冬季オリンピックが来ると思い出す、イタリアとフランスの伊達男ふたり。

冬季オリンピックが来ると思い出す、イタリアとフランスの伊達男ふたり。

かつての冬季オリンピックで、キョーレツな印象で記憶に残る二人のアスリートを紹介します。イタリアのトンバと、フランスのキャンデロロ。最近にはいないタイプの、ステキなお二人ですよ♪


平昌オリンピック終わっちゃいましたね。
日本人以外で、これは、と思うアスリートが(個人的には)いなかったのが残念なケロリン。
羽生くんのフリー演技を見ながら、「こんなひといたんだよ」と友人に言ったら
「知らない」と言うので、ここで書いて紹介したいと思いま~す。
冬季オリンピックが来ると思いだす、ヨーロッパの伊達男たちです。

アルベルト・トンバ(イタリア)

太めです。弾丸のようです(笑)

アルベルト・トンバ

Alberto Tomba - Official Website

回転技術だけじゃない、スピードと安定感と。

この方が活躍したのは1987年から約10年間。
当時の冬季オリンピックには、もちろんスノーボードやカーリングなんて種目はなくて
ショートトラックもフリースタイルスキーも公開競技でした。
なので、スキー競技の花形はアルペンが主流。
滑降、スーパー大回転は高速系、大回転と回転が技術系と言われていましたが
トンバは大回転と回転の2種目に特化してエントリーした選手です。

カルガリーオリンピック 男子大回転 トンバ - YouTube

トンバはカルガリーでの大回転、回転の2つの金メダルを皮切りに、
次回のアルベールビルでは大回転で金、回転で銀、
その次のリレハンメルでは回転で銀を取っています。
その時は1回目のタイムが悪く入賞は絶望的と言われていたのを、
コースコンディションのせいか脱落者が多数出た状況での銀メダルでした。

コースアウトについて自虐的に(?)語っていますが
逆にここまでコンディションのよくないコース、脱落者が続出する中で
きっちりゴールする安定感はさすがです。

動画の最後の方に、応援の女性たちに担がれてる映像がありましたが
もうまさにイタリアの伊達男と言う感じ。
トンバはその名前をもじって「トンバ・ラ・ボンバ」(Tomba la Bomba)と呼ばれていました。
「爆弾野郎トンバ」とか、そういう呼ばれ方ですね。

「トンバ・ラ・ボンバ」(爆弾野郎トンバ)

まあなんでこの人が「爆弾野郎」と呼ばれるのかと言えば
いろいろと派手だったから。
その滑りの見た目も派手ですが、試合前日に宿舎で飲んで大騒ぎするとか
ディスコに行っちゃうとか
他のまじめで禁欲的な選手とはかなり違ってたんですね。

たとえば雫石で行われたワールドカップに出場するトンバに
取材をしに行った方が
大勢のイタリア男性の応援団をひきつれて、
雫石で山小屋借りてパーティしてるのを目撃してますが

こんなビデオも発売されてました。

アルベルト・トンバ(スキージャーナル)

アルベルトトンバ | 中古 | その他 VHS | 通販ショップの駿河屋

アルペンスキーは、回転だけではなくて、滑降やスーパー大回転など
マルチにいい点を出して行くのが、ワールドカップでの勝ち方です。
ですがトンバは回転と大回転だけでワールドカップを制した、本当に特殊なスキーヤーでした。
10年にわたりワールドカップで毎年1勝以上を上げた選手は、
あのステンマルクとトンバしかいません。

フィリップ・キャンデロロ(フランス)

フィリップ・キャンデロロ

フィリップ・キャンデロロ - Wikipedia

「ロロ様」と呼ばれています。今でも。

アルペンではなくフィギュアスケーターです。

先に紹介したトンバと違い、キャンデロロはオリンピックでは銅メダルのひと。
リレハンメルと長野で銅メダルを取っています。
なのになぜ記憶にあるのか。
いやいやとんでもない。この人は日本ではものすごく人気のあるスケーターでした。
羽生くんとタイプは違いますが、女子(トシくった女子)に
きゃあきゃあ言われるたぐいのスケーターでした。
「ロロ様」とか呼ばれていたんだよ。
もちろんフランス本国でもそうだったんでしょうね。

キャンデロロは彼の持つ雰囲気を最大限に活かして
ストーリー性のある内容をフリー演技に演出するのが得意で
それがまた的を得ていてカッコよかったんです。

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