『ひとりぼっちの宇宙戦争』とは?
『ひとりぼっちの宇宙戦争』
『ひとりぼっちの宇宙戦争』は、藤子-F-不二雄さんによるSF短編マンガ。
1975年に週刊少年サンデーに掲載され、1983年には、てんとう虫コミック『藤子不二雄少年SF短編集』の第1巻に収録されました。
1990年には『藤子-F-不二雄のSF短編シアター』のひとつとしてOVA化が実現。
OVA版『ひとりぼっちの宇宙戦争』
OVA版『ひとりぼっちの宇宙戦争』はオリジナルの内容に変更が加えられていて、原作とは違った感覚で楽しめるのも特徴となっています。今回の記事は、こちらのOVA版『ひとりぼっちの宇宙戦争』の内容を中心に振り返っていきます。
OVA版『ひとりぼっちの宇宙戦争』の本編動画・ストーリー
OVA版『ひとりぼっちの宇宙戦争』の魅力とは?
主人公・太郎の声を演じているのは、佐々木望さん。
浦飯幽助 /『幽☆遊☆白書』
こちらで存在感を発揮した声優ですね。
この他にも、
柿野修平 /『おぼっちゃまくん』
大空翼 /『キャプテン翼J』
このようなキャラクターも演じており、その声は多くのミドルエッジ世代に刻まれているはずです。そんな佐々木望さんの出世作となったのがOVA版『ひとりぼっちの宇宙戦争』。若き日のご活躍ぶりを楽しめるという意味でも、OVA版『ひとりぼっちの宇宙戦争』という作品の存在は偉大ですよね。
ヒロインのエミを演じたのは、荘真由美さん。
栗田ゆう子 /『美味しんぼ』
チチ /『ドラゴンボール』シリーズ
このようなキャラクターで存在感を発揮しましたね。
同じ藤子・F・不二雄さんの作品では、
野々花みよ子 /『キテレツ大百科』
こちらの作品が挙げられます。
OVA版『ひとりぼっちの宇宙戦争』のヒロイン・エミの印象は、『キテレツ大百科』の野々花みよ子そのもの。その声を聞くだけでピンとくるミドルエッジ世代も多いと思います。
『ドラえもん』はドラえもんの助力を前提とした内容ですし、『キテレツ大百科』や藤子・F・不二雄さんが手掛けた他タイトルでもSF仕立ての『ひとりぼっちの宇宙戦争』の内容とは相性が悪い気がします。
そう考えてみると、藤子・F・不二雄さんが短編の読み切りマンガとして本作を仕上げたのが分かりますね。『ひとりぼっちの宇宙戦争』には、こちらの作品でしか再現できないようなシチュエーションがあり、そこに漫画家として、藤子・F・不二雄さんの想いが込められているのだと思います。
OVA版『ひとりぼっちの宇宙戦争』のまとめ
若き日の佐々木望さんが主演を務められ、ヒロインを演じた荘真由美さんの存在感も際立つOVA版『ひとりぼっちの宇宙戦争』。内容的にも、藤子・F・不二雄さんが手掛けてきた名作タイトルにも引けを取らない魅力があります。地球の命運をたった一人の人間が背負わされるといった展開も面白いです。
記事内には本編動画も掲載しており、30分程度で全て視聴できる内容となっています。
まだご覧になられていないようなら、この機会にぜひOVA版『ひとりぼっちの宇宙戦争』を視聴して、その魅力を堪能なさってみてくださいね。藤子・F・不二雄さんの作品としては、かなり珍しくバトル展開が多いのもお楽しみいただけるポイントだと思います。