ありし日のエルヴィス・プレスリー
ロックンロール(ロック)の歴史を語るなら、本当は300年も遡って遠くアフリカ西海岸からアメリカ南部に強制的につれてこられた黒人奴隷が日々の労働の苦しさを忘れる為「ブルース」とか「賛美歌(ゴスペル)」を発明した事から始めなければならないだろうが、私が以前書いたものに記述しているので、ここではその辺は割愛することにする。興味のある方は下記の記事をご参考にして頂きたい。
ロックンロール黎明期、共に切磋琢磨し、音楽の質を高めあった三人の神様たち!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
”キング・オブ・ロックンロール”ことエルヴィス・プレスリーとは??
さて、ロックン・ロールはそんな黒人奴隷たちが創造した「ブルース」や「賛美歌」を元にして、チャック・ベリーやリトル・リチャード、ファッツ・ドミノといった3人の神様たちが、色々工夫(テンポを速くしたり、叫んだり、楽器を変えたり・・・)し、進化形として誕生させた<新しい娯楽>だったのだが、それが黒人だけでなく、少しずつ、そして着実に白人にも受け入れられるようになっていった。そして、そのうち白人の中でも音楽を聴くことだけに飽き足らず、色々な楽器(ピアノ、ギターなど)を持って黒人の真似をする若者が現れ出したのである。しかも中には黒人に負けず劣らず、優れた<ブルース・フィーリング>を備えた若者もいた。そのような中、エルビス・プレスリーは最初に登場した白人のロックン・ローラーだったのである。
エルヴィス・プレスリーの生い立ち
エルヴィス・プレスリー
EP(ドーナツ)版のレコード
では、いよいよエルヴィスの楽曲ベスト10を以下に発表しよう!!
エルヴィス・プレスリーがもしも現在、生きていたとしたら、今年で82歳になったはずである。エルヴィスが2017年にコンサートを行っているところは想像もつかないが、何か月か年上のレナード・コーエンは今でもアルバムを出しているし、チャック・ベリーに至っては90歳でやっとこの前に大往生した。
したがってエルヴィスも、相応のダイエットをして健康を回復したとすれば、現在もステージでお腰を振っていてもおかしくはないわけである。しかし、神様は非常なもので、彼の人生はそんな風には行かなかった。
それでも彼は今でもキング・オブ・ロックンロールであり、米国のローリングストーン誌は、エルヴィスの楽曲リクエストを読者投票で募ったという。以下がその結果である。