ナベサダは間違いなく日本のジャズ界を牽引してきた。彼の門下生もまた同様に日本ジャズ界を支えている

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渡辺 貞夫は1933年2月1日に栃木県宇都宮市で生まれ日本のジャズを最高のミュージシャンとして引っ張ってきた。 ナベサダの愛称でジャズ・ボサノバ・フュージョンのサックスプレーヤー・フルート奏者として活動し、男性化粧品などのCMにも出演した。


第六期:フュージョンの祭りが去ってメインストリームジャズへの回帰も

日米とも、フュージョンブームが一息つき、ナベサダもジャズサウンドへの回帰を開始する。それでも、ナベサダのボサノバは健在で、スタンダードの中、時折サンバ、ボサノバの響きが聞かれる。相変わらずアルバムレコーディングは旺盛で、年に1~2枚はリリースした。
80年代後期から2000年代のナベサダアルバムとメンバー
「PARKER'S MOOD」(1985)
「TOKYO DATING(1985)
「GOOD TIME FOR LOVE(1986)
「バーズ・オブ・パッセージ」(1987)
「ELIS」(1988)
「MADE IN CORACAO TOQUINHO」(1988)
「フロント・シート」(1989)
「SWEET DEAL」(1991)
「A NIGHT WITH STRINGS」(1992)
「EARTH STEP」(1993)
「IN TEMPO」(1994)
「A NIGHT WITH STRINGS Vol.2」(1993)
「A NIGHT WITH STRINGS Vol.3」(1994)
「GO STRAIGHT AHEAD'N MAKE A LEFT」(1997)
「黒い瞳」(1997)
「VIAJANDO」(1998)
「REMEMBRANCE(リメンブランス)」(1999)
「SADAO 2000」(2000)
「MINHA SAUDADE」(2000)
「SADAO WATANABE MY DEAR LIFE 50th ANNIVERSARY COLLECTION」(2001)
「WHEEL OF LIFE」(2003)
「SKETCHES OF NATURE」(2004)
「ONE FOR YOU」(2005)
「Stella by Starlight」(星影のステラ)
「Sadao & Charlie Again」(2005)
「BASIE'S AT NIGHT」(2007)
「INTO TOMORROW」(2009)
「COME TODAY」(2011): 渡辺貞夫(as),Gerald Clayton(p),Ben Williams(b),Johnathan Blake(ds)

第七期:最近のナベサダサウンド

多くの年輪を重ねても、実験的サウンドへの挑戦し続けるアグレッシブな姿勢は、未だ健在
2012年 - 「OUTRA VEZ(オウトラ・ヴェス ~ふたたび~)」:渡辺貞夫(as),Fabio Torres(p),Swami Jr.(g),Paulo Paulelli(b),Celso de Almeida(ds),Cleber Almeida(per),Fabiana Cozza(vo)
2014年 -「I’m with you」Bunkamuraオーチャードホールにてライヴ録音 渡辺貞夫 (alto saxophone, conductor)
  [Sax Section]吉田 治 (lead alto saxophone)小池 修 (2nd tenor saxophone)近藤和彦 (3rd alto     saxophone)今尾敏道 (4th tenor saxophone)山本拓夫 (5th baritone saxophone)
  [Trombone Section]村田陽一 (lead trombone)片岡雄三 (2nd trombone)辻 冬樹 (3rd trombone)
 山城純子 (4th bass trombone)
  [Trumpet Section]西村浩二 (lead trumpet), 佐久間勲 (2nd trumpet)奥村 晶 (3rd trumpet), 松島啓之(4th trumpet)
  [Rhythm Section]ラッセル・フェランテ (piano)エドウィン・リヴィングストン (bass)ピーター・アースキン    (drums)
2015年 - 「ナチュラリィ」:渡辺貞夫(as),Lula Galvão(g),Itamar Assiere(p),Alberto Continentino(b),Paulo Braga(ds),Sidinho Moreira(per),Jaques Morelenbaum(cello)

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