板尾係長(課長⇒部長⇒人事部長⇒専務、「ものごっつ」では社長)

ベタなコント、下品なネタ、体当たり系に内輪ウケと何でもありだった「ごっつええ感じ」。好きなコーナーは多々あれど、板尾のコントと言われれば真っ先に「板尾係長」を思い浮かべます。
シュールの意味もよく分かりませんでしたが、ボソッと一言で勝負できるのは板尾創路かふかわりょうくらいだと思っていたあの頃。
当時、ダウンタウンの番組で大喜利コーナーがあれば常に板尾が強く、後にNHKの「ケータイ大喜利」では審査委員長を務めたことを思えば、やはりその言葉センスは独特なモノがあったのでしょう。
コントの流れ(めちゃ短いです)
当時、同じく板尾っぽい雰囲気がムンムンと漂っていたのは「シンガー板尾」。
こちらも板尾じゃないと務まらないようなアドリブネタ(?)でした。
後にNHKの「ケータイ大喜利」では、今田耕司のMCで千原ジュニアと一緒に大喜利を評価していました。この番組、毎週観ていました。
板尾創路という男
板尾創路は吉本興業でダウンタウンの3年後輩(NSC4期生)。
ただしタウンタウンの二人とは同学年で、NSCに入る前にはトラックの運転手をやっていました。
ほんこんと130Rというコンビを組んでいます、近年はほとんど稼働していませんが。ちなみに父親が川柳家 というところに、どことなくルーツを感じます。
130Rというコンビ名は島田紳助の個人事務所名から
130R - Wikipedia
両親がケーキ屋を営んでおり、ケーキを持って島田紳助に弟子入り志願したという逸話があります。
関西でダウンタウンが司会を務めていた「4時ですよーだ」に出演し、1991年からは「ごっつええ感じ」にレギュラー出演して知名度が全国区となりました。
こちらでも赤裸々に語られている通り、おそらく無類の風俗好きだったようです。
1994年、青少年保護条例違反容疑で逮捕され謹慎処分をうけていますが、それも風俗絡みだったのかもしれません。
強度の天然キャラらしい
「アメトーーク!」や「やりすぎコージー」では板尾の天然ぶりが特集されたことがありました。
-エビフライ定食を注文しエビフライを残した。
-野球ゲームファミスタでコンピューター同士を対戦させ、観戦した。
-9時間の生番組で勝手に帰った。
-間違えて他人の携帯電話でメールを打つ。
-生放送番組で最後の締めを無言で終わった。
なんだかんだで下ネタが多いですが、話を聞いていると松本に愛されてるんだな~って感じますね。
2000年代になると役者としての活動が目立ち、自身もインタビューで「もう僕らの時代じゃない。」「笑いに未練もない。」などとと語っています。でも大喜利ナンバーワン決定戦などがあったら、やっぱり出てほしいな~と思います。