『ガンプラり歩き旅』その63 ~番外編 輝く銀河を駆け抜けるダイターン3!(前)~

『ガンプラり歩き旅』その63 ~番外編 輝く銀河を駆け抜けるダイターン3!(前)~

ガンプラ! あの熱きガンダムブーム。あの時代を生きた男子であれば、誰もが胸高鳴り、玩具屋や文房具屋を探し求め走ったガンプラを、今改めて当時のキットから現代キットまで発売年代順に、メカ単位での紹介をしてきた『ガンプラり歩き旅』。 今回は前後編で、ガンプラブームと共にロボットプラモブームを牽引した、アオシマ製プラモデル群から、『ガンダム』の富野由悠季監督の名作『無敵鋼人ダイターン3(1978年)の、当時のプラモデルや最新キットを紹介していきます!


しっかり合わさった機首。ボディ正面からは、背中に回った生首は見えないのでまともに見える(笑)

そして脚の変形だが。ここは合体ロボットシリーズ同様、腰の横面と後面が独立ブロックになっていて(特にポケットパワーでは、脚の腿と一体パーツになっている)接続軸がボディ後面の中央に位置しているので、ここを支点に両脚を回転させると、アニメ設定同様に、両脚が90度展開した形で、ピッタリ、ボディより一段上の位置でファイターのシルエットを形成するという方式をとっているのである。

ロボットの変形やギミックのビジュアル効果を知り尽くした大河原邦男デザインの真骨頂的変形

また、ダイターン3時はバックパックになるべき、主翼と垂直尾翼は、主翼カバーと共に丸ごと余剰パーツ扱いになっている。

ダイファイター用の余剰合体パーツ

だったら、これらに接続ピンとダボを設けて、申し訳程度でもバックパック状態へと合体させて背中にはめこめれば、一応ダイターン3状態が完璧なものになるのに、と思わざるを得ないが、逆を言えばこれらは、ダイタンク時には、どこへ行ったのか行方不明なパーツになるわけで、商品を「ダイファイター」「ダイタンク」に分けた以上、バックパックを「ダイタンク」に付属させる意味もなく、ダイファイター固有のアイデンティティになるパーツともいえるので、別パーツ化されているのであろう。

ダイターンの背中を確認してみても、そこには大事な(笑)ポケットパワーカプセル射出レバーがあるだけで、後付けでバックパックが取り付けられそうなダボもピンもないので、あくまでこれらは「ダイファイター変形時用の特別付属パーツ」扱いなのであろう。

完成したダイファイター

余剰ダイファイター用パーツを、両腕に被せて、両脚の間に差し込んで、ダイファイター・ポケットパワー版の完成である。

上から見下ろしたダイファイター

むしろ、翼系パーツが全て別パーツなので、自由な大きさが確保できているので、ダイファイター単独の完成状態としての、翼の面積とボディの大きさのバランスは悪くなく、戦闘機としてのシルエットとしてもカッコいい部類に入るのではないだろうか。

真横から見たダイファイター

惜しむらくは、どうせ変形用余剰パーツをつけてくれるなら、アニメ内でもどこから出てきてどう収納されていたかもわからない、脚の腿付け根から背中へ伸びる、スロープのパーツもつけてくれたら、もっと「らしい」ダイファイターになったかもしれない。

正面から見たダイファイター。ダイファイターなのに、ダイターン3がこっちをにらみつけてきている……。

アオシマ生首メカというと、どうしても馬鹿にしてしまいがちになるが、今回のこの、ポケットパワーのダイターン3のように、理にかなっている生首メカも存在するということ。もっともそうまでして生首を、どうしても変形用取り外し部品にしたくない拘りが理解できないが(笑)
だって実際、「合体ロボット」版では、あっさり頭部は、変形時に取り外すように出来ている。
やはり「生首」は、ポケットパワーシリーズのアイデンティティなのだろう(笑)

ポケットパワーシリーズの富野ロボット、イデオンとダイターン3の並び

というわけで、次回はダイターン3編の後編で、アオシマのダイターン3シリーズ最上位商品「合体ロボット ダイターン3」を徹底的に紹介していくだけではなく、「ダイターン3のアクション再現に最適な、近年のフルアクションフィギュアのダイターン3」の頂点例として、ガレージキットメーカーの浪曼堂が、90年代に発売していた、塗装済み組立ソフビキットのダイターン3を紹介したいと思う!
ダイターンファンの皆さんは、日輪の力を借りて、刮目して待て!


(取材協力 青島文化教材社)

市川大河公式サイト

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