結果的に平和の祭典が開催されると、全ての在留日本人が開放され、アントニオ猪木さんは政治家としても支持を集めています。
このうち捏造だった記事はあったものの、政治資金規正法違反は時効で処分を免れ、税金未納問題については国税から差し押さえ処分を受けています。この頃、スポーツ平和党所属の議員・江本孟紀さんと対立し、金銭にまつわる疑惑で不協和音が生まれました。
1995年の参議院選挙では一連の騒ぎの影響を受けて落選。選挙後、江本孟紀さんはスポーツ平和党から離党し、2004年にはスポーツ平和党も解散しています。
結果は、グラウンド・コブラツイストでアントニオ猪木さんがドン・フライさんに勝利しました。引退後もプロレス・格闘技団体に及ぼす影響力は強く、プロデューサーとして様々なイベントに関与されていますね。
その年のうち、北朝鮮の朝鮮戦争休戦60年の記念行事に出席。平壌では最高人民会議常任委員長・金永南さんとの会談が実現しています。その後、北朝鮮のスポーツ強化委員長である張成沢さんからの打診を受け、再び北朝鮮を訪問する意向を示しました。
アントニオ猪木さんを北朝鮮に招待した張成沢さんも粛清されることとなり、死刑判決を受けて即日執行される事態に。それ以降訪朝を繰り返し、スポーツ交流や日本人拉致問題の解決に向けて尽力しました。
安全保障関連法案の採決で、日本を元気にする会は慎重な審議を要求したいという表明をしたものの、賛成票を投じたことで物議をかもしました。
日本を元気にする会は2016年に解散。以降、アントニオ猪木さんは無所属クラブの所属となり、2019年には国民民主党の会派・新緑風会に入会されていにます。
アントニオ猪木さんが残した数々の名言
「元気ですかあぁー!?」「1・2・3・ダァー!」等々、アントニオ猪木さんを象徴する言葉は多くのミドルエッジ世代の記憶に深く刻まれていますよね。そんな数々の名言をご紹介したYouTube動画を掲載させていただきます。