YouTube版『芸能人vs芸能人のマジ喧嘩』もご覧ください!!
『芸能人vs芸能人のマジ喧嘩』に関する情報をYouTube動画にしております。音楽や動きを付けて、マジ喧嘩の様子を紹介しています。
桑田佳祐vs長渕剛
まずご紹介するのは、大物歌手同士の対決「桑田佳祐vs長渕剛」。この喧嘩の発端は、80年代に長渕がサザンオールスターズのライブに出演したことでした。このライブはサザンが主催していたのですが、長渕としては「共催」という認識がありました。この時点で認識の相違があったのですが、さらに演奏する順番で長渕が最初になったため、長渕は自分が「サザンの前座」をやらされたと激怒。それに加え、ライブ終盤に桑田が長渕の頭にビールをかけるという悪ノリをしたことから、両者の亀裂は決定的となりました。

亀裂が入ってしまった二人ですが、その仲違いの様子はそれぞれの作品にも見ることが出来ます。例えば、1988年に放送された長渕主演のドラマ「とんぼ」では、長渕演じる英二が乗る車にサザンの「みんなのうた」が流れた際に、英二が「そんなクソみたいな歌消せ」と怒るシーンがあります。また、桑田が1994年に発表したシングル「祭りのあと」のカップリングに収録された「すべての歌に懺悔しな!!」には「テレビにゃ出ないと言ったのに ドラマの主役にゃ燃えている」と、長渕を皮肉るような歌詞が。桑田本人はこの楽曲について長渕との関連を否定したのですが、事実上の長渕批判の楽曲であるとして、世間には浸透してしまいました。そして長渕自身からも「桑田は許さない」とのコメントが飛び出す事態に。
このように、作品を通じて互いを批判する状態が続いた両者ですが、1995年に長渕が大麻取締法違反で逮捕されたことで話題はそちらに移り、事態は一気に沈静化することとなりました。
このように、長渕との確執で有名な桑田ですが、その一方でビートたけしと一触即発になりかけたこともあります。それは1990年に公開された桑田の初監督映画「稲村ジェーン」を巡り、たけしが自身の映画批評本「仁義なき映画論」にて同作を「半分もみないうちに逃げ出したくなっちゃって、こんなに長く感じた映画は初めてだね」と酷評したのがきっかけ。それに対し桑田は、週刊誌で「つまらないというのは感性が足りないから。たけしさんは若者の気持ちが分かっていない」と反論し、喧嘩勃発かと思われました。しかしながら、その後は長渕とのような激しいバトルは特になく、たけしが翌1991年に「あの夏、いちばん静かな海。」というサーファーを題材とした映画を発表し、桑田との差を見せつけようとした程度で事は収まりました。

小沢仁志vs松田優作
次にご紹介するのは、大物俳優同士の対決「小沢仁志vs松田優作」。「顔面凶器」と呼ばれるほどの、芸能界有数の強面キャラで有名な小沢ですが、そのキャラはスクリーンの外でも健在であり、「新人にも関わらず、監督の演出が気に入らないと殴り合った」「拳で語り合い過ぎて、吉永小百合に止められた」「撮影でフィリピンに行った際、強盗に拳銃を突き付けられた」「ヤバいと思って体をよけたら、そこを弾丸が通り過ぎた」といった、規格外のエピソードも大量にあります。そんな小沢ですが、伝説の俳優・松田優作ともひと悶着を起こしています。

松田とのトラブルが発生したのは、映画監督・和泉聖治と小沢が酒場で飲んでいた時のこと。酒乱の和泉が、同席していたとある俳優の頭をボトルで割ってしまいました。その際、和泉は松田とも同時進行で喧嘩に発展しており、小沢に対し「お前は優作をやれ」を命令。小沢は何故かその気になり、「これは行くしかねえ」と松田と取っ組み合いになったとのことです。

ちなみにそのときの松田ですが、「この野郎」と血気盛んに反撃を繰り出したとのこと。松田も小沢同様に、その筋ではヤンチャな男として有名であり、ロケ先の撮影現場で暴力事件を起こして逮捕されたり、1976年公開の映画「暴力教室」では、“本物の不良”であるクールスのメンバー・舘ひろしとのリアルすぎる殴り合いを披露するなど、その血気盛んさには定評がありました。そんな二人の対決が事件に発展しなかったのは、ある意味奇跡といっても過言ではないでしょう。
大竹まことvs山瀬まみ
テレビ番組内での喧嘩が話題になったケースと言えば、「大竹まことvs山瀬まみ」が挙げられるでしょう。これは1988年に日本テレビで放送された「タモリのいたずら大全集」で、当時キレ芸に定評があった大竹と、デビューしたばかりの山瀬が共演したのがきっかけで勃発しました。

