1980年ごろ、大きな恒星といえば?
1980年ごろ、というのは私が子供の頃「宇宙図鑑」を読み受けっていたころです(汗
星を知る第一歩、まずは太陽系について。
そして惑星と恒星の違いを知るところから拡がっていきましたよね。
ちなみに惑星の配列順も、時期によって微妙に違ったりします。
私は「水金地火木土天海冥」と覚えていました。
太陽系惑星の並び順、「水金地火木土天海冥」それとも「水金地火木土天冥海」のどちらで覚えましたか? - Middle Edge(ミドルエッジ)
光の速さを基準とする「光年」なんてことを覚えながら太陽の巨大さ、そしてそんな太陽を凌駕する星の存在に目が眩むような思いをしたものですね。
私の場合、学研の「宇宙のひみつ」などを何度も読み返したものです。
学研のひみつシリーズは子供時代の知的好奇心をくすぐる愛読書!あなたは何冊持っていましたか? - Middle Edge(ミドルエッジ)
そんなあの頃(1980年語頃を想定)、太陽より大きな星といえば?
私は「ベテルギウス」「アンタレス」の名をすぐに浮かべてしまいます。
※数値については出典元によって異なる部分がありますのでwikipedia参照の数値とします
まずは太陽直径の1.7倍、シリウス!

シリウス(Sirius)
太陽直径の44倍、比較にならないアルデバラン!

アルデバラン(Aldebaran)
なんの太陽直径の79倍、リゲル!

リゲル(Rigel)
話にならない太陽直径の700倍、アンタレス!

アンタレス(Antares)
もう想像がつかない太陽直径の950倍、ベテルギウス!

ベテルギウス(Betelgeuse)
あくまで私の主観ですが、子供の頃「太陽より大きな恒星」といえばこの5つ。
とくにもう、化け物のように巨大なベテルギウスとアンタレスが、強烈に印象に残っていたものです。みなさんはいかがですか?
ところで、翻って2017年。科学の進歩とともに巨大な恒星はさらに発見され、いまではベテルギウスをも凌ぐ恒星がいくつも登場しています。
そんな巨大恒星ランキングをご覧ください!
現在の巨大恒星ランキングBest20!
第21位のベテルギウスまで記載しております、ご覧ください。
※こちらも参照はwikipediaです
固有名 | 半径(太陽 = 1) |
たて座UY星 | 1,708±192 |
はくちょう座V1489星 | 1,650 |
いっかくじゅう座V838星 | 1,570 ± 400 |
WOH G64 | 1,540 |
ウェスタールンド1-26 | 1,530 |
いて座VX星 | 1,520 |
ケフェウス座V354星 | 1,520 |
いて座KW星 | 1,460 |
はくちょう座KY星 | 1,420–2,850 |
おおいぬ座VY星 | 1420 |
ガーネット・スター(ケフェウス座μ星) | 1,420 |
さそり座AH星 | 1,400 ± 120 |
ケフェウス座RW星 | 1,260 - 1,610 |
カシオペヤ座PZ星 | 1,200 |
IRC-10414 | 1,200 |
りゅうこつ座EV星 | 1,100 |
りゅうこつ座RT星 | 1,090 |
ケフェウス座VV星A | 1,050–1,900 |
りゅうこつ座V602星 | 1,000 |
ペルセウス座S星 | 780 - 1,230 |
ベテルギウス(オリオン座α星) | 950 - 1,000 |
いかがでしょうか。
おそらくまだ完全に解明できていない星もあるのでしょうが、それでもあのベテルギウスを凌駕する恒星が20もあることに驚きですよね。
最大のモノでは、ベテルギウスの2倍近くもあるのです。
ちなみに理由は分からないのですが、ベテルギウスより大きな恒星たちは、いわゆる星の名前が定まっていないものばかりのようですね。
そしてはくちょう座やいて座、りゅうこつ座にはやたら巨大な恒星が存在しているのだなあなどと感じてしまうことでしょう。
こんなドラマティックな動画も
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