夕方で最高視聴率16%!ダウンタウン伝説の番組『4時ですよーだ』

夕方で最高視聴率16%!ダウンタウン伝説の番組『4時ですよーだ』

ダウンタウンが、大阪での人気を不動のものにした夕方4時の帯番組『4時ですよーだ』。今田耕司や東野幸治、130Rなど、後の「ごっつメンバー」も多数出演し、最終回には、浜田・松本共に号泣するというアツ過ぎるこの伝説的番組について振り返っていきます。


1989年4月からは本木雅弘も参加!東野と犬猿の仲に!

また、芸人たちもモックンを快く思っていない人間が大半だったらしく、特に敵意をむき出しにしていたのが、東野幸治。目の前でモックンがあいさつをしても完全無視。コントのネタ合わせでも、演出家を介してしかコミュニケーションをとらないという、無礼極まりない態度を取っていたそうです。

なお、2016年10月16日に2人は『行列のできる法律相談所』で27年ぶりの共演を果たし、一応の和解(?)をしています。

本木雅弘、因縁の東野幸治と27年ぶり対面 和解ムードも一触即発の事態に!? | ORICON NEWS

初回放送には、明石家さんまが登場

初回放送には、明石家さんまがスペシャルゲストとして出演しています。これは、番組のチーフ放送作家・寺崎要が、桂三枝(現:六代桂文枝)司会の番組『ヤングおー!おー!』時代から、さんまと知己を深めていたおかげ。松本曰く「チカラワザ」でこのスーパースターの招へいに成功したそうです。

この様子をテレビで観ていた、ダウンタウンの幼馴染で後に同番組の放送作家になる高須光聖は、「ダウンタウンがさんまさんと絡めんねや、もう」と驚いたとのこと。当時既に『ひょうきん族』『男女7人夏物語』で、全国区の人気タレントとなっていたさんまが、まだまだ駆け出しだったダウンタウンの番組にサラッと登場した光景は、視聴者へ絶大なインパクトを与えたのです。

1988年発売のサンキューより

明石家さんま

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今となっては『笑っていいとも!』の最終回よろしく、特殊中の特殊な機会にしかあり得ない、超大物同士の邂逅。が、これほど貴重な共演なのにもかかわらず、当時のVTRはどこにも保管されていなかったといいます。以下は、視聴者のVHSから抜き出された貴重な映像です。

夕方4時台では、異例の最高視聴率16%をマーク

そんな個性豊かなタレントたちが出演した『4時ですよーだ』でしたが、一番のみどころといえば、やはり、ダウンタウンの2人です。
同番組のプロデューサー・田中文夫曰く「最初から出来上がっていた」という浜田と松本は、誰の手を借りることなく、自分たちだけでどんどん成長していき、お笑い界のモンスターへと変貌を遂げていきました。

放送開始したばかりの頃こそ、視聴率3%台に伸び悩んだものの、徐々に数字を上げていき、全盛期には7~8%を記録。夏休みには10%台、最高視聴率は、今やゴールデンのバラエティでさえ困難であろう「16%」に達するという、驚異のおばけ番組へと進化していきました。「夕方4時になるとミナミから人が消える」そんな逸話さえ語られていたというから、半端ではありません。

ダウンタウンの2人が大号泣!今では絶対見られない、感動の最終回

しかし、そんなモンスター番組も、ダウンタウンの出世によって終わりの時を迎えます。『笑っていいとも!』や『夢で逢えたら』など、東京へのレギュラー番組が次々と決まっていた彼ら2人の才能を、大阪だけにとどめておくことはもはや不可能でした。

最終回が行われたのは、1989年9月29日。大阪府吹田市にあったミリカホールから2時間の生放送を行い、華々しい終幕を飾ったのです。観客はもちろん全員大号泣。ダウンタウンも、客前で歌を歌いながら、人目をはばからず泣きじゃくっていました。このシーンひとつとっても、いかに『4時ですよーだ』が、2人にとって思い入れのある番組だったか分かるというものです。

最終回から20数年。今ではすっかりお笑い界の大御所となったダウンタウン。2010年には、当時の思い出を振り返る『7時ですよーだ』なる特番を放送していることからも分かるとおり、どんなに時が流れても、今なお、『4時ですよーだ』が彼らにとって、そして古くからのファンにとって大切にしたい番組であることに変わりはないのでしょう。

(こじへい)

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