番組内では大竹が山瀬に対し「山瀬、お前失恋したんだってな」と、おそらく台本通りに絡んでいたのですが、勝気な山瀬が大竹に応戦。いつの間にか両者の間で取っ組み合いとなり、大竹が山瀬を押し倒し、上着をはぎ取るという暴挙に出ました。

その際、山瀬のマイクが壊れてしまい、それに気づいた山瀬が大竹に「マイク壊してんじゃねえよ、バーカ」と罵倒すると、大竹は「壊すってのはな、こういうのを言うんだよ」と番組のセットを豪快に破壊し始めました。もはや収拾がつかなくなり、大竹はセットを破壊した責任を取って20年間にわたり日テレへの出入り禁止処分を受けてしまいました。
ちなみにその後の二人ですが、山瀬の事務所の意向で共演NGとなっていたものの、21世紀に入ると共演が解禁に。出演番組内で当時の喧嘩を再現するなど、今ではすっかり和解している模様です。
野坂昭如vs大島渚
次にご紹介するのは、大御所作家同士の対決「野坂昭如vs大島渚」。これは1990年に開催された映画監督の大島渚と女優の小山明子夫妻の結婚30周年パーティーで起こった喧嘩であり、映画「火垂るの墓」などのヒットで著名であった作家・野坂昭如も出席していました。そしてパーティーの終盤、野坂が壇上で夫妻への祝辞を読んでいたのですが、読み終わると同時に野坂が大島のアゴを目掛けてパンチをお見舞いしたのです。この不意のパンチに対して、大島も持っていたマイクで応戦。会場は騒然となりました。
なぜこのような喧嘩が勃発したのでしょうか?その背景には、パーティーの進行が遅れ、大島が「野坂が帰ってしまった」と勘違いし野坂の挨拶をカットしてしまったのを、野坂が「わざと無視された」と勘違いしたという事情があります。パーティーということもあって酒も入っており、野坂が大島に手を出してしまったことで大騒動となりました。
この喧嘩の顛末ですが、その後すぐに互いが謝罪を行い和解しています。野坂に至っては、大島の妻である小山にお詫びとしてブラウスをプレゼントしたとのことです。プレゼントを贈られた小山は後年、この喧嘩について「お互いの存在を認め、これまで以上に交流が深まった」と語っています。

大島との喧嘩が語り草となっている野坂ですが、実はダウンタウンの浜田雅功とも一触即発の事態になったことがあります。これは「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」の企画「たたいてさあ何点!?」での一コマで、「相手にバレずにこっそりと叩けるか」を競う企画であったものの、途中から喧嘩口調のどつき合いが始まり、松本人志が後年語ったところによれば「普通にグーで殴り合っていた」とのこと。かなり殺伐とした収録になってしまった模様です。また、野坂は80年代に「オールナイトフジ」にてとんねるずの石橋貴明を酔った勢いで平手打ちしたという前科もあり、この手のバトルは他にも色々とあったかもしれません!

ガッツ石松vs陣内智則
最後にご紹介するのは、タレント同士の対決「ガッツ石松vs陣内智則」。これは東京進出前の若手時代の陣内が、番組対抗特番で同じチームになったガッツがボケを繰り出したのに対し、美味しいと思ったのか「何を言うとんねん!」と頭にツッコミを入れたのが事の発端でした。

ツッコミを入れた陣内に対し、何を思ったのかガッツはプロボクサーとしての現役時さながらの「右パンチ」をお見舞いしたのです。これには周囲も騒然。しかも、ガッツはそのまま収録をボイコットして帰宅してしまい、収録も一時中断せざるを得なくなってしまいました。
その後、陣内がガッツに謝罪したことで今では関係は良好とのことですが、この一件からガッツのキレやすさ・扱いづらさが露呈し、同じ元プロボクサーでタレントとして活躍する具志堅用高とは対照的に「冗談が通じない男」として、バラエティ番組での露出が減っていく結果となってしまいました。

まとめ
いかがでしたでしょうか?錚々たる芸能人が、己の拳を交えて語り合ったエピソードについてご紹介しましたが、今回ご紹介した以外にも、「松本人志がNSCで同期のトミーズ雅に若手時代にシバかれかけ、以来40年間近く共演がない」「プロレスラー・前田日明が高校時代にヤンチャして、かつての横綱・輪島に喧嘩を売ろうとして失敗した」といった、特筆すべきエピソードはいくつかあります。

広い芸能界ですから、今回挙げていない中でも、芸能人同士のバトルが裏で繰り広げられていたのは想像に難くありません。今後の情報解禁で、それらのエピソードが語られることを期待したいものです!

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