日本のアラン・ドロンとも呼ばれた田村正和の代表作、集めました。

日本のアラン・ドロンとも呼ばれた田村正和の代表作、集めました。

言うまでもなく、アラン・ドロンは当時ハンサムの代名詞。日本のアラン・ドロンと呼ばれた田村正和ですが、ハンサム以外にアラン・ドロンとの共通点は、ない。と言うことで(何が)、思いのほか幅広い演技をする田村正和の代表作集です。


もういつもの、というか見慣れた田村正和ですね。髪形も不動です(笑)。そう考えるとスゴイですよね。きっちりスタイルを確立したというわけです。
続いて「子供が見てるでしょ!」「パパはニュースキャスター」「パパは年中苦労する」など数々のコメディドラマに主演し好評を博しました。

ニューヨーク恋物語

80年代の田村正和はホームコメディドラマだけではありません。時代の流れということもあったのでしょうが、そうですトレンディドラマもあります。何と言っても田村正和自身がとても気に入っているという「ニューヨーク恋物語」ですね。

田村正和以外にも岸本加世子、真田広之、柳葉敏郎、夏桂子に五十嵐いづみと主役級の役者が多数出ていて豪華でした。あ、忘れてはいけません。桜田淳子、とても可愛かったです。
主題歌が井上陽水の「リバーサイドホテル」で、これも話題となりましたね。しかし、不思議なことに「ニューヨーク恋物語」は今まで1度もソフト化されていないんですよ。

因みに1990年放送の「男と女 ニューヨーク恋物語II(全10回)」も田村正和主演ですが、これは「ニューヨーク恋物語」とはまったく別の物語です。

古畑任三郎

二枚目でダンディな男、悩み多きコミカルな夫、頑固で涙もろい父親。幅広く役をこなしていったのが90年代の田村正和。「勝海舟」などの時代劇にも相変わらず出ていますが、ホームコメディは最高です。「カミさんの悪口」なんて素晴らしすぎですよ。
しかし、しかしです。90年代を代表する田村正和の作品となると、はやり「古畑任三郎」ですよね。

「古畑任三郎」。いやぁ、面白かったですねぇ。大物俳優が犯人というのも良かった。当時は多くの役者が「古畑任三郎」の犯人役をやりたがったという話を聞いたことがあります。
そして、この作品で脚本の三谷幸喜も大ブレイクしましたね。

「古畑任三郎」は、1994年4月の放送開始以来、2nd season、3nd season、それ以外にも様々なスペシャル番組が制作され2008年6月まで続きました。

おそらく今後はもう田村正和はドラマや映画に出ることはないと言われています。残念ですが仕方のないことなのでしょう。
なので、最後の映画出演となると2007年公開の映画「ラストラブ」となります。これは田村正和が大変気に入っていたというドラマ「ニューヨーク恋物語」の主人公の20年後をモチーフとしています。
そして、最後のドラマとなるとなるのが「眠狂四郎 The Final」。眠狂四郎 です。映画、ドラマ共に思い入れのある作品を最終作にえらんだということです。おそらく最後となるのであろうインタビューで「役者に思い残すことはない」という田村正和の言葉に素直にうなずけます。

ニヒルなまなざしに相反するような屈託のない笑顔。ハンサムな役者は数多いですが、田村正和のような役者はそうそういないですよ。

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古畑任三郎 田村正和

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