行
終盤にはブルーインパルスが5色のスモークを出しながら「レベルオープナー」という演目を披露します。
「第九」の合唱のあとに合わせ、機体が到着しなければならない状況で、見事にピッタリと成功を収めます。
オリンピックは、選手はもちろん、様々な方たちでつくる大イベントなのだと痛感します。
平和の象徴と言われるブルーインパルスですが、オリンピックにはまさに相応しいイベントです。
ちなみ航空自衛隊の存在をより多くの人に知ってもらうための、アクロバット飛行は航空祭でも披露しています。見る者を魅了させる、操縦士の華麗なるテクニックに感無量です。
そして自衛隊の皆様、お国の防衛を心より感謝します。
長野オリンピックマスコット「スノーレッツ」

老若男女、そして国際的にも親しまれるよう「スノーレッツ」が大会マスコットとして誕生しました。
古くからの言い伝えで、森の象徴とされるフクロウをモチーフとしているようです。
今見てみると、オシャレ感あって国際的にも親しまれそうな感じがあります。
ちなみに、スノーレッツのTシャツやお弁当箱、ぬいぐるみ等のグッズも販売しており、見ると少し欲しくなってしまいます。
長野オリンピックで獲得したメダル

長野オリンピックで、日本は5個の金メダルを獲得します。
銀と銅を合わせると、計10個のメダルを獲得しました。
日本選手さま様。実に拍手です。
まさにメダルラッシュ、やはりホームが日本だと意気込みも違うのでしょうか。
では、金メダルを獲得した競技を見ていきましょう。
清水宏保選手がスピードスケートで金メダル獲得
清水宏保選手がスピードスケートで金メダル獲得しました。
清水選手のスピードスケートは、印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
見事に綺麗なフォームに見惚れてしまいます。
そして大腿筋が凄すぎる、当たり前ですが本物のアスリートを感じます。
お母さんが涙しているシーンも感動的です。
里谷多英選手がモーグルのフリースタイルで金メダルを獲得
里谷多英選手がモーグルのフリースタイルで金メダルを獲得しました。
”雪上のシンデレラ”のフレーズが似合うほど、神がかった綺麗なパフォーマンスに感動です。
当時21歳の里谷多英選手は、女性で冬季初の金メダルを獲得したとのこと。
実況のアナウンサーが「里谷多英ゴールドメダル」と歓声を上げていたのが印象的でした。
西谷岳文選手がスピードスケートで金メダルを獲得
西谷岳文選手がスピードスケートで金メダルを獲得しました。
「浪速の弾丸」といわれるスタートダッシュが持ち味とのことですが、どんな瞬発力をお持ちなのでしょうか。あやかりたいです。
ちなみに冬季オリンピックにおいて、日本人初の10代のメダリストとして称されました。
そして、2022年現在でも史上最年少の記録は更新されていないとのことです。
船木和喜選手がラージヒルで金メダルを獲得
船木和喜選手がラージヒルで金メダルを獲得しました。
船木選手の低い飛行曲線を描くジャンプフォームは「世界一美しい」と言われています。
長野オリンピック個人ラージヒルの2回目で、その完璧なジャンプを披露し見事金メダルを獲得しました。
それは、オリンピック史上初の飛型審判の全員が満点の20点をつけるほどの、華麗なるパフォーマンスです。
岡部孝信、斎藤浩哉、原田雅彦、船木和喜選手らがスキージャンプ団体で金メダルを獲得
岡部孝信、斎藤浩哉、原田雅彦、船木和喜選手らが、スキージャンプ団体にて金メダルを獲得しました。
猛吹雪のなかでしたが、原田選手は1本目を挽回する大ジャンプ、ラストに船木選手も大ジャンプを見事に披露。
もう、感動の一言に尽きます。
そして、ありがとうの一言に尽きます。これは、込み上げるモノがあります。
仲間の大切さを痛感させられた、冬季オリンピックの思い出として強く残っています。
”一人はみんなのために、みんなは勝利のため”にですね。