調べていると、意外なあのバンドやあの人もストリート出身だったんだ!と驚かされたりします!
売れた後でも変わらずに、これまで路上ライブに足を運び支えてくれたファンたちを大切にする姿がまた素敵なんですよね☆
シャ乱Q


1988年に結成。メンバーは5人。
1990年代に関西のアマチュアバンドとともに「すっぽんファミリー」を結成し、かつて東京原宿に存在した歩行者天国「ホコ天」に対抗し、通称「城天(しろてん)」と呼ばれていた大阪城公園でのストリートライブで活動していた。
「上・京・物・語」「シングルベッド」がヒットし、「ズルい女」が大ブレイク。
ビジュアルはとにかく関西バンドらしくド派手。ねっとりとしたつんくの歌い方も特徴的だった。
ゆず


フォークデュオ。1996年に結成。
横浜松坂屋前で路上ライブを行っていた、ストリートミュージシャンのパイオニア的な存在。
結成後すぐにオリジナル曲を制作しめきめきと人気を獲て、人が集まりすぎたため安全面から路上ライブは1998年の8月をもって終了した。最終日には7500人の観客が集まった。
デビュー作「夏色」や「栄光の架橋」が大ヒット。
二人の声の相性の良さや素朴で爽やかな人柄が人気。
コブクロ


フォークデュオ。1998年に結成。
小渕と黒田はそれぞれ単独で路上ライブを行っており、黒田の路上ライブで小渕がギターのサポートをしていた際に毎週末200~300人の人だかりができるほどの人気が出て、黒田が小渕にユニットを組もうと持ちかけたことから結成となった。
「桜」「蕾」などがヒットした。
ユニット名は2人の名字である小渕(コブチ)と黒田(クロダ)を短縮したもの。
いきものがかり


男性2人、女性1人の男女3人バンド。1999年に結成。
男性メンバーの水野と山下が小学生の頃に生き物係をやっていた共通点からこのバンド名になった。ボーカルの吉岡はこのバンド名が気に入っている模様。
水野と山下が神奈川県の相模大野駅前で路上ライブ活動を始め、吉岡が加わってから本厚木駅や海老名駅へ拠点を移した。
2000年9月にメンバーの受験のため一度解散したが、大学進学後に再結成し路上ライブからライブハウスでの活動にシフトチェンジした。
「ありがとう」「じょいふる」などがヒットした。
WaT


フォークデュオ。2002年に結成。
幼少期から子役やモデルとして活躍していたウエンツ瑛士、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを獲得し、既に俳優業をしていた小池徹平が誰の力も借りずに自発的にユニットを組み、代々木公園近辺で路上ライブを始めたのが始まり。
小池はコブクロのファンとのこと。
結成当初はユニット名も付けておらず遊び感覚だった。当初はカバー曲を歌っていたが、そのうちオリジナル曲が中心となり、学園祭を回るようになった。
2003年末に大ブレイクを遂げてからは、彼らを見ようと大多数の観客が集まるようになったため路上ライブは終了した。
その後は学園祭やインストアライブを行い、インディーズデビュー→メジャーデビューと着々とキャリアを築いていった。
「僕のキモチ」「5センチ。」などがヒット。それぞれソロとしても活動した。
ももいろクローバーZ


女性4人からなるアイドルユニット。
「ももいろクローバー」から「ももいろクローバーZ」に改名。結成当初は6人であった。
当初はメンバーが中学生や高校生だったことから、「週末ヒロイン」と称して土日を中心に活動した。
多くの人々から愛されるアイドルとして成就するために努力を強いられ、路上ライブからスタートした。
以降、ワゴン車で車中泊をしながら全国の家電量販店を回り、店先でパフォーマンスをしCDを手売りするなど2年ほどの下積みを経験した。
ひたむきで元気いっぱいなパフォーマンスが特徴。そのエネルギッシュで迫力のあるライブにより、多くのロックアーティストからも支持を受け、ロックフェスに招聘されるほど。
「行くぜっ!怪盗少女」「Z女戦争」などが大ヒットした。
YUI


ソロの女性シンガーソングライター。2005年にメジャーデビュー。
アヴリル・ラヴィーンに衝撃を受け、自作曲を精力的に制作し、福岡市天神の路上で歌っていた。
可愛いらしいビジュアルでありながら、ラフな格好であぐらをかきギターを弾き語りするという姿とのギャップに定評がある。
某有名レコード会社のオーディションを受け、圧倒的なパフォーマンスを披露し最高得点を得て、各レーベルで争奪戦となりデビューした。
「CHE.R.RY」「LOVE & TRUTH」など大ヒットした。
2013年からはロックバンド「FLOWER FLOWER」のボーカリスト兼ギタリストとして活動している。
Do As Infinity


男女2人組の音楽ユニット。1999年に結成。
結成当初は男性2人、女性1人の3人体制だった。
デビュー前、プロモーションの一環として渋谷ハチ公前を中心に全国各地で路上ライブを実施しMDも無料配布されていた。
路上ライブ通算100回を達成した記念公演は、渋谷公会堂にて無料で行われた。
ファースト・アルバム発表後は全国各地でのイベント出演が中心となり、連日のように路上ライブを行うことはなくなった。
デビュー1周年の際、メンバーの強い要望により、渋谷ハチ公前にて路上ライブを実施したが、あまりの動員数により途中で中止し、路上ライブはこのときが最後となった。
Hysteric Blue


女性1人、男性2人の3人によるロックバンド。1997年に結成。
通称「城天」と呼ばれる、かつてはシャ乱Qも路上ライブを行っていた大阪城公園前ストリート・ライブ天国で、ボーカルのTamaとドラムのたくやがパフォーマンスをしていたところをギターのナオキが見ていて声をかけたのがきっかけ。
「春~spring~」「なぜ…」など、若者を中心にヒットした。
現在は活動休止中。
奥華子


ソロの女性シンガーソングライター。2005年にメジャーデビュー。
インディーズ時代からメジャーデビュー後の数年間ほど、各地でキーボードの弾き語りスタイルで路上ライブや学園祭でのパフォーマンスを行っており、現在でも無料ライブという形で路上ライブ活動を続けている。
路上ライブを始めてわずか1年間で約2万枚の自主制作CDを手売りし、また1日の自主制作CDの最高売上枚数が488枚を記録した。また、5時間で90曲に及ぶ路上ライブを敢行するなど、大変精力的である。
路上ライブでの多くの出会いを大切にし、それを曲にしたりもする。
アニメ映画『時をかける少女』の主題歌「ガーネット」はロングセラーとなった。
赤いメガネがトレードマーク。
川嶋あい


ソロの女性シンガーソングライター。2003年デビュー。
2002年、高校生の頃に歌手を目指して路上ライブ活動をスタートした。
路上ライブ活動を3年間続けた際に目標であった路上ライブ数1000回を達成し、CDを5000枚を手売りするという目標も達成した。
この健気でひたむきな活動の姿勢から「路上の天使」と呼ばれ、透明感のある歌声は「天使の歌声」と言われる。
「見えない翼」「My Love」がヒットした。
歌手活動以外に、社会貢献活動も精力的に行っている。
ストリート出身のミュージシャンのまとめはいかがでしたでしょうか?
勢力的に路上ライブの活動をしてきたミュージシャンの皆さんは、とても苦労している方が多いですね。
勿論、どのアーティストも有名になるまでに相当な努力をし、苦労を味わってきていることには変わりませんが…。
自分が地元でよく見かけるストリートミュージシャンの方々が、数年後に有名人になっていることもあるかもしれませんね!