歴代海上自衛隊【主力潜水艦SS型】を調べてみましょう!

歴代海上自衛隊【主力潜水艦SS型】を調べてみましょう!

退役した過去日本の海を守ってきた通常動力型潜水艦 (SS)たち。海上自衛隊発足時から2000年代まで活躍した、深海の中での見えない防衛戦を実は戦っていたそうです。もちろん攻撃を仕掛けたり、かけられることはなかったのでしょうが、その情報戦ともいえる行動は「見えない戦争」ともいえるのではないでしょうか


基準排水量	1,850トン
水中排水量	2,450トン
全長	72.0m
全幅	9.9m
吃水	7.5m
機関方式	ディーゼル・エレクトリック方式
川崎V8V24/30mAMTL型ディーゼルエンジン×2基
SG-4型主発電機×2基
SM-4型主電動機×1基
推進器	スクリュープロペラ×1軸
出力	水上:3,400馬力
水中:7,200馬力
速力	水上:12 ノット (22 km/h)
水中:20 ノット (37 km/h)
乗員	80名(たかしお,やえしおは75名)
兵装	HU-602 533mm魚雷発射管×6門
• 72式1型 魚雷
• 80式 魚雷
レーダー	ZPS-4/5 対水上捜索用×1基
ソナー	統合ソナー
ZQQ-1(1~2番艦)
ZQQ-2(3~5番艦)
ZQQ-3(6~7番艦)
アクティブ
SQS-36J(6~7番艦)

建造期間	1968年 - 1978年
就役期間	1971年 - 1996年
建造数	7隻(1隻計画中止 計画上8隻)

うずしお型(SS-566ーSS-572)

同型艦
うずしお (SS-566)
まきしお (SS-567)
いそしお (SS-568)
なるしお (SS-569)
くろしお (SS-570)
たかしお (SS-571)
やえしお (SS-572)

此の艦から近代的な涙滴型船型・1軸推進方式の潜水艦というお馴染みの形のものが建造され始められたんですね。これ以前の艦と一瞥で区別がつくようになりましたね。

ゆうしお型

基準排水量	2,200トン(5番艦以降50t増)
水中排水量	2,900トン
全長	76m
全幅	9.9m
吃水	7.4m
機関方式	ディーゼル・エレクトリック方式
川崎V8V24/30mAMTL型ディーゼルエンジン×2基
SG-4型主発電機×2基
SM-4型主電動機×1基
推進器	5翔式スクリュープロペラ×1軸
出力	水上:3,400 馬力 (2,500 kW)
水中:7,200 馬力 (5,300 kW)
速力	水上:12 ノット (22 km/h)
水中:20 ノット (37 km/h)
乗員	80名(幹部10名、曹士70名)
兵装	HU-603 533mm魚雷発射管×6門
• 72式1型魚雷
• 80式魚雷
• 89式魚雷
• ハープーンUSM
合計20発
C4ISTAR	ZYQ-1 (SS-573〜580)
ZYQ-2 (SS-581,2)
レーダー	ZPS-6 対水上捜索用×1基
ソナー	ZQQ-3 統合式 (SS-573〜577)×1基
ZQQ-4 統合式 (SS-578〜582)×1基
SQS-36J 探信儀×1基
AN/BQR-15 TASS(※後日装備)×1基
その他	予備浮力:11.4%

建造期間	1976年 - 1989年
就役期間	1980年 - 2008年
建造数	10隻

ゆうしお(SS-573)

同型艦
ゆうしお (SS-573)
もちしお (SS-574)
せとしお (SS-575)→(TSS-3602)
おきしお (SS-576)→(TSS-3603)
なだしお (SS-577)
はましお (SS-578)→(TSS-3604)
あきしお (SS-579)
たけしお (SS-580)
ゆきしお (SS-581)→(TSS-3605)
さちしお (SS-582)

現在も含めて最も多くの同型艦が製造された艦型でしょう。また5番艦以降の6隻は対地上艦戦を考えた、ハープーンミサイルの運用能力も持ち、攻撃力の増大も図られているようです。なお、現在は全艦除籍されましたが、7番艦の「あきしお」は海上自衛隊呉史料館に建築基準法上の建物として博物館として展示されています。映画、アニメ、小説