プロボクサー大場政夫が「永遠のチャンピオン」と言われる理由

プロボクサー大場政夫が「永遠のチャンピオン」と言われる理由

大場政夫は、日本の高度成長期時代にプロボクサーを目指し、WBA世界フライ級王者になった。甘いマスクとスタイリッシュな体型が印象的なヒーローだった。23歳の若さで劇的な事故死を遂げ今も「永遠のチャンピオン」と言われその人生に注目が集まっている。そんな大場政夫のボクシング人生を辿ってみた。


「永遠のチャンピオン」大場 政夫の生い立ち

大場 政夫(おおば まさお)は、1949年10月21日東京都墨田区に生まれた日本のプロボクサーで第25代WBA世界フライ級王者。

東京都足立区で育った。大場 政夫の実父はギャンブル好きで家計が苦しかった。しかしその父がプロボクシングファンだった影響を受けてプロボクシングで世界王者になり両親のために家を建てようと決意した。

当時の日本はまだ現在のように豊かではなかった、そんな時代だった。

1965年、中学を卒業した大場政夫は小学生の頃から目標だった、プロボクシングで世界王者を目指すために帝拳ジムに入門する。担任トレーナーは桑田勇。入門当時の大場政夫は身長160cm、体重48kの貧弱な体であった。それでも翌年にプロデビューを果たしている。

15歳の時にプロボクシングに入門する

逆転の貴公子 : Drag-inのF○○K´N ドラマー jun_tezukaのblog

プロボクシング入門後、1年でプロデビューする

1966年11月7日の渡辺和喜(金子)戦では1回KO勝ちでプロデビューを飾った。

1967年6月16日の谷正和(塚原)戦では4回判定負けの結果となる。

1967年9月3日の譲康雄(中村小田原)戦では4回判定勝ち。

1967年10月13日の予選で浅野英一(笹崎、後の日本ジュニアフェザー級王者・スナッピー浅野)との対戦は引き分けに終わり、ポイント数で敗者となった。

1968年9月2日、大場にとって初めての10回戦の対戦相手は横浜協栄ジムの世界王者花形進。
試合は10回判定負け。
同年、古川克己と伝説の激闘の末、KOで勝利し号泣する。

1969年3月3日中村ジムの 日本フライ級王者スピーディ早瀬とのノンタイトル戦で10回フルマークの判定勝ち。

8月18日 新和ジムの東洋フライ級王者中村剛との試合ではノンタイトル戦で10回判定勝ち。

12月14日 海老原博幸を破る。

世界フライ級王者となったばかりのバーナベ・ビラカンポ(フィリピン)との対戦は、ノンタイトル戦で10回判定勝ちする。

WBA世界フライ級王座を獲得する

1970年10月22日、世界初挑戦でタイのベルクレック・チャルバンチャイを13回KOで倒し、念願のWBA世界フライ級王座を獲得する。そして帝拳ジム初の世界王者となる。

1971年4月1日 ベネズエラのベツリオ・ゴンザレスとの試合で15回判定で降し初防衛。
3人の日本人ジャッジの採点は、一人が2ポイント差、二人が1ポイント差だった。

6月19日 初の海外遠征となる試合がテキサス州・サンアントニオで行われた。
メキシコ同級王者ロッキー・ガルシアとノンタイトルで対戦し、ダウンを奪われるものの9Rに逆転TKOを下す。

2度目の防衛戦、大場政夫vsフェルナンド・カバネラ

10月23日 フィリピンの1位挑戦者フェルナンド・カバネラを15回判定で降し2度目の防衛に成功する。

試合会場の日大講堂には、8,000人の観衆が集まった。
テレビ放送のゲスト席には長嶋茂雄と石原慎太郎が来ていた。

3度目の防衛戦、大場政夫vs花形進

1972年3月4日、一度負けている横浜協栄ジムの花形進を選んだ試合だった。
日本人同士の史上2度目の世界戦となった。

この時の花形選手は世界4位。
対戦は15回判定で2-0。3度目の防衛に成功する。

4度目の防衛戦、大場政夫vsオーランド・アモレス戦

9月26日 ドミニカ共和国のナタリオ・ヒメネスとのノンタイトル12回戦では5回KO勝ち。

大場政夫はタイトル戦の合間に、必ずノンタイトル戦を挟んでいた。
プロボクサーとして常に戦ってきたのだ。

5度目の防衛戦、大場政夫vsチャチャイ・チオノイ戦

驚異的な逆転KO勝ちしたものの試合後の大場政夫は杖をつかねば歩けない状態だった。
そしてこの試合後、大場政夫には長期休暇が待っていた。

大場政夫 の事故

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