渡辺謙主演「炎立つ」は平安時代から鎌倉時代まで奥州藤原氏を描いた大河ドラマ!

渡辺謙主演「炎立つ」は平安時代から鎌倉時代まで奥州藤原氏を描いた大河ドラマ!

「炎立つ」は安時代から鎌倉時代まで奥州藤原氏が滅亡するまでを描いたドラマです。全部で3部構成になっていて渡辺謙さんは1,2部と3部では別の人物を演じました。


「炎立つ」はいつ放送されていた?

「炎立つ」は第32回目の大河ドラマ。1993年7月から1994年3月までの8カ月放送されました。

大河ドラマは基本的に1年放送ですが、1993年から1994年にかけて「琉球の風」「炎立つ」「花の乱」の3作は短く放送されたんです。

当時、大河ドラマの視聴率低迷をなんとかしようと朝ドラのように半年放送にしようという試みがあったのです。「炎立つ」は3月に終了、次の「花の乱」は4月から10月まで放送する予定だったのですが、「琉球の風」「炎立つ」の視聴率が振るわなかったこともあり、「花の乱」は12月まで放送、1995年の「八代将軍吉宗」からは再び1年放送になりました。

大河ドラマ=1月から12月までというのが定着していますから、7月や4月から放送を開始しても見過ごしてしまっている人もいたでしょうね。

「炎立つ」のあらすじ

大河ドラマは1人の歴史上の人物の生涯を描いた作品がほとんどですが「炎立つ」は奥州藤原氏の他場から滅亡までを描いています。ですから平安時代初期から鎌倉時代までとかなり長いんです。放送期間は8カ月と短いのに、劇中の時間は長いんですね。

三部構成になっていてそれぞれメインの人物も異なります。

第一部

奥州藤原氏の元祖ともいえる藤原経清の生涯を描いています。藤原経清を演じたのは渡辺謙さんです。

藤原経清は本来名門の出身だったのですが、親の代の不祥事が原因で、奥州に移り住むことになりました。そして朝廷のやり方に失望していたところ、安倍一族の思想に共感するようになります。

そして安倍一族の女性と結婚。清丸(のちの清衡)が誕生します。初めは源頼義の味方をしていたのですが、平永衡が暗殺されたことを知り、安部一族の味方をし、源氏と戦うようになります。

黄海の戦いでは、源頼義と義家に勝利しますが、見逃すのです。続く厨川の戦いでは激戦の末、義家に降伏します。藤原経清の人柄を認めた頼義に家来にならないかと誘われるのですが面と向かって罵倒したため瀬田剛介に首を切られるという非業の死を遂げます。

ここまでで全12回でした。

第二部

藤原経清の息子、清衡が主人公。清衡を演じたのは村上弘明さんです。

父の死後、母は清原武貞と再婚。清原経清と名乗るようになります。母は藤原氏の再建を経清に託していました。ですが、再婚後に生んだ家衡が心配になり、経清と家衡が対立したときには家衡につくようになりました。兄弟の対立が本格化し、母は和解させようとしてのですが叶いませんでした。
経清は後三年の役で家衡に勝ちます。この時、源義家の助力を借りていました。清原氏を倒し、父の仇討ちに成功しました。。

藤原姓に戻します。奥州藤原氏初代となり平泉に中尊寺を築きます。

第二部は全8話でした。

第三部

奥州藤原氏の2代目は藤原基衡(清衡の次男)になるのですが、その時代を含む1125年から1169年はドラマではカットされています。

第三部の主人公は3代目藤原秀衡から引き継ぎ奥州藤原氏の後継ぎとなった4代目の藤原泰衡です。秀衡は渡瀬恒彦さん、泰衡は再び渡辺謙さんが演じています。

時代は源頼朝を盟主とする東国武家政権樹立に向かっていました。そんな中頼朝の考えが理解できず島流しになった義経を秀衡は庇護します。義経は子を連れていて子も匿ったのです。ですがしばらくして病気で亡くなってしまいました。

泰衡は勉強が得意で武芸は苦手でした。秀衡亡き後は、鎌倉との和平を目指し、鎌倉に行き頼朝と面会。戦わずしてまとめようとしたんですね。

苦悩の末、自分の命と引き換えに奥州を守るべく、平泉を頼朝に明け渡します。そして一人で逃避行を続けていくのですが、いつしか先祖経清の姿になり昇天していきました。

第三部は全15話です。

壮大なストーリーですが他の大河ドラマに比べるとやはり駆け足になってしまいますね。

原作者とNHKに軋轢があった?

「炎立つ」の原作は高橋克彦さんの同名小説「炎立つ」です。1992年12月から1994年5月にかけて単行本が発刊されました。

そう、ギリギリなんですよね。先行公開という形で小説が先に発売され、それを元に中島丈博さんが脚本化し、ドラマにしていたのです。

ですが高橋さんの執筆が予定よりも遅れてしまい、第二部あたりから中島さんの脚本が先行してしまう形になってしまいました。第二部中盤以降はNHKの主導の元ストーリーが展開されたのです。そのせいもあり、一部、二部は「原作:高橋克彦」という表記になっていますが、第三部は「高橋克彦・作「炎立つ」より」という表記になっています。

執筆が遅れてしまったのだから仕方がないとは思いますが、初めから計画に無理があったようにも思えますよね。

また、出演者との間でも悶着があったようです。当初藤原秀衡は北大路欣也さんが演じる予定でした。番線素材なども作られていたのですが降板し、渡瀬恒彦さんに代わっています。脚本の遅れでスケジュールがずれたことが理由とされていますが、中島さんの脚本の内容に不満があって降板したと中島さんの著書で語られています。

代役の渡瀬恒彦さんとの関係も良好とは言えず、渡瀬さんがセリフを変えてアドリブで演じたこともあったそうです。色々問題があったドラマだったんですね。

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