石田ゆり子
2018年「年間BOOKランキング」のジャンル別「写真集」において坂道グループがなんとTOP10内に9作をランクインさせました。スゴイ。大人気なのがよく分かります。
しかし、それよりもスゴイのが坂道グループ以外で唯一ランクインした石田ゆり子でしょう。奇跡といってもいいかもしれません。アイドルたちの中にアラフィフの彼女が、しかも3位にランクインしてるのですからね。素晴らしいです。

Lily ――日々のカケラ――
奇跡と言えば、石田ゆり子の美しさでしょう。若々しいというだけではなく、気取らない自然な感じ。同性からの人気が高いというのも頷けます。
確かにアラフィフであの美しさ、可愛さは驚異的ですが、若い頃はどうであったかといいますと、これはもう当然美しいんですよね。
ドラマ「不機嫌な果実」で見せた美しさ。そして、今となっては貴重な「濡れ場」。今こそ振り返るべきでしょう!
不機嫌な果実
「不機嫌な果実」は1995年11月23日号から1996年6月27日号まで週刊文春に連載された林真理子の小説です。不倫をテーマとしたこともあり話題となりました。まぁ、当時はちょっとした不倫ブームがあったのですが、この小説が拍車をかけたという感じでしょうか。

不機嫌な果実
主人公の水越麻也子は男を手玉に取る魔性の女といった感じですが、これを石田ゆり子が演じています。
ドラマは1997年10月9日から12月18日まで放映され、毎回過激な描写があるということでこれまた話題に。

不機嫌な果実
今見ると、物語としては特筆したものではないように思います。率直に言えば、面白くない。そう感じる方は多いでしょう。しかし、しかしです。ここで見るべきは、石田ゆり子の濡れ場ですっ!(キッパリ)
物語なんてどうでもイイ。それくらいの強い気持ちでないとドラマ「不機嫌な果実」は楽しめません。(更にキッパリ)そんなドラマ、それが「不機嫌な果実」なのです。(更に更にキッパリ)
第1話「人妻のいけない唇」
主要な登場人物は、主人公の水越麻也子に石田ゆり子。その夫に渡辺いっけい、麻也子の前彼に内藤剛志、そして、年下の彼に岡本健一となかなか豪華です。
第1話は、結婚生活も5年がたち、夫婦間にすきま風が吹き始めてきた矢先に、ひょんなことから元彼と、そして運命の年下の彼との出会いが描かれています。
見どころは最後にやってくる。それは、39分15秒から始まるベッドシーンです。20年以上も前の作品とは言え、いまだに色あせることのない石田ゆり子の濡れ場シーン。エロく感動的ですらあります。
当時、石田ゆり子は28歳。色っぽいです。過剰な演技をしていない分、とってもリアル。「これでアダルトビデオを作ってくれんものか」と哀願した男性は数知れず。
それにしても、ラストにこのシーを持ってこられると次回を見ないわけにはいかないですよね。うまい作りだなぁ。
第2話「ふしだらな冒険」
「ふしだらな冒険」かぁ、いちいちタイトルがいいですよね。で、内容はと言いますと、夫とのセックスに満足できなくなってしまった麻也子(石田ゆり子)は、ついに元彼と浮気をしてしまうことに。。。一方、年下の彼(まだ彼ではありませんが)とは一緒に仕事をすることになります。
で、問題の浮気のシーンは34分20秒あたりから始まります。
この第2話には浮気シーン以外にも、なかなか素晴らしいシーンがあります。それは、27分15秒から始まる浮気のために下着を選ぶシーン。これがタマランのです。自然で。
第3話 「夫に処刑される夜」
何やら物騒なタイトルの第3話ですね。元彼との浮気後、誰かに尾行されているのではないかと不安を覚える麻也子(石田ゆり子)でしたが、夫も麻也子に疑いの目を向けはじめるといった内容となっています。
この回は元彼とのベッドシーンが12分36秒からと37分43秒からの2回もあるとというサービスぶりです。
それにしても、濡れ場、濡れ場で鳴り響くBGM。甘美なサックスの調べですが、はっきり言っていらん。音楽担当の方には大変申し訳ありませんが、ジャマ。もう、ここは石田ゆり子の吐息だけでいい。「頼むから、そっとしておいてくれ」と声を大にしていいたいです。
第7話 「最低の私・最高の情事」
それにしても元彼役の内藤剛志は役得です。毎週良い思いをしています。羨ましい。今回も17分5秒あたりからベッドシーンが始まりますが、そう毎回いい事ばかりはありません。ざまぁみろと言いたい。ようやく7話目にして多少は溜飲を下げることが出来ました。
物語はケンカばかりしていた年下の彼との間に恋が芽生え、そのことに元彼も気づくようになります。そしてついに年下の彼と結ばれるのでした。
そして38分35秒からラストまで年下の彼とのラブシーンです。大サービスですねぇ。
第11話 「はしたない私の運命」
最終回です。夫と離婚し、年下の彼と再婚した麻也子(石田ゆり子)。しかし、2年もすると退屈な毎日がまた訪れます。そんな時に元彼と再会し…。
満足できない女ということでしょうか。麻也子がです。決して石田ゆり子ではありませんよ。
年下の彼とのベッドシーンは1分52秒から。最終回だけに飛ばしますね。そして、30分6秒。最後まで元彼とのベッドシーンが用意されています。
小説とは違い、結局はハッピーエンドとなります。こちらとしましては、どのような結末であっても石田ゆり子を堪能できたのですからそれで良しです。
「不機嫌な果実」は、南果歩主演で映画化され同年10月には劇場公開されました。

不機嫌な果実
また、栗山千明主演で2016年に再びテレビドラマ化されたのは記憶に新しいところですね。
それぞれに良くできていますので、比べてみると楽しいですよ。