「東京ラブストーリー」に「ひとつ屋根の下」!話題作の多い江口洋介さん出演ドラマ!

「東京ラブストーリー」に「ひとつ屋根の下」!話題作の多い江口洋介さん出演ドラマ!

90年代初期はトレンディドラマに数多く出演。「ひとつ屋根の下」が当たり役になった江口洋介さん。そのほかにも多数のヒットドラマに出演されています。江口洋介さんの代表作をまとめてみました。


「東京ラブストーリー」でブレイク

江口洋介さんは1986年に赤川次郎さん原作のドラマ「早春物語」でドラマデビューをしました。

1987年の映画「湘南爆走族」がデビュー作と扱われることもあるのですが、その前に出演した映像作品が「早春物語」をはじめ数本あります。

その後、1990年代に入ってから大ヒットドラマに数々出演することになります。

まずは1991年の「東京ラブストーリー」。永尾 完治の小学校から高校までの同級生で医大生の三上 健一を演じました。

この三上がなかなかのクズですよね。主人公の2人目線で見ていると全くいいところはないです。医大生ですが実家とは絶縁状態にあり、大学にもロクに行かずに留年していて女遊びが激しいという役柄。

同じく同級生完治がずっと思いを寄せていたさとみと付き合い同棲するが破局。その後は同級生の長崎 尚子と恋仲になるという役でした。

今見れば理解できる部分もあるのかもしれませんが、当時は全く理解のできない人物でしたね。

その後半年後には「101回目のプロポーズ」に出演。こちらは武田鉄矢さんの弟役でした。武田さんは42歳、江口さんは22歳の役で20歳年の離れた兄弟という設定だったんですね。ロン毛を代表する2人が兄弟役ということで話題になりました。

こちらは見た目はチャラいけれど、兄想いで兄の恋が実るように奔走したり、自分の好きな相手にはうまく話せないという役柄でした。

さらに1992年には「愛という名のもとに」にも出演。鈴木保奈美さんとの再共演ですね。こちらもまたチャランポランな性格の役で、大学のボート部の部費は払わない、大学を中退してヒモになっていたり、怪しげな事業を始めたりという人物。

恩師の死後の海外から帰国。鈴木保奈美さん演じる貴子に急接近し、貴子は三角関係で揺れますが結局は別れを告げて海外に戻ります。

「ひとつ屋根の下」でいい兄貴のイメージに。

トレンディドラマブームが下火になってきた1993年野島伸司さん脚本の「ひとつ屋根の下」で主役の柏木達也を演じます。

「ひとつ屋根の下」はご存じの通り大ブレイクし、フジテレビの連続ドラマで史上最高の李朝率となったドラマです。11話の視聴率は37.8%で1990年代の民放ドラマの中で最高でした。

江口さんのセリフである「そこに愛はあるのかい?」は流行語にもなりました。

江口さん演じる柏木達也は元実業団のマラソン選手ですがけがが原因で引退。自身の婚約をきょうだいに報告しようとみんなを訪ねて歩きます。はじめはきょうだいたちに拒絶されていましたがやがて受け入れられます。その一方、車いすの文也を引き取ったことで身勝手だといわれ婚約者には降られてしまいます。

達也はきょうだい全員を一つ屋根の下に集め、クリーニング店を営みながら生活をしていきます。

大ヒット作で1997年にはパート2も放送されましたね。

血のつながらない妹、白血病、半身不随の弟、傷害事件を起こした弟、兄妹間の恋愛、レイプなど重い題材を扱っていながら、ベースがホームドラマということもあり明るいドラマに仕上がっていましたね。

このドラマで江口さんは「人情味あふれるアニキ」というイメージが付いたと思います。あんちゃんもふざけたところはあるのですが、それがまた親しみやすくてよかったのだと思います。トレンディドラマ時代はチャランポランな役も多かったですが、あまりそういう役は演じなくなりましたよね。

ちなみに、2002年に放送された「ランチの女王」では四兄弟の次男を演じています。このドラマでは一番上(堤真一さん)はお調子者でいい加減で家を出ていて、次男の勇二郎が店を切り盛りしていました。長男ではないですが頼れるアニキ役でしたね。

もう1つの当たり役「救命病棟24時シリーズ」

もう1つ、江口さんの代表作といえば1999年に1stシーズンが放送された「救命病棟24時」。主役の進藤一生を演じています。

こちらは、題材が救命病棟ということもあり、シリアスなドラマです。今までは頼れるけどお調子者という役が多かったですが、このドラマでは孤高の天才外科医で、腕を見れば頼れる存在ですが完璧すぎて他の医者とトラブルを起こすこともあるという役どころでした。

第1シーズンから第4シーズンまで出演していて、他の医師との付き合いの中でだんだん人間らしい部分も出てきますね。

第1、第2シーズンは2000年に江口さんが主演した「モナリザの微笑」とリンクしている部分もあり、同じように杉本哲太さんと対立していたり、モナリザ関係者が医者役で出演していたりします。

「モナリザの微笑」はレオナルドダヴィンチがもう1枚描いたという「哀しみのモナリザ」をめぐる物語。江口さんは天才鑑定士役です。

医者者でいうと2003年に「白い巨塔」に出演。「愛という名のもとに」で共演した唐沢寿明さんと再び共演。財前の同期で政治的な野心は全くなく、正義感の強い医者を演じて言います。医療者の代表作が2つあるというのもまた珍しいですよね。

江口さんの代表作は超有名作品だけでもたくさんありますね。これからもどんな作品に出演されるのか楽しみです。

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