【80年代編】“ポプコン”を憶えていますか?いくら時代が変わっても心に響く曲は不変なんですよね!

【80年代編】“ポプコン”を憶えていますか?いくら時代が変わっても心に響く曲は不変なんですよね!

1969年から始まったポプコンですが、80年代に入ってからも新人の登竜門として大きな影響力を持っていました。80年代と言えばテクノポップに代表されるようなピコピコしたサウンドが流行しましたが、時代に流されないポプコンとしか言いようのない音楽が80年代にも楽しめました。


コミックソングですね。「サヨナラ模様」と続けて聴くと、その落差に膝の力が抜けてしまいます。

結局、アラジンはこの曲だけで姿を消してしまうのですが、多彩な才能を持っていただけに、とても惜しいですね。

第23回~第27回

80年代のポプコンで最大のヒット曲となるのが1982年5月の第23回グランプリ曲「待つわ」でしょう。曲は当時から最新というよりも、懐かしい感じがしていました。70年代のフォークソング。そんな感じですが、歌詞は80年代を感じさせるものだったので、何か奇妙な感じがする変わった曲です。

あみん

待つわ

力みのないコーラスが癖になる曲ですね。あみんは、岡村孝子と加藤晴子によるグループで、当時は2人とも大学生でした。
グループ解散後はソロとして岡村孝子は大活躍しています。

第24回(1982年10月)グランプリ
哀ダンサー:本田美緒

第25回(1983年5月)グランプリ
冬の華:磨香

「待つわ」以降のグランプリ曲をご紹介します。

第26回(1983年10月)グランプリ
雨の日:辛島美登里

第27回(19834年5月)グランプリ
顔:コンセント・ピックス

第28回~第32回

これまで多くの大ヒット曲を生み出してきたポプコンでしたが、「待つわ」以降は残念ながら大きな注目を集める曲は生まれていませんでした。

そんな中、軽快なビートに乗って久しぶりにポプコンが注目されるようになったのが、第28回のグランプリ曲「ふられ気分でRock'n Roll」です!

TOM★CAT

ふられ気分でRock'n' Roll

ボーカルとキーボードを担当しているのがTOMですね。本名を松崎淳美。久松史奈や森川美穂などに楽曲を提供しており、「ふられ気分でRock'n Roll」も彼女の作品です。

「ふられ気分でRock'n Roll」は大ヒットしたのですが、結局この曲がポプコンの最後のヒット曲でした。

第29回(1985年5月)グランプリ
You & Me Tonight:Roll-Back

第30回(1985年10月)グランプリ
…洋子:尾崎和行&コースタルシティー

第31回(1986年5月)グランプリ
サイレント・シャウト:長原裕三

そして、1986年9月に行われた第32回のグランプリ曲「明日ゆきの列車(小野健児)」をもって、ポプコンはその長い歴史に幕を閉じます。

ひとつの時代が終わったという感じですね。
日本を代表するミュージシャン、今なお歌い継がれる曲を多数残してくれたポプコンには感謝しかありません。

関連する投稿


【小坂明子】女子高生が一躍有名歌手に!『あなた』の誕生秘話とその後の苦労

【小坂明子】女子高生が一躍有名歌手に!『あなた』の誕生秘話とその後の苦労

半世紀以上前の楽曲ながら、今日まで多くのアーティストにカバーされ、幅広い世代で親しまれる歴史的名曲『あなた』。アマチュアの女子高生が自ら曲を作って歌い、ポプコン、世界歌謡祭でグランプリ受賞、レコードデビュー、ミリオンセラーと瞬く間にトップアーティストに上り詰めました。しかし、その裏には様々な苦労が・・・。


ソロ・デビュー35周年!岡村孝子本人の選曲によるベストセレクション盤発売へ!

ソロ・デビュー35周年!岡村孝子本人の選曲によるベストセレクション盤発売へ!

2019年、オリジナルアルバム発売の前に急性白血病の診断を受け休養、9月に退院し活動を再開した岡村孝子。2021年9月に、ソロ・デビュー35周年を記念したベストセレクション盤を発売します。


ヤマハ「SR400」がついに生産終了!有終の美を飾る『SR400ファイナルエディション』が好評発売中!!

ヤマハ「SR400」がついに生産終了!有終の美を飾る『SR400ファイナルエディション』が好評発売中!!

1978年の初代モデル登場以来、43年間にわたり高い人気を誇ったヤマハ「SR400」がファイナルエディションとして『SR400 Final Edition』を発売しました。


80年代アメリカンでイカした原チャリ『ヤマハRX50 Spacial』なんて覚えてるかな?!

80年代アメリカンでイカした原チャリ『ヤマハRX50 Spacial』なんて覚えてるかな?!

1978年に発売されたXS650 Spacialをきっかけとして流行した「ホースバックライディング」すなわちアメリカンタイプのオートバイを、ヤマハは50ccモデルとして「RX50 Spacial」を1980年に登場させました。


実質ポプコン出身!?ポプコンの後継大会「TEENS' MUSIC FESTIVAL」に出場した方々!!

実質ポプコン出身!?ポプコンの後継大会「TEENS' MUSIC FESTIVAL」に出場した方々!!

1969年から1986年にかけて開催されたポプコン。数多の大物アーティストを輩出した同コンテストですが、その後継大会である「TEENS' MUSIC FESTIVAL」からも、多数の売れっ子を輩出したのをご存知でしょうか?


最新の投稿


懐かしのブリキ缶が大集合!「昭和の缶に、恋してる」レトロ缶企画展開催

懐かしのブリキ缶が大集合!「昭和の缶に、恋してる」レトロ缶企画展開催

東洋製罐グループが運営する容器文化ミュージアムは、企画展「昭和の缶に、恋してる レトロブリキ缶コレクション」を2025年12月15日から2026年2月20日まで開催します。昭和100年を記念し、お菓子や贈答品などに使われた貴重なブリキ缶を展示。缶の構造やデザイン、当時のエピソードも交え、昭和の生活文化とブリキ缶の魅力を再発見できる展示内容です。


「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

株式会社KADOKAWA Game Linkageは、ナムコットブランドのファミコンソフト『パックマン』、『ゼビウス』、『ドルアーガの塔』の外箱をモチーフにした「クラシックゲームブランケット」3タイトルを2026年2月16日に発売します。両面印刷で外箱の表裏デザインを忠実に再現し、A5サイズ16ページの冊子も同梱。現在、予約受付中です。


病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

日本文芸社は、「昭和100年」の節目に、書籍『眠れなくなるほど面白い 図解 昭和の話』を11月27日に発売しました。庶民文化研究家・町田忍氏監修のもと、「病院でもタバコOK」「消費税なし」「過激すぎるTV」など、令和の感覚ではありえない“自由すぎた昭和の本当の姿”を、図解と豊富な資料写真で紹介。世代を超えたコミュニケーションツールとしても楽しめる一冊です。


ビー・バップ・ハイスクール高校与太郎祭!仲村トオルも清水に降臨

ビー・バップ・ハイスクール高校与太郎祭!仲村トオルも清水に降臨

映画『ビー・バップ・ハイスクール』公開40周年記念イベント「清水 ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎祭」が、聖地・清水駅前銀座商店街で12/13・14に開催決定!初日は仲村トオルさん登壇のセレモニーを実施。学ラン・セーラー服でのコスプレOKエリアや、名シーンの聖地巡礼ツアー、映画全6作の上映会など、アツすぎる内容で、あの頃の青春がブッ返る!


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。