1976年の邦楽ヒット曲 ランキング。売上枚数「年間ベスト10」はこの曲だ!

1976年の邦楽ヒット曲 ランキング。売上枚数「年間ベスト10」はこの曲だ!

フォークありニューミュージックあり、歌謡曲に演歌に洋楽。更には童謡と、70年代で最も多彩な楽曲がヒットした1976年の音楽売上チャート。改めて見てみると、個性が強いミュージャンばかりです。


1976年

1976年といえば、1月20日に大和運輸(現:ヤマトホールディングス)が「宅急便」を始めた年です。今では信じられませんが、初日の引受個数はわずか2個だったそうですよ。
テレビでは「徹子の部屋」が放送開始され、日清食品からは「日清焼そばU.F.O.」が発売された年でもあります。

1976年5月21日発売。

日清焼そばU.F.O.

日清食品は他にも「どん兵衛きつねうどん」を発売しています。6月にはアントニオ猪木対モハメド・アリの世紀の一戦が行われ、7月にはモントリオールオリンピック開催。あと忘れてはいけないのが、少年ジャンプで漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の連載が開始されたにもこの年です。
いろんな事が起こった1976年、さて音楽界にはどのような動きがあったのでしょうか?!それでは行ってみましょう。レコード売上枚数でみる年間ベスト10!

第10位 あの日にかえりたい

ユーミンが音楽プロデューサーの松任谷正隆と結婚したのが、この年の11月29日。1976年は幸せの絶頂にあったんですね。6枚目のシングル「あの日にかえりたい」の売上枚数は53.9万枚。発売日は1975年10月5日なので、時間をかけてジワジワと売れてきたようです。いついかなる時に聴いても掛け値なしの名曲です。

作詞:荒井由実 
作曲:荒井由実

歌:荒井由実

あの日にかえりたい

まさにニューミュージック。シンガーソングライターは、ユーミンの登場によって、四畳半一間の貧しいイメージが付きまとったフォークソングから、鮮やかな都会のイメージへと新たな時代に突入しました。

この映像に写っているユーミンのバックでキーボードを演奏しているのがご主人となる松任谷正隆ですね。さすがに二人とも若い、若い!

第9位 わかって下さい

1976年に61.4万枚を売り上げ9位となったのは因幡晃の「わかって下さい」です。今でも耳にすることの多い曲ですね。

作詞:因幡晃 
作曲:因幡晃

歌:因幡晃

わかって下さい

「わかって下さい」は因幡晃のデビュー曲です。第10回ヤマハポピュラーソングコンテストで最優秀曲賞を受賞し、第6回世界歌謡祭で入賞という輝かしい実績を残してのデビューでした。
実力は折り紙つきな訳ですが、今でも現役バリバリで活動されてます。そこがまた素晴らしい!

第8位 横須賀ストーリー

ニューミュージック、フォークときては、歌謡界も黙っちゃおられないということで(勿論そうゆう事ではありませんが)、山口百恵の登場です。65.4万枚を売り上げた「横須賀ストーリー」、歌謡曲とはいえ作曲はダウンタウン・ブギウギ・バンドの宇崎竜童。ですが、この曲、宇崎竜童も素晴らしですが、歌詞が最高です。阿木燿子の素晴らしい仕事っぷりに脱帽するしかない、それが「横須賀ストーリー」なのです。

作詞:阿木燿子 
作曲:宇崎竜童

歌:山口百恵

いきなりの「これっきり、これっきり、もう、これっきりですか?」とは書けそうでいて凡人には絶対に書けない歌詞ですよね。つかみはOKとは正にこのことでしょう。

第7位 あなただけを

あおい輝彦の最大のヒット曲「あなただけを」が、72.3万枚を売り上げての7位ですね。あおい輝彦といえば、アニメ「あしたのジョー」で主人公の矢吹 丈を演じたことで知られていますが、そもそもデビューはジャニーズなんですよね。バリバリのアイドルなんです。

作詞:大野真澄 
作曲:常富喜雄

歌:あおい輝彦

このジャケットの出で立ち、アイドルとは思えませんね。時代は変わるということでしょう。あちら側の方か演歌歌手といった趣ですが、曲はそうではありません。加山雄三を彷彿とさせるポップな湘南サウンドといってもいいような佳曲です。

それにしても良い曲です。ヒットしたことも頷けます。作詞を担当した大野真澄とは、「GARO」のメンバーで「学生街の喫茶店」などを歌っていたボーカルです。作曲の常富喜雄は、吉田拓郎のバックバンドととしても知られている「猫」のメンバーです。

第6位 俺たちの旅

6位は、中村雅俊ですね。売上枚数75.7万枚の「俺たちの旅」ですが、これも小椋佳によるものですから歌謡曲という感じしませんねぇ。勿論すばらしい曲に違いはありません。

