自殺未遂から始まった医師の伝記「パッチ・アダムス」
自殺未遂を繰り返し、自らの意志により精神病院に入院するパッチ・アダムス。患者として様々な人に会い「患者から救われた」と生きる目標をみつけ、医者になる。古い風習に苛まれながらも「笑い」を医療に初めて取り入れた実在する医者の伝記です。

パッチ・アダムス
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パッチ・アダムス あらすじ
自らの意思で精神病院にはいったパッチ。患者を笑いで元気づけることによって、人生のやりたいことを見つける。その後、有名大学医学部に入学。在学中に病院に侵入し、道化師を演じるが、規則を重んじる学部長に目を付けられてしまう。
大学で出会った仲間たちとともに無料で診察出来る治療院を開設。しかし、恋人カリンが、患者の自殺に巻き込まれ他界してしまう。
失意のどん底のパッチを救ったもの、それは、亡き恋人であり、患者への愛とユーモアだった。
そんな矢先、学部長から退学処分を受けてしまう。退学を受け入れられないパッチは、医師会の裁判にかけられるのだった。
医療制度や、医師の在り方、他人への「愛」を問うクライマックスは涙が止まりません。
エピソード1 小児病棟の子供たちは役者ではなかった

作中で小児病棟で道化師をして、子供たちを笑顔にするシーンがあります。
でてくる子供たちは、役者ではなくがんと戦う子供たちでした。
「暖かい笑顔は伝染するのです」
パッケージのサブタイトルを、アドリブで表現したロビン・ウィリアムズ。
監督が「これを演じられるのはロビンしかいない」と言わしめた理由がわかる気がします。
エピソード2 医学部の入学は22歳
映画では、40代で大学入学となっていますが、実際は1967年、ヴァージニア医科大学に入学。
22歳の時でした。
主演が、ロビン・ウィリアムズなので40代の設定なのでしょう。
エピソード3 本当に存在する無料診察所

パッチ・アダムスと夢の病院―患者のための真実の医療を探し求めて
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エピソード4 本当にやったヌードルのプール
映像特典の中に本人へのインタビューがあります。
その中でパッチ・アダムス本人がインタビューに答えています。
母親がイタリア出身の患者のおばあちゃん。食事をとらなくなったので、おばあちゃんの夢だった「ヌードル(麺)のプールで泳ぎたい」を、本当に実現したそうです。
心温まるエピソードですね。
映画のモデルとなった本人 ハンター・キャンベル・アダムス

パッチ・アダムス(Patch Adams, 1945年5月28日 - )
パッチ・アダムス - Wikipedia
パッチ・アダムスの今 現在は?
その後、パッチ・アダムスは、クリニクラウンの普及活動やセミナー、また災害、戦争などあらゆる局面において、世界中を駆け巡っています。
2021年、ノーベル平和賞にもノミネートされました。
パッチ・アダムスのMy Stump(切り株)
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