離婚後、SAMが女性と交際、安室は、彼の再婚や息子の将来を考え、2005年に家庭裁判所に「親権を返してほしい」と申し立てました。そして、調停の末、2005年8月に親権はSAMから安室奈美恵に移りました。
中山美穂は、子どもを日本に連れて帰れなかった
80年代アイドル中山美穂(1970年3月1日 - )は、2002年6月3日にミュージシャンで小説家の辻仁成と結婚しました。同年芸能活動を一時休止し、フランス・パリに移住、2004年に第一子となる十斗(じゅうと)君が誕生しました。
2014年7月8日、辻仁成と協議離婚が成立。子どもの親権は父親である辻仁成が獲得しました。親権を母親の中山美穂ではなく、父親の辻が得たことで話題になりましたが、理由は子どもの意思だそうです。辻は中山との結婚は、再婚です。前回の離婚で親権は妻の南果歩が獲得。子供に自由に会えないことを後悔していたようです。
中山美穂と辻仁成の離婚は特殊なケースです。
家族は日本ではなくフランスのパリ在住ですから、ハーグ条約が適応されると思われます。
ハーグ条約は、国境を越え子どもが強制的に連れ去られたときに子どもを元の居住国に返還するため締約国間の協力等について定めた条約です。
驚いたことに中山と辻の離婚が成立する3ヶ月前の2014年4月に日本もハーグ条約に加盟しました。
離婚発表当初は、中山美穂と渋谷慶一郎の関係が取りた出されましたが、ハーグ条約の「子供は元いた国(この家族はフランス)で暮らす」考え方では、父親がこれまで通りフランスに在住すれば、中山が日本に子供を連れて帰ることは困難になります。
最近の父親が親権を獲得したケース
2017年に離婚したお笑いコンビ『ココリコ』の田中直樹と女優の小日向しえの二人の子どもの親権は父親に。2019年12月4日に離婚したタレントのあびる優と格闘家の才賀紀左衛門の子どもの親権も父親が獲得しています。
今後、母親に親権の返還はあるのか。
男の離婚戦略
裁判所が認める「離婚原因」から、「慰謝料」「養育費」などお金の問題、「親権」「面会」などの子どもの問題について。