作詞:小椋佳 
作曲:小椋佳

歌:中村雅俊

俺たちの旅

この曲は1975年10月5日から1976年10月10日まで毎週日曜日に放送されていた同名のテレビドラマの主題歌です。主演はもちろん中村雅俊。70年代後半に青春時代を過ごした方であれば、知らない者は居ないと言われるほどヒットしたドラマです。その主題歌ですからヒットしないわけがない。とは言え、良い曲なんですよねぇ。中村雅俊の声やキャラクターにとてもあってます。

第5位 岸壁の母

岸壁の母というのは、第二次世界大戦後、ソ連による抑留から解放されて帰ってくる息子の帰りを待ちわびる母親のことだそうです。「岸壁の母」は歌にも映画にもなり共に大ヒットしています。実話に基づいた内容だけにリアリティがあります。歌ったのは二葉百合子、77.4万枚を売り上げました。

作詞:藤田まさと 
作曲:平川浪竜

歌:二葉百合子

岸壁の母

なんというか、二葉百合子がこの歌のモデルなのではないかと錯覚しそうなほどピッタリですよね。「主人公の母親は私だ」と言ったとしても、誰も疑わなかったでしょう。

「岸壁の母」といえば、二葉百合子の印象が強く、彼女の代表曲となっていますが、実はカバーなんです。オリジナルは菊池章子が昭和29年(1954年)9月に発売され、やはり100万枚という大ヒットとなっています。

第4位 木綿のハンカチーフ

86.7万枚、「木綿のハンカチーフ」。これはもう永遠の青春ソングでしょう。太田裕美を一躍スターにし、チェリッシュ、平尾昌晃に始まり桑田佳祐、椎名林檎、岡村靖幸、いきものがかり、真心ブラザーズなどなど、信じられないくらい多くのアーティストからカバーされている大名曲ですね。

作詞:松本隆 
作曲:筒美京平

歌:太田裕美

木綿のハンカチーフ

ボブ・ディランの「スペイン革のブーツ」という曲をベースにしているとはいえ、歌詞が秀逸です。結構ウエットな内容であるにも関わらず、それを無視した太田裕美のきっぷのいい歌いっぷりが曲の良さを引き出しています。

歌謡界最高のヒットメーカーである筒美京平の代表曲でもありますね。いや、素晴らしい!!

第3位 北の宿から

「岸壁の母」もいいんですが、1976年を代表する演歌となると、やはりこの曲でしょう。都はるみの代表曲ともなった「北の宿から」です。売上枚数87.7万枚、堂々の第3位です!

作詞:阿久悠 
作曲:小林亜星

歌:都はるみ

歌の上手さは当時既に証明済みであった都はるみですが、それでも上手いと唸ってしまう素晴らしさ。表現力とか並みじゃない、というか怪物級ですね。

この曲で第18回日本レコード大賞、FNS歌謡祭最優秀グランプリなどをはじめ多くの音楽大賞を受賞しています。それはそれとして、都はるみは当時まだ28歳なんですね。

第2位 ビューティフル・サンデー

ちっと珍しいのですが、1976年のシングル売り上げの第2位は洋楽です。オリコンチャートで15週連続で1位となり、オリコン洋楽チャートではなんと21週連続で1位というメガ・ヒットを記録したダニエル・ブーンの「ビューティフル・サンデー」。

作詞:ダニエル・ブーン 
作曲:ロッド・マックイーン

歌:ダニエル・ブーン

ビューティフル・サンデー

売上枚数190.9万枚。売れに売れました。前年はミリオン・シングルは1枚もありませんでしたからねぇ。憂さを晴らすかのごとき、会心の一撃って感じです。

関連する投稿


放送51周年!『俺たちの旅』スペシャルコンサートに上村香子が全公演ゲスト出演決定!

放送51周年!『俺たちの旅』スペシャルコンサートに上村香子が全公演ゲスト出演決定!

1975年放送の青春ドラマ『俺たちの旅』放送51周年を記念したスペシャルコンサートが、2026年10月より全国5都市で開催されます。中村雅俊ら主要キャストに加え、グズ六の妻・紀子さん役の上村香子さんが全公演にゲスト出演決定。名場面や名曲、当時の秘話を楽しめるファン必見のイベントです。


ドラマ『俺たちの旅』50周年!中村雅俊、秋野太作、田中健、岡田奈々が再集結する2026年秋ツアー決定

ドラマ『俺たちの旅』50周年!中村雅俊、秋野太作、田中健、岡田奈々が再集結する2026年秋ツアー決定

1975年の放送開始から50年。伝説の青春ドラマ『俺たちの旅』の主要キャスト4名(中村雅俊、秋野太作、田中健、岡田奈々)によるスペシャルコンサートの2026年秋ツアー開催が決定しました。各地で完売が相次いだ熱狂を受け、内容を一新。名曲と共に、今だから語れる秘話が詰まった夢のステージが再び幕を開けます。


