『徳川家康』の中で「淀殿」役の夏目雅子が少々時期尚早の感があった!!
 
  	1983年『徳川家康』で「淀殿」を演じた夏目雅子
映画・ドラマなどではだいたい美女が演じることが多い「淀殿・茶々」ですが、夏目雅子の「淀殿」こそは、その考え方からいけば、正しく王道「淀殿」のイメージにピッタリの美形であろう(こんな人がそばにいただけで、私の人生が明るくなるような感じがします!!)。
しかし、演技面で少々物足りなさを感じたのは私だけでしょうか?!「淀殿」としては、線が細かったように思えた。彼女は不幸にも27歳の若さで他界してしまいましたが、生きていたならば、経験と実績を順調に積んで、もう一度「淀殿」役を見てみたい女優の一人でした。
実質的には大河と同等だったNHK新大型時代劇『真田太平記』!!
 
  	『真田太平記』のDVD表紙
 
  	1985年『真田太平記』で「淀殿」を演じた岡田 茉莉子
岡田茉莉子 - Wikipedia
女優としてはもう大御所の域に達したと言える岡田 茉莉子だが、最近のバライティ番組では最近の女優さんを「あの人たちは女優ではなくて、タレントさん」との発言で物議をかもしました。彼女の若い頃を知っている私にとって、岡田 茉莉子は美形中の美形女優に数えられていましたが、はっきり言って演技に関してはいまいちだった記憶が残っているのですが・・・。私の記憶違いかもしれませんので、あしからず!!
NHK大河史上 平均視聴率39.7%で、歴代トップを誇る『独眼竜政宗』!!
 
  	1987年『独眼竜政宗』 完全版[DVD]
 
  	1987年『独眼竜政宗』で「淀殿」を演じた樋口可南子
今やソフトバンクの宣伝でなくてはならない存在になった樋口可南子だが、このドラマ出演時は若干29歳で、女ざかりの色気がムラムラするような女優さんでした。実際、彼女の若い頃は”不倫”ですったもんだしていたのも記憶に残っている。
今は、60歳近くになりましたが、一層に透明感が増し、若い頃よりさわやかで綺麗というのは素敵なことだと思う。
このドラマでは、若い頃の樋口さんの過剰なエロさを上手い具合に利用したというか、平凡な世間知らずのおバカギャル「淀殿」が、歴史をひっかきまわしてしまった悲劇を実に明確に描いていて、実に見ごたえがあった。高台院が淀殿を評していわく「女狐とか妖婦とかの柄じゃない、大物に愛されれば嬉しいし、権力を握って有頂天になり、子供可愛さに目暗になってしまう、ごく平凡なおなごではないか・・・」というセリフがあり、そのとおりの淀殿を、樋口さんは変に硬直せず伸びやかに演じていていたのだ。
 
     
    




