元からの精度の問題か、金型の経年劣化の問題か、マゼラトップとマゼラベースの合体も、マゼラトップ砲の固定も、ゆるゆる過ぎて洒落にならない。
イマドキであればそれら接合部はポリキャップかKPSでがっちり食いつくのだろうけど、まぁ今回も、演出の都合でマゼラトップとマゼラベースの合体(乗せてるだけとも言う)は残しておいたが、砲塔の方はあまりにもポロリが多くてストレス過多になるので、マゼラトップにがっつり接着をしておいた。
ホワイトベースをなんとしてでも叩き潰すため、分離して攻撃だ!
コンパチって言ったって、事実上は細長い円筒状の砲塔を、戦車ボディとは別のパーツに差し込みかえるだけなんだから、どうせだったら最初から、ザクが持てるマゼラトップ砲用パーツを丸々をオマケに付けておいた方が、絶対に皆が得をする仕様になったと思うのだが……。マゼラアタック本体とマゼラトップ砲で唯一共通する砲塔のパーツなんて、細くて短いモナカ割りパーツが2個だけなんだし……。
しかし、その直後にガンダムには、もののついでのように撃ち落とされるぞマゼラトップ!
というわけで完成!
完成して分かったが、この戦車、砲塔が真正面を向いたまま、回転することが出来ないデザインと構造だぞ!? なんせ接続部分がスクエア構成なんで、砲塔だけを回転させるわけにはいかない。
どうしても真横や斜めの敵を撃ちたければ、凄腕早業で、超信地旋回とかしないと絶対に先に敵弾の的になってしまうという!
いや、どうせアニメ版では、二次元の嘘と、ジオン驚異のメカニズムで回転させてるんだろうけど。そもそも論的に、これってどうよ?
ザコメカ扱いだったけど、『ガンダム』全編で一番マゼラトップが輝いていたのは、このランバ・ラルの仇討ちでの、ハモンさんのガンダムの背中を狙った急襲作戦だっただろう!
と、謎の問いかけをしてみたところで何も解決しないので、とっとと塗装に移る。
まぁ。、いつものようにベースのグリーンはキットのまんま。
追加塗装は、マゼラベースの方の機銃をミディアムブルー、マゼラトップのコックピット周りをUG06 MSグリーン、コックピットをスカイブルー+ホワイト、ライト類をイエローで塗装。後は、パネルラインに墨入れをした上で、ライトとコックピットをマスキングして、最後に艶消しトップコートでフィニッシュ。
うん! どこからどう見てもマゼラアタックだ! これでよし!
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