YM2151(OPM)
当時のアーケードゲームで最も一般的だった音源。数多くのゲーマーを魅了した音源です。
出力先を左、右、中央に設定できOPNよりも奥行きのあるサウンドを奏でることが出来ました。
PCではX1の拡張ボードやX68000に搭載されました。
MSM6258
X68000ではFM音源に加えてADPCMが搭載されていました。
元は留守番電話などの録音再生用のチップでしゃべるなどの表現を想定したものでしたが、電波新聞社のボスコニアンを皮切りに、FM音源が苦手とする音を再生するための補助パートとして同期演奏が行われるようになりました。
このADPCMにより、X68000は他のパソコンと比べて圧倒的に豊かなBGMを奏でていたといえるでしょう。
「無いものは自分たちで創る」夢のホビーパソコン『X68000』の魅力について語っちゃいます - Middle Edge(ミドルエッジ)
YM2612
1989年に登場したFM TOWNSに搭載された音源で、純粋にFM音源がステレオ6音のみのチップ。音自体はOPN系と変わりはありません。後述のゲームマシン「メガドライブ」にもこの音源が搭載されました。
TOWNSはこれとは別に8ビットのPCMを8チャンネルも内蔵していたものの、CD-ROMを標準で搭載していたのでゲームのBGMにはCD-DAが用いられることが多く、やや内蔵音源の存在感は薄い機種だったといえるでしょう。
FM TOWNSは時代を先取りした世界初のCD-ROMドライブ標準搭載パソコンでした! - Middle Edge(ミドルエッジ)
MSX FM-PAC(YM2413(OPLL))
それまでPSGを内蔵音源としていたMSXでは1988年にバックアップメモリを含む形でFM音源拡張カートリッジがFMPACの商品名で発売されました。
MSX規格内での名称はMSX-MUSIC。発音数はFM音源9音、もしくはFM音源6音+リズム音源5音だったものの、2オペレータのFM音源である上に任意にパラメータを指定できる音色の種類が1種類に限られ、出力もモノラルである点は同世代の他機種と比較して劣っていました。その反面、販売価格は7,800円と安価で対応ゲームが続々と発売された為、MSX2+以降は事実上標準内蔵音源となりました。
でも多くの88からの移植ゲームでは同じFM音源なのに「あれっ?」ってガッカリすることも多かったですね。
MSXユーザーが喜んだFM-PAC!
MSX-MUSICが劣化版FM音源なんて呼ばれることもあった時代。
ただしこのゲームだけはむしろ他を凌駕するクオリティだったかと思います。
【Xak(サーク】他機種のFM音源に比べて貧弱だったMSXが、もっとも美しい音色を奏でたとされる名作RPG「Xak(サーク)」はPSGの丁寧な「重ね」がスゴイ! - Middle Edge(ミドルエッジ)
以上、ここまで一通り代表的な内蔵音源についてみてきましたがいかがでしたでしょうか。
ここからは代表的なゲームマシンの内蔵音源についてです。