吉田拓郎からVaundyまで!『日本ポップス史 1966-2023』発売

吉田拓郎からVaundyまで!『日本ポップス史 1966-2023』発売

NHK出版より、音楽評論家スージー鈴木氏による新刊『日本ポップス史 1966-2023 あの音楽家の何がすごかったのか』が11月10日に発売。1966年以降の日本の大衆音楽を「時代性」と「大衆性」の視点から通史として紐解く決定版です。吉田拓郎、荒井由実、桑田佳祐から米津玄師、Vaundyまで、レジェンドたちの功績と系譜を一本の軸でつなぎます。


西本智実&三浦祐太朗が出演!山口百恵作品オーケストラ公演『ノスタルジー2025』のセットリストが発表!!

西本智実&三浦祐太朗が出演!山口百恵作品オーケストラ公演『ノスタルジー2025』のセットリストが発表!!

山口百恵の作品をフルオーケストラで演奏する真夏の音楽の祭典「西本智実『ノスタルジー』with三浦祐太朗-山口百恵名曲集2025-」(新制作版)が開催されます。


【1975年】50年前に一番売れた曲は『昭和・・・』オリコン年間トップ10を振り返る!

【1975年】50年前に一番売れた曲は『昭和・・・』オリコン年間トップ10を振り返る!

今から50年前の1975年、歌謡界ではどのような曲がヒットしたのでしょうか。今回は、オリコンの年間シングルチャートトップ10を紹介し、ミドルエッジ世代の方にとって、恐らく聴きなじみがあるであろう10曲を振り返ります。第1位は、・・・・あのデュオの曲です。


最新の投稿


錦織一清、還暦イヤーを飾る初のソロ写真集&カレンダー発売!“ニッキ”の今を詰め込んだ永久保存版

錦織一清、還暦イヤーを飾る初のソロ写真集&カレンダー発売!“ニッキ”の今を詰め込んだ永久保存版

俳優、演出家、シンガーとして活躍する錦織一清が、2025年5月に迎えた還暦イヤーの締めくくりとして、人生初となるソロ写真集&カレンダー『言魂 -10カラットの呟きと共に-』を2026年5月29日に発売。本人プロデュースによる日常の風景や自ら吐露した10の呟きなど、現在の彼の魅力を凝縮した一冊となっている。


世界的ヒット作「テトリス」がボードゲームに!リアルなブロックを“手で積む”新感覚の対戦が熱い

世界的ヒット作「テトリス」がボードゲームに!リアルなブロックを“手で積む”新感覚の対戦が熱い

デジタルゲームの金字塔『テトリス』が、実際にブロックを手に取って積み上げる『テトリスボードゲーム』として2026年4月下旬に発売決定!2〜4人での同時対戦が可能で、カードによる駆け引きや「オジャマミノ」による妨害要素も。デジタルとは一味違う、空間認識力と戦略性が試されるアナログならではの魅力を紹介。


昭和100年の節目に楽しむ「昭和レトロWEEK!」TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』で開催

昭和100年の節目に楽しむ「昭和レトロWEEK!」TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』で開催

TBSラジオの人気番組『ジェーン・スー 生活は踊る』にて、4月20日から「昭和レトロWEEK!」がスタート。昭和100年を迎える今年、家具や漫画、音楽など多彩な視点で昭和の魅力を再発見します。タイガー魔法瓶のレトロ柄製品が当たる豪華プレゼント企画も実施。懐かしくも新しい昭和の世界をラジオで堪能しましょう。


渋谷PARCOに「歌謡曲喫茶」が出現!最高の音響で昭和の名曲を浴びる贅沢な24日間

渋谷PARCOに「歌謡曲喫茶」が出現!最高の音響で昭和の名曲を浴びる贅沢な24日間

渋谷PARCO 8F「ほぼ日曜日」が、2026年4月24日から期間限定で「歌謡曲喫茶」に変身!銀座のオーディオショップ全面協力による至高の音響で、昭和のきらめく名曲を堪能できます。夜はリリー・フランキーさんや糸井重里さんら豪華ゲストによるトークイベントも開催。懐かしくも新しい、音楽体験の全貌をレポート。


昭和の名作が令和に復活!『チクタクバンバン』が進化して4月下旬に発売決定!

昭和の名作が令和に復活!『チクタクバンバン』が進化して4月下旬に発売決定!

1981年に大ヒットした伝説のパズルゲーム『チクタクバンバン』が、新要素を加えた「令和進化版」として2026年4月下旬に登場!動く時計を止めないようパネルを操る緊張感はそのままに、新たに協力モードや回転パネルを追加。世代を超えて楽しめる、ハラハラドキドキのアナログゲームの魅力を徹底解説します。