【70年代アーティスト】ミュージシャン細野晴臣とコラボした人や楽曲提供先が凄い!

【70年代アーティスト】ミュージシャン細野晴臣とコラボした人や楽曲提供先が凄い!

今ではナレーションなどでおなじみになっていますが、70年代にミュージシャンとして活動していた細野晴臣が関わった人たちが凄いって知っていましたか?YMOだけじゃない細野晴臣がコラボした人たちと楽曲提供した人たちを含めた魅力と才能をクローズアップ!


YMOにリーダーになるまで

ほそのはるおみ
生年月日:1947年7月9日
デビュー:1969年

YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)のリーダーとして活動する前に1969年エイプリル・フールのベーシストとしてメジャーデビュー。以降、YMOが解散した後も音楽活動は精力的に行い現在はCMやテレビ番組のナレーションとしても活躍。

細野晴臣

細野晴臣 <Red Bull Music Academy Tokyo>のレクチャーの動画がオフィシャル公開 - amass

メジャーデビューする1969年以前はギターを手に取りバンド活動をしてみたり漫画家を目指してみたりと多才さを少年の頃から表現していました。高校時代はボブ・ディランの影響を大きく受けボーカルに挑戦していた頃もあります。大学在学中にギターからベースに変更し数多くのバンドで音楽を追求しロックバンド「エイプリル・フール」のベーシストとしてメジャーデビューしました。

エイプリル・フール

エイプリル・フール

エイプリル・フール / エイプリル・フール | hosonoharuomi.jp | 細野晴臣公式サイト

ボーカル:小坂忠、ギター:菊池英二、キーボード:柳田博義 、 ベース:細野晴臣、ドラムス:松本零(現:松本隆)というメンバーで結成されたバンドでブルースロックの影響を大きく受けたバンドでした。レコーディングされたアルバムよりライブの方が走りやすいバンドだったとか。1696年で解散となりましたがのちの「バレンタイン・ブルー」となり改名して「はっぴいえんど」となったのですからすごいバンドだったということはわかります。

はっぴいえんど

はっぴいえんど

大滝詠一が12月30日に自宅で倒れ急逝 | ガジェット通信

1969年から1973年まで活動したバンドでメンバーは「エイプリル・フール」から残っているボーカル・ベース・ギター・キーボード担当の細野晴臣、ドラムス・パーカッション担当の松本隆、「バレンタイン・ブルー」の時に引き入れられたボーカル・ギター担当の大瀧詠一、ギター・ボーカル担当の鈴木茂の4名で結成されました。このバンドの音楽は発売当初サブカルチャー扱いでしたが1990年以降にJ-POPへ多大な影響を与えたバンドとして再注目されました。

1972年に正式解散したからのメンバーの活躍は知らない人がいないほどで多方面に影響を与えています。そしてその音楽性を引き継いだバンドがたくさん活躍していってくれることで先駆者たちが残した軌跡も受け継がれていくのだと感じました。

ティン・パン・アレー

ティン・パン・アレー

「はっぴいえんど」解散後はソロ活動していた細野晴臣が「キャラメル・ママ」というバンドを始めます。そのメンバーはベース・ボーカル・ギター・キーボード担当を細野晴臣、ギター・ボーカル担当を鈴木茂、キーボード担当を松任谷正隆、佐藤博、ドラム担当として林立夫の5名で結成され、バンド名を「ティン・パン・アレー」に変えて1973年から1977年まで活動し最近では2000年に「Tin Pan」復活結成され音楽活動をしています。

バンド活動はもちろんなのですが、どちらかと言えば音楽プロデュースの色が大きく荒井由実(松任谷由実)やいしだあゆみなど当時歌手として活躍していたミュージシャンをプロデュースや楽曲提供などしていますが、各々の活動が忙しくなり自然消滅という残念な結果となってしまいました。
2000年に「Tin Pan」として突如復活するまではソロ活動をメインに活動していたようです。

細野晴臣としてソロ活動

ソロ活動している時にリリースされたアルバムは細野ワールド満載で、独特のセンスというにはあまりにもポピュラーに聞こえてしまう音楽性は当時ではとても不思議な世界観だったのではないでしょうか。

細野晴臣と言われて思い出すのはYMOだと思うのですが、その音楽性は「歌声」がないいわゆる「テクノ」と言われているジャンルなので歌っている細野晴臣を見るということ自体が初めて知ったという人も多いのではないでしょうか。自分の声が好きではないとされている細野晴臣ですがその歌声は低音が素敵に響く落ち着く声だと思います。

イエロー・マジック・オーケストラ

1978年に結成された音楽グループ「イエロー・マジック・オーケストラ」はエレクトリックベース、シンセベース担当の細野晴臣、ドラムス・ヴォーカル担当の高橋幸宏、キーボード担当の坂本龍一の3名で構成されていることは周知の事実ですが、そのグループのリーダーが細野晴臣だと知らない人は多いのではないでしょうか。
実際、YMOとしてイメージしやすいのは細野より教授と呼ばれていることが多いキーボード担当の坂本龍一が多いと思います。解散後の活動でも表立っているのは坂本龍一で映画音楽やCM音楽など耳にすることが多くその印象からリーダーは坂本龍一だと思っている人がいると思います。実は筆者もその1人でした。

イエロー・マジック・オーケストラ

1979年にYMOとしてシングルリリースした瞬間はこれまでの音楽シーンに新しい風を起こした瞬間だと言ってもいいのではないでしょうか。後にYMOチルドレンと言われる人たちを見ると音楽業界に大きな影響を与えたと言ってもいいでしょう。

影響を与えられたと公言している人は浅倉大介、電気グルーヴ、大槻ケンヂ、今井寿、SUGIZO、吉田拓郎、槇原敬之などが何らかの影響を受けた公言しています。影響をそのままにテクノ系に進んだ人や異なるジャンルに進みながらもYMOの音楽性に陶酔したりあえて対抗してみたりと様々なようです。

グループ名について深く考えたこともなくいつの間にかイエロー・マジック・オーケストラやYMOが定着していた記憶なので検索してみて意外と考えてつけられたグループ名だと感じた人も多いのではないでしょうか。この名前でアメリカなどでも活動しているので黄色人種としての意気込みのようなものが感じられます。

音楽だけに留まらずバラエティ番組などにも出演していたYMOのメンバーですが、活動休止したり再活動したりとありましたがこのメンバーでCMなど出ているところを見ていると楽しいそうな年の取り方をしているなと感じます。つかず離れずの距離感がベストなのでしょうね。

楽曲提供が凄い!

バンド活動をしている時にもプロデュース業や楽曲提供など行っていた細野晴臣が提供していたアーティストが実はすごい面々だって知っていましたか?アイドルからミュージシャン、演歌歌手までその楽曲提供の幅は広く、中には大ヒットした曲も多数ありました。

「ティアドロップ探偵団」や「ティーンエイジ・イーグルス」、「エレクトリック・スーパーマン」などの楽曲提供

イモ欽トリオ

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「連れてってファンタァジェン」や「は・じ・め・て」などの楽曲提供

小泉今日子

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「心のアンテナ」や「硝子のプリズム」などの楽曲提供

中川翔子

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「ブルージュの鐘」、「黄色いカーディガン」、「天国のキッス」、「わがままな片想い」、「ガラスの林檎」、「ピンクのモーツァルト」、「硝子のプリズム」などの楽曲提供

松田聖子

33年前の今日、松田聖子「天国のキッス」がチャート1位を獲得。 【大人のMusic Calendar】 | ニッポン放送「しゃベル」 ラジオAM1242+FM93

「ウイスキー色の街で」、「紐育物語」などの楽曲提供

森進一

森進一/紐育物語

「風の谷のナウシカ」、「銀色のハーモニカ」などの楽曲提供

安田成美

安田成美* - 風の谷のナウシカ (Vinyl) at Discogs

他にもアニメ「キテレツ大百科」の「キテレツ大百科のうた」やキャンディーズのメンバーだった藤村美樹のソロシングル「夢・恋・人。」なども幅広く提供していて知らず知らず細野晴臣の曲を耳にしていたということが多くあったと気づかされました。

程よい低音の利いた声でナレーションでも耳にすることが多い細野晴臣ですが、俳優として映画に出演していたり音楽担当として関わっていたりと音楽業界を担ってきた重鎮として構えているのではなく、精力的に活動しているということがファンには嬉しい限りですが、ハイセンスの音楽をこれからも創り出していってほしいというところが本当のところだと思います。
これからの活躍を楽しみにしています。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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