その際、山瀬のマイクが壊れてしまい、それに気づいた山瀬が大竹に「マイク壊してんじゃねえよ、バーカ」と罵倒すると、大竹は「壊すってのはな、こういうのを言うんだよ」と番組のセットを豪快に破壊し始めました。もはや収拾がつかなくなり、大竹はセットを破壊した責任を取って20年間にわたり日テレへの出入り禁止処分を受けてしまいました。
ちなみにその後の二人ですが、山瀬の事務所の意向で共演NGとなっていたものの、21世紀に入ると共演が解禁に。出演番組内で当時の喧嘩を再現するなど、今ではすっかり和解している模様です。
野坂昭如vs大島渚
次にご紹介するのは、大御所作家同士の対決「野坂昭如vs大島渚」。これは1990年に開催された映画監督の大島渚と女優の小山明子夫妻の結婚30周年パーティーで起こった喧嘩であり、映画「火垂るの墓」などのヒットで著名であった作家・野坂昭如も出席していました。そしてパーティーの終盤、野坂が壇上で夫妻への祝辞を読んでいたのですが、読み終わると同時に野坂が大島のアゴを目掛けてパンチをお見舞いしたのです。この不意のパンチに対して、大島も持っていたマイクで応戦。会場は騒然となりました。
なぜこのような喧嘩が勃発したのでしょうか?その背景には、パーティーの進行が遅れ、大島が「野坂が帰ってしまった」と勘違いし野坂の挨拶をカットしてしまったのを、野坂が「わざと無視された」と勘違いしたという事情があります。パーティーということもあって酒も入っており、野坂が大島に手を出してしまったことで大騒動となりました。
この喧嘩の顛末ですが、その後すぐに互いが謝罪を行い和解しています。野坂に至っては、大島の妻である小山にお詫びとしてブラウスをプレゼントしたとのことです。プレゼントを贈られた小山は後年、この喧嘩について「お互いの存在を認め、これまで以上に交流が深まった」と語っています。
大島との喧嘩が語り草となっている野坂ですが、実はダウンタウンの浜田雅功とも一触即発の事態になったことがあります。これは「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」の企画「たたいてさあ何点!?」での一コマで、「相手にバレずにこっそりと叩けるか」を競う企画であったものの、途中から喧嘩口調のどつき合いが始まり、松本人志が後年語ったところによれば「普通にグーで殴り合っていた」とのこと。かなり殺伐とした収録になってしまった模様です。また、野坂は80年代に「オールナイトフジ」にてとんねるずの石橋貴明を酔った勢いで平手打ちしたという前科もあり、この手のバトルは他にも色々とあったかもしれません!
ガッツ石松vs陣内智則
最後にご紹介するのは、タレント同士の対決「ガッツ石松vs陣内智則」。これは東京進出前の若手時代の陣内が、番組対抗特番で同じチームになったガッツがボケを繰り出したのに対し、美味しいと思ったのか「何を言うとんねん!」と頭にツッコミを入れたのが事の発端でした。
ツッコミを入れた陣内に対し、何を思ったのかガッツはプロボクサーとしての現役時さながらの「右パンチ」をお見舞いしたのです。これには周囲も騒然。しかも、ガッツはそのまま収録をボイコットして帰宅してしまい、収録も一時中断せざるを得なくなってしまいました。
その後、陣内がガッツに謝罪したことで今では関係は良好とのことですが、この一件からガッツのキレやすさ・扱いづらさが露呈し、同じ元プロボクサーでタレントとして活躍する具志堅用高とは対照的に「冗談が通じない男」として、バラエティ番組での露出が減っていく結果となってしまいました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?錚々たる芸能人が、己の拳を交えて語り合ったエピソードについてご紹介しましたが、今回ご紹介した以外にも、「松本人志がNSCで同期のトミーズ雅に若手時代にシバかれかけ、以来40年間近く共演がない」「プロレスラー・前田日明が高校時代にヤンチャして、かつての横綱・輪島に喧嘩を売ろうとして失敗した」といった、特筆すべきエピソードはいくつかあります。
広い芸能界ですから、今回挙げていない中でも、芸能人同士のバトルが裏で繰り広げられていたのは想像に難くありません。今後の情報解禁で、それらのエピソードが語られることを期待したいものです!