『マシンロボ』シリーズとは?
『マシンロボ クロノスの大逆襲』
主人公が名乗らない!? 『マシンロボ クロノスの大逆襲』って知ってる? - Middle Edge(ミドルエッジ)
アニメ『マシンロボ ぶっちぎりバトルハッカーズ』マシンロボシリーズの第二作目で、変形ロボットの玩具も登場した!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
もともと1982年から玩具オリジナルのキャラクターとして商品展開していた『マシンロボ』。1987年に『マシンロボ クロノスの大逆襲』がテレビアニメ化されると、それまでのロボットものとは一線を画す内容にたちまち人気全盛期を迎えます。1987年に放送を終えると、別世界に転生したといった流れを打ち出し、後継番組『マシンロボ ぶっちぎりバトルハッカーズ』の放送が始まるものの、その直後から玩具の売上が低迷してしまい、放送終了と共にシリーズは打ち切られることになります。
その後、OVA作品として制作されたのがシリーズ続編『レイナ剣狼伝説』。
『レイナ剣狼伝説』
時系列的には『マシンロボ クロノスの大逆襲』『マシンロボ ぶっちぎりバトルハッカーズ』の続編にあたる内容で、こちらでは、『マシンロボ クロノスの大逆襲』では主人公だったロムの妹・レイナに焦点を当てたストーリーとなっています。
これまで、か弱いヒロインとしての印象が強かったレイナ。その流れは『レイナ剣狼伝説』にも受け継がれ、多くのファンに愛されたキャラクター性そのままといったイメージです。
今回の記事では、こちらの『レイナ剣狼伝説』の内容を中心に振り返っていきます。
『レイナ剣狼伝説』の本編動画・ストーリー
レイナ剣狼伝説I
レイナ剣狼伝説II
レイナ剣狼伝説III
『レイナ剣狼伝説』の魅力とは?
ヒロイン・レイナを演じる水谷優子さんの魅力
作品タイトルが示すように、本作ではレイナを主人公に据えた物語というのが大きな特徴です。永遠の妹キャラとして、多くのアニメファンを悶えさせたレイナ。当時は”萌え”という言葉こそありませんでしたが、その礎となったのは間違いありません。
【訃報】「ちびまる子ちゃん」のお姉ちゃん役等で知られる声優・水谷優子さんが死去 - Middle Edge(ミドルエッジ)
『ちびまる子ちゃん』ではお姉さん役を演じていたことも記憶に新しいですよね。そんな彼女が、こちらでは誰もが愛でたくなる妹役を演じているという事実も面白いと思います。その仕事ぶりにも意識を向け、プロとしての演技力の高さもチェックしてみてくださいね。
あの格好良い口上も継承されている
本作では主人公のレイナが口上を述べる場面があって、往年の『マシンロボ』ファンには堪らない内容となっています。
これまでのシリーズと少し違うのは、レイナは敵役の「何者?」という問いに素直に答えているところ。ロム流の「貴様らに名乗る名前はない」といった返しとは違って、素直に名乗っているのはレイナの可愛らしさがありますね。
擬人化された『マシンロボ』の登場人物たち
このような設定には、玩具の制作・発売といった別の目的があったこれまでの『マシンロボ』シリーズとは違うものが感じられます。
第一話は、ストーリーの舞台が地球で学園ドラマのような構成。これまでのシリーズでは外宇宙のどこかの惑星といった舞台から、急にリアリティーのある人間社会にスポットが当てられていて、視聴者に親近感を与えるような内容になっている気がします。
このようなところから『レイナ剣狼伝説』は商品開発・宣伝といった余計なことは考えず、アニメとしての面白さや人間ドラマを追及したものだということが伺えますよね。
『レイナ剣狼伝説』のまとめ
か弱い妹キャラクターの元祖といえるレイナ。本作では、そんな彼女を主人公に据えていて往年のファンには堪らない作品に仕上げられています。声優・水谷優子さんの仕事ぶりや彼女が語る口上にも注目なさってくださいね。
これまで機械生命体として登場していたジェットやドリル・ジムといったキャラクターたちが人間の姿で登場するのにも驚きです。人間ドラマというような内容を強調されていて、玩具販売のための商業戦略といった要素は薄いのも好感がもてるポイントだと思います。
記事内には本編動画も掲載していますので、この機会にぜひご覧になってその魅力を堪能なさってくださいね。ラストの展開はあまりにも衝撃的すぎて、ファンの間で物議を呼んでいますので、その結末をご自身の目で確かめてみましょう。