TM NETWORKとして売れる前に、小室哲也さんが渡辺美里さんの楽曲「My Revolution」を作曲したことで脚光を浴びることになります。
デビューして3年間は売れなかったTM NETWORKですが、EPIC・ソニーにデモテープを持ち込んだ当初から、小室哲也さんはグラミー賞を狙っていると言っていたそうです。
その後、TM NETWORKのテクノロジーを駆使したエレクトロポップサウンドは80年代の音楽シーンを牽引し、小室哲哉さんのその勢いは90年代の音楽シーンを作り上げることになります。
代表曲「Get Wild」
テレビアニメ『シティーハンター』のエンディングテーマになったことから、爆発的なヒットとなり、TM NETWORKの代表曲となりました。
皮肉にもテレビからの脱却を図ったEPIC・ソニーでしたが、この曲はテレビのおかげで売れることになりました。
しかし、テレビの魔力は歌番組からタイアップへの移り変わっており、この頃から権利の時代へと移り変わっていくのでした。
1985年デビュー 渡辺美里
渡辺美里さんはもともとミスセブンティーンコンテストの出身者で、その時に最優秀歌唱賞を受賞しました。この受賞がきっかけでEPIC・ソニーへと話が行き、小坂洋二さんがプロデュースすることになります。
ちなみに、渡辺美里さんの歌詞には、小坂洋二さんの人生観や青春観も詰まっているようです。
代表曲「My Revolution」
この曲のスマッシュヒットは、勿論渡辺美里さんの歌唱力が大きいのですが、作曲した小室哲哉さんの功績はかなりのものだったと思います。
この当時はまだ無名に近かった小室哲哉さんが、この曲にどれだけかけていたのか、その情熱の熱量が伝わってくる曲でした。
今でもイントロを聴くと目頭が熱くなります。そんな名曲だと思います。
1986年デビュー 岡村靖幸
岡村靖幸さんは10代の頃から渡辺美里さんのレコーディング現場に来ており、大型のラジカセを鳴らしながら、いつでもどこでも踊っていたそうです。
一見不良の様な感じに見受けられるところがあったそうですが、話してみると文学的で面白かったと小坂洋二さんが語っています。
代表曲「だいすき」