極めて個人的な話なのですが、少年時代に「ミシシッピ」「ポッカ」「ポロロッカ」をワンセットで覚えていた筆者。
それぞれになんとなく「トム・ソーヤーの冒険」「柴田恭兵」「水曜スペシャル」を連想するのが私たち世代ではないでしょうか。
このなかで、おそらく「ポッカ=柴田恭兵」だけはもう少し後の記憶だと思われるので、ポッカについては何かしら別のインスピレーションがあったと思われます。
そして「ポロロッカ」なのですが、これは「水曜スペシャル」あたりの記憶ではないかな~と感じています。
理由は、ちょっと怖い現象として覚えているからです。これが「すばらしい世界旅行」あたりで流れたいたのなら、怖さとともに覚えてはいないと思うのです。
アマゾン川の奇跡「ポロロッカ」
アマゾン川で年に一度、河口から上流に向けて大逆流が起こる現象がポロロッカ。
春の大潮時に発生する大高波がアマゾンの河口の押し寄せて、轟音とともに物凄い勢いで河を遡ります。
幼いころ、テレビの映像でこれを見た私は「世界の終わり」を見ているような感覚に陥ったものです。
その姿は津波そのものですし、横一線に並んで車のスピードで遡ってくる波に飲み込まれたら「ヤラれる」と感じたのも無理のないことだと思います。
で、なんでポロロッカなんだ?ということなのですが、そういえば昔ってサーフィンが今ほどポピュラーじゃなかったよな~なんて気持ちで色々と調べていたらナント!
ポロロッカを活かしたサーフィン大会なんて記事をみて「ぎょえ~!なんて恐ろしいことを!!」と感じつつ、ポロロッカという語感に勝手に懐かしさを感じた次第でございます。
ポロロッカを利用したサーフィン大会!
ブラジルのパラ州サン・ドミンゴス・ド・カピンでは1999年以降、毎年ポロロッカを利用した波乗りの大会が開催されているそうです。
2003年には、アディルトン・マリアーノが、この波に乗って34分間にわたり川を上ったとの記録もあるそうです。
あの恐怖の記憶「ポロロッカ」がサーフィンのネタに使われているなんて…衝撃でした。
ちなみにポロロッカは、トゥピ語で「大騒音」を意味するオノマトペのpororó-káが語源だそうです。
あくまで自然現象ですから、アマゾンでのみ発生する怪奇現象ではありません。
下記動画、中国でも同種の現象は発生していますね。
ってこっちでもサーフィン乗ってるし!!
ちなみに、Youtubeで「ポロロッカ」と検索すると一番上に出てくるのはこの動画。
一見ポロロッカとは無関係にみえますが、これまた伝説のクイズ王として知られている西村顕治さんの「0.9秒正答」という快挙のワンシーン。
見てもらえればよいのですが、
問題「アマゾン川で」→「ポロロッカ!!!」
まさに電光石火の一撃に恐れおののきます。
以下、引用もご参考に。

後にパロディとして幽☆遊☆白書にも登場
でも、一度だけでも現地で見てみたいな~と感じますね。
名言・珍言!7年間、観る者に恐怖と興奮を与え続けた「水曜スペシャル『川口浩探検隊シリーズ』」全49回の、あまりに秀逸な番組タイトルをチェック!! - Middle Edge(ミドルエッジ)