くじらぐも なかがわりえこ作
4じかんめの ことです。
1ねん2くみの 子どもたちが たいそうを していると、そらに、大きな くじらが あらわれました。
「1,2,3,4」
くじらも たいそうを はじめました。
あさ
あさ あさ あかるい あさ
スイミー レオ=レオニ作
広い 海の どこかに 小さな 魚の きょうだいたちが たのしく くらしてた。
みんな あかいのに 一ぴきだけは からすがいよりも まっくろ。でも およぐのは だれよりも はやかった。
なまえは スイミー。
チックとタック 千葉 省三作
おじさんのうちの「ボンボンどけい」のなかに、こどもがふたあり(ふたり)いるんですよ。
うそなもんですか。このおじさんが、ゆうべ、ちゃあんと(ちゃんと)みたんだから。
白いぼうし あまんきみこ作
「これはレモンのにおいですか?」
ほりばたでのせたお客のしんしが話しかけました。
「いいえ、夏みかんですよ。」
ちいちゃんのかげおくり あまんきみこ
「かげおくり」って遊びをちいちゃんに教えてくれたのは、お父さんでした。
2 出征する前の日、お父さんは、ちいちゃん、お兄ちゃん、お母さんをつれて、先祖のはかまいりに行きました。その帰り道、青い空を見上げたお父さんが、つぶやきました。
お父さん 「かげおくりのよくできそうな空だなあ。」
とびこめ レフ・トルストイ
いっそうの船が、世界を航海して、帰りの旅をしていました。
大きな猿が一匹、みんなの中でふざけ回って、人々を楽しませていました。
突然猿は、船長の息子で、12歳になる少年に飛びかかり、少年の頭から帽子をひったくると、するするとマストへよじ登ってしまいました。
モチモチの木 斉藤隆介作
まったく豆太ほどおくびょうなやつはない。もう五つにもなったんだから、夜中に一人でせっちんぐらいに行けたっていい。
スーホの白い馬 モンゴル民話
モンゴルの草原に、スーホという貧しい羊飼いの少年が住んでいました。
スーホは、毎日おばあさんを手伝って、羊を広い草原につれていきました。
ある日スーホが羊を連れて草原に行くと、そこで真っ白い子馬と出会いました。
ごんぎつね 新美南吉作
これは、わたしが小さいときに、村の茂兵(もへい)というおじいさんからきいたお話です。
むかしは、わたしたちの村のちかくの、中山というところに小さなお城(しろ)があって、中山さまというおとのさまがおられたそうです。
その中山から、すこしはなれた山の中に、「ごんぎつね」というきつねがいました。ごんは、ひとりぼっちの小ぎつねで、しだのいっぱいしげった森の中に穴(あな)をほって住んでいました
赤い実はじけた 名木田恵子
「食っちゃうなんてかわいそうな気もするけど、どうせなら、おれはこんなにうまいんだぞって、魚にいばらせてやれるような、日本一の魚屋になりたいんだ。」そのときだ。綾子の胸が急に苦しくなってきて、特大のパチンが来たのは――。
赤十字の父 アンリー・デュナン
赤十字の父とよばれるアンリー・デュナンは、今から約百八十年前の一八二八年五月八日、ス
。もえるような人間愛とすぐれた行動力によって、その設立に力をつくしたのである
やまなし 宮沢賢治
一 五月
二ひきのかにの子供らが、青白い水の底で話していました。
「クラムボンは 笑ったよ。」
「クラムボンは かぷかぷ笑ったよ。」
田中正造 上 笙一郎著
最後は、ずだ袋一つだった。
(田中正造は現在教科書には載っていませんが、昨年山本太郎議員が園遊会で天皇陛下に手紙を直接渡そうとした事件で、再注目されました。)
木龍うるし
権八 (やがて)こら藤六
藤六 あいよ(ズイコ ズイコ)
権八 おめえののこぎりを貸せ。おらのはちっとも切れん。
藤六 あいよ(すぐ取りかえてやる)
二人、しばらく木を切っている。
勉強はきらいだったのに、どれもよく覚えているのはなぜでしょうか。