現在のテレビでは絶対放映不可能な伝説の番組『コント55号の裏番組をぶっとばせ!』!!
『コント55号の裏番組をぶっとばせ!』の一場面
欽ちゃん、二郎さんのコント55号が、毎回、ゲストに迎えた女優や女性歌手と野球拳をやり、ジャンケンで負けた方が、1枚1枚、着衣を脱いでいく(ここまでは、普通の野球拳のやりかた)というものだが、「野球ケン」は、ここからがスゴイ!この脱いだ着衣を1枚1枚、「せり(いわゆるオークション!)」にかけて、会場の観客に売っていくのだ!!。
だが、お目当てはその女性歌手であったり女優であったり、彼女らが、会場で惜しげもなく、1枚1枚、着衣を脱いでいくところが注目なのだが、今のテレビでは、絶対放送できないだろうし、ましてあの時間帯(最初は、日曜夜8時代)では到底有り得ない!!(単純に放送禁止でしょう!!)。
1990年代の一時期、この番組のリメイク版的位置づけで、ダウンタウンの野球ケンが同じ日テレで不定期に放送されたが、元祖の迫力を知るものにとっては、比較の対象には成り得ない。まあ、今の人だと、そもそも「野球ケン(野球拳)」自体、知らない人が多いかも。逆に、古い人でも、この「コント55号の野球ケン」を知らない人は、お座敷での芸者遊びの「♪やぁきゅう、すぅうるなら、こうゆう具合にしやしゃんせぇ。アウト、セーフ、ヨヨイノヨイ♪」を連想する方も多いかもしれない。
当時伊予鉄野球部のマネージャーをしていた川柳作家の前田伍健(1889年 - 1960年)が、元禄花見踊りの曲をアレンジし即興で作詞・振付けをしたものであった。なおこの時はじゃんけんではなく宴会芸由来であったことから狐拳であったと言われている(1947年の伊予鉄忘年会でじゃんけんに改められた)。
テレビ界に革命を起こしたコント・バラエティ番組だった『巨泉・前武のゲバゲバ90分!!』!
巨泉・前武のゲバゲバ90分!!
ゲバゲバとは、当時学生運動が盛んであったため、ドイツ語で‘暴力’を表し当時の流行語であった「ゲバルト(暴力)」からもじったそうな・・・。
5秒から数十秒のコントVTRを90分間に約130本も詰め込み、その間、大橋巨泉と前田武彦の両司会者が生で掛け合いを入れる手法で数々の流行語を生みだした。