She's the Boss_1985
1985年にナイル・ロジャースが手掛けたのは、当時解散の危機が囁かれ険悪なムードが漂っていたザ・ローリング・ストーンズのボーカルであるミック・ジャガーのファースト・ソロ・アルバム「シーズ・ザ・ボス」です。
一説によると、ミック・ジャガーはザ・ローリング・ストーンズから脱退を考えていたそうで、本作発表後はソロ活動に積極的に取り組んでいくのですが、シングル・カットされた「ジャスト・アナザー・ナイト」が全英32位、全米12位、アルバムも全英6位、全米13位と思いのほかヒットしなかったため、ザ・ローリング・ストーンズに留まったと言われています。
しかし、ナイル・ロジャースのプロデュースは文句なしです!ゲストで参加しているジェフ・ベックのギターも素晴らしく必聴ものです。元々ザ・ローリング・ストーンズとは仲が良かったとはいえ、1984年に発表されたジェフ・ベックのアルバム「フラッシュ」をナイル・ロジャースがプロデュースしていますから、その関係からの参加だったのかもしれませんね。
シーズ・ザ・ボス
他にもデュラン・デュランやB-52's、はたまた日本のTM NETWORK まで多くのミュージシャンのプロデュースを行い80年代の音を作り続けたナイル・ロジャース。
その輝きは未だに曇ることはありません!