日本を代表するヘヴィメタルバンド、ラウドネス

第一期メンバー
海外でも著名な日本のバンドのひとつ
そして今回の入国拒否騒動
80年代から海外進出を行い、全米ツアーだけでなくヨーロッパツアーなどの成功させてきた経験があるにもかかわらず、何故今回に限って入国拒否となったのでしょうか?その背景を探っていきたいと思います。
2015年のときは問題なし

2015年の全米ツアーの日程
コンサート目的でのアメリカ入国が厳格化?

2015年の全米ツアーの写真。盛り上がってます!
4月20日の共同通信の報道によれば、ラウドネスは18日にシカゴで入国を拒否され、帰国せざるを得なくなったとのこと。
ライブを行う予定だったシカゴのライブハウスは店のHPにて「米政権による外国人への入国審査方針が厳格化したため」と説明しているようです。
では、「厳格化」の内容とはどのようなものなのでしょうか?
今まではビザがなくても見逃してもらえた?

日本の発行するビザ(通過査証)
アメリカでのライブには「Pビザ」が必要
ミュージシャンがライブでアメリカに入国する場合、原則として「Pビザ」というものが必要です。Pビザとは、営利目的(例:興行収入目的のライブ)で入国する運動競技者・芸能家に適用されるビザ(厳密には非移民査証)のことです。
しかしながら・・・
海外での多数のライブ経験を持つミュージシャンによれば、ライブが目的でビザを取得したことは一度もなく、「観光」という名目で入国しているようです。過去にアメリカにもそれで入国できたことがあるとのこと。
(参考文献)
http://realsound.jp/2017/04/post-12134.html
では何故今回は入国拒否なのか?
やっぱあの人が原因??

何かと話題の多い大統領
アメリカでは年々、入国審査が厳しくなっています。その理由は言うまでもなく、昨今頻発しているテロ対策です。ビザ免除プログラムの改定、テロリスト渡航防止法が既に施行されており、今後トランプ政権下で更なる厳格化が予想されます。
テロリスト渡航防止法等の詳細については下記のリンクでご確認ください。
アメリカ、ビザ免除プログラムの改定、及びテロリスト渡航防止法の施行を開始‐続報 | 旅行業界 最新情報 トラベルビジョン
結論としては・・・
平和が一番!

世界的な政情不安が続く中、外国人の入国に対する規制強化に巻き込まれてしまったというのが、今回のラウドネス入国拒否の真相ではないかと思われます。イスラム国関連のみならず、北朝鮮関連でも不安定な状態が続く世界情勢ですが、一刻も早い平和的な解決を望みます。政治的な理由で素晴らしい音楽を世界に届けられないというのはあまりにも悲しいですからね。
70年代のアイドルグループ『レイジー(LAZY)』すごい演奏とメンバーたち - Middle Edge(ミドルエッジ)
80年代からヘヴィメタル業界をリードし続ける『EARTHSHAKER』(アースシェイカー) - Middle Edge(ミドルエッジ)