草間彌生の「南瓜」を含む123点の作品を5月3日から一挙公開! フォーエバー現代美術館 祇園・京都、グランドオープン
フォーエバー現代美術館 祇園・京都は、これまでの常設展示室3室と企画展示室1室に加え、新たに2室を拡張し、2018年5月3日(木・祝)にグランドオープンいたします。
この度グランドオープンを記念し、2018年5月3日(木)~2019年2月28日(木)の期間、常設・企画展示室にて草間彌生作品(合計123点)を展示公開する『草間彌生 永遠の南瓜展』を開催いたします。

A PUMPKIN 2007年 油彩/キャンヴァス
企画展概要
展覧会では、草間彌生の代表的なモチーフの一つとして知られる「南瓜」の作品世界を中心に紹介します。南瓜の作品は、「実際の南瓜がそれぞれ豊かな表情を持っているように、わたしの南瓜だってどれ一つとして同じではない。」と草間彌生が語るように、実に様々な形、色、素材で制作されてきました。
本展ではそうした南瓜作品のヴァリエーションの世界を、南瓜をモチーフにした油彩、版画、立体インスタレーション作品35点によりご紹介します。屋外に展示された巨大なパブリックアートの「南瓜」、形、色、サイズが様々な版画作品の南瓜、ミラールームの中で増殖を繰り返す「宇宙にとどけ、水玉かぼちゃ」など、南瓜作品の永遠の変化の軌跡を見ることができ、どれ一つとして同じではない南瓜の世界をお楽しみいただけます。

外観
他二つの企画展示室では、花の間、富士の間として、それぞれの展示室名にちなんだ草間彌生による作品モチーフで構成した企画展示をいたします。花の間では、花をモチーフにした47点の作品群を、富士の間では、草間彌生が浮世絵師とコラボレーションして制作された「七色の富士」の作品シリーズ全9点を展示公開します。
また、常設展示室では、1950年に制作された貴重な初期作から1963年の「無限の網」、1992年の作家の代表作「黄樹」など、28点の作品展示により、草間彌生の初期から2000年代までの作家活動の軌跡をご紹介します。

私の魂を乗せてゆくボート 1989年

かぼちゃのひるね 1993年 シルクスクリーン

かぼちゃB 1999年 シルクスクリーン・ラメ

Amour pour toujoursCitrouille(II) 2000年 シルクスクリーン・ラメ
みどころ
草間彌生の代表的なモチーフの一つ「南瓜」の作品を一挙に集めた「南瓜の間」を新設!どれ一つとして同じではない南瓜の世界をお楽しみいただけます。
・草間彌生作品とここでしか体験できない鑑賞スタイルを!時間を忘れ、息をのむほど美しい和の空間で、草間作品をたっぷりとご堪能いただけます。
・とってもかわいい「南瓜」をモチーフにしたグッズやスイーツが登場!草間作品鑑賞の締めくくりに!お土産にピッタリの南瓜の焼印入カステラ新登場。

第1展示室_常設展示室
展示作品数
常設展示室: 28点
企画展示室 企画展示 花の間: 47点(花モチーフ作品)+その他3作品
企画展示 南瓜の間: 35点
企画展示 富士の間:9点
屋外展示:1点
合計:123点
企画展基本情報
企画名:フォーエバー現代美術館コレクション 草間彌生 永遠の南瓜展
Yayoi Kusama Pumpkin Forever
会期:2018年5月3日(木)~2019年2月28日(木)
所在地:〒605-0074
京都府京都市東山区祇園町南側570-2
主催:フォーエバー現代美術館 祇園・京都
協力:アート・コンサルティング・ファーム
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:年末年始
観覧料:一般 1,500円、中高生 1,000円、小学生以下無料

宇宙にとどけ、水玉かぼちゃ 2010年 アルミニウム 草間彌生「十和田でうたう」展 展示風景 十和田市現代美術館(2010年)
草間彌生 プロフィール
1929年(昭和4年)3月22日、長野県松本市生まれ。
幼い頃から悩まされていた幻覚や幻聴から逃れるために、それらの幻覚・幻聴を絵にし始めた。1960年代を前に渡米し、絵画や立体作品の制作だけではなくハプニングと称される過激なパフォーマンスを実行し、「前衛の女王」の異名をとった。
カラフルな水玉柄が強烈な印象として残る作品が多く、そのポップさから普段アートに対して距離がある方々にも受け入れられている。”アートの島”である香川県・直島に設置されている『南瓜』(1994年)はフォトジェニックな立体作品で、島を訪れた方々の記念撮影スポットとしても機能している。
また、合わせ鏡を用いて光やオブジェを無限に広がるように見せるインスタレーションや、男根状のオブジェを日用品などに張り付ける立体作品も制作している。

草間彌生