コミックソングですね。「サヨナラ模様」と続けて聴くと、その落差に膝の力が抜けてしまいます。
結局、アラジンはこの曲だけで姿を消してしまうのですが、多彩な才能を持っていただけに、とても惜しいですね。
第23回~第27回
80年代のポプコンで最大のヒット曲となるのが1982年5月の第23回グランプリ曲「待つわ」でしょう。曲は当時から最新というよりも、懐かしい感じがしていました。70年代のフォークソング。そんな感じですが、歌詞は80年代を感じさせるものだったので、何か奇妙な感じがする変わった曲です。
待つわ
力みのないコーラスが癖になる曲ですね。あみんは、岡村孝子と加藤晴子によるグループで、当時は2人とも大学生でした。
グループ解散後はソロとして岡村孝子は大活躍しています。
第24回(1982年10月)グランプリ
哀ダンサー:本田美緒
第25回(1983年5月)グランプリ
冬の華:磨香
「待つわ」以降のグランプリ曲をご紹介します。
第26回(1983年10月)グランプリ
雨の日:辛島美登里
第27回(19834年5月)グランプリ
顔:コンセント・ピックス
第28回~第32回
これまで多くの大ヒット曲を生み出してきたポプコンでしたが、「待つわ」以降は残念ながら大きな注目を集める曲は生まれていませんでした。
そんな中、軽快なビートに乗って久しぶりにポプコンが注目されるようになったのが、第28回のグランプリ曲「ふられ気分でRock'n Roll」です!
ふられ気分でRock'n' Roll
ボーカルとキーボードを担当しているのがTOMですね。本名を松崎淳美。久松史奈や森川美穂などに楽曲を提供しており、「ふられ気分でRock'n Roll」も彼女の作品です。
「ふられ気分でRock'n Roll」は大ヒットしたのですが、結局この曲がポプコンの最後のヒット曲でした。
第29回(1985年5月)グランプリ
You & Me Tonight:Roll-Back
第30回(1985年10月)グランプリ
…洋子:尾崎和行&コースタルシティー
第31回(1986年5月)グランプリ
サイレント・シャウト:長原裕三
そして、1986年9月に行われた第32回のグランプリ曲「明日ゆきの列車(小野健児)」をもって、ポプコンはその長い歴史に幕を閉じます。
ひとつの時代が終わったという感じですね。
日本を代表するミュージシャン、今なお歌い継がれる曲を多数残してくれたポプコンには感謝しかありません。