夏の終わりに聞きたい!90年代の名曲をまとめてみた!

夏の終わりに聞きたい!90年代の名曲をまとめてみた!

梅雨が明けて夏本番!と思ったらあっという間に終わってしまう夏。夏の初めの曲は元気いっぱいですが、夏の終わりの曲はちょっと切ない曲が多いですよね。夏の終わりを歌った90年代の名曲をまとめてみました。


真夏の果実/サザンオールスターズ

「真夏の果実」は1990年に発売されたサザンオールスターズの28枚目のシングル。
桑田佳祐さんが監督を務めた映画「稲村ジェーン」の主題歌ですね。実はもともとは別の曲を主題歌にすることで撮影を進めていたのですが、映画のクランクアップ後にこの曲が完成し、主題歌にすることにしました。そしてそのために追加シーンの撮影をしたのだとか。主題歌をそこまで大事にするのがさすがミュージシャン監督作品という感じがしますね。

桑田さんが出演されたリクルート「B-ing」のCMソングでもありました。

切ない夏の恋を歌ったラブバラードです。

タイトルは「真夏」とは言っていますが「通り過ぎ行く」、「波はどこに帰るのか」、「また逢えるといってほしい」などのフレーズから、時が過ぎゆく様子が分かるので夏が終わっていく感じがしますね。

あの夏の花火/DREAMS COME TRUE

「あの夏の花火」は世代によっては知らない人はいないという名曲だと思いますが、実はシングル曲ではなく、1992年にリリースされた「The Swinging Star」に収録されたアルバム曲です。このアルバムに収録されているシングルは「晴れたらいいね」「決戦は金曜日」です。

普段は中村正人さんの楽曲ですが、「あの夏の花火」は西川隆宏さんが初めて作曲に携わった楽曲なんですよ。それがこれだけ支持されているのですからすごいですね。

「あの夏の花火」は、花火を見ると昔の恋人を思い出すという内容ですね。「8月」というワードは出てきますが特に夏の終わりの描写はありません。「散っていく季節」というワードがあるので夏の刹那さを感じますね。

君がいた夏/Mr.Children

1992年に発売されたMr.Chirdrenの1stシングル「君がいた夏」。先にリリースしたミニアルバム「EVERYTHING」からのシングルカットです。

当時は全くの無名だったのでオリコン最高順位は69位というMr.Chirdrenの中で最低記録です。その後有名になってから支持されるようになったんですね。

アマチュア時代からある楽曲でその時は「夏が終わる」というタイトルでした。サビに「夏が終わる」というフレーズが残っていますね。

夏の間一緒に過ごした女の子に恋心を抱いたけれど、打ち明けることができず、その子は自分の住む街へ帰っていくという内容になっています。

歌詞は切ないのですがメロディーがアップテンポなので切なすぎない不思議な感じがする楽曲です。

Hello,my friend

1994年に発売された松任谷由実さんの25枚目のシングルです。フジテレビ系列の月9ドラマ「君といた夏」の主題歌でした。

夏の終わりになると、君と過ごしたあの夏を思い出す、という内容ですね。ドラマもひと夏を一緒に過ごすことになった男女三人のラブストーリーなのでぴったりな内容になっています。

実はこちらも元々はカップリングの「Good-bye friend」が主題歌として使われる予定でした。ですがドラマのイメージに合わないということで「Hello,my friend」が主題歌となったのです。「Good-bye friend」は亡き友人(アイルトンセナさん)を歌った楽曲になっています。

サマーヌード/真心ブラザーズ

1995年に発売された真心ブラザーズのシングルです。1997年に「ENDLESS SUMMER NUDE」というセルフカバー曲もリリースしています。リリースから2年後にセルフカバーというのはなかなか珍しいですね。

日清食品「カップヌードル」の「サマーヌードル」のCMソングでした。ミュージックビデオには波打ち際でははしゃぐ男女4人が出演していますが、これは真心ブラザーズの2人デビュー前のPUFFYの2人です。

オーダーから2週間というスケジュールで作成した曲で、夏のイメージを詰め込んだとのこと。夏の終わりの描写はないのですが「通り過ぎていく」というフレーズが終わりを連想させますね。内容も切ないので夏の終わりにぴったりなのでしょう。


渚/スピッツ

1996年に発売されたスピッツの14枚目のシングル。「ポッキー」のポッキー坂恋物語篇のCMソングで、スピッツ初のオリコン1位を獲得した楽曲です。

「夏の終わり」どころかはっきり夏らしいフレーズもないのですが、「渚」、「幻」、「波の音」、「野生の残り火」などのフレーズが夏の終わりを連想させますね。

「渚」というのは陸海空のどれでもないが、すべてがかかわっているそうです。リゾートではなく、神秘的な空間として表現されているそうです。

確かにリゾートになってしまうとスピッツっぽくないですが、この楽曲はスピッツらしいですね。

センチメンタル/ゆず

1999年にリリースされたゆずのシングルです。ゆずの夏の歌といえば「夏色」が有名ですが、この曲もいいですよ。

元々は「サヨナラバス」をリリースしたときに「センチメンタルバス」がはやっていて、よく間違えられたことから「だったらセンチメンタルという曲を作ろう」ということで作ったそうです。タイトルから出来上がるというのは珍しいケースでしょうね。

タイトルの通り、メロディーは切ない感じなのですが、歌詞を読んでみると失恋などの切ない曲ではありません。夏の終わりにちょっとセンチメンタルな気分になっているという感じですね。ですが前向きな内容なので夏が終わっても頑張ろうという気持ちにさせてくれる楽曲でもあります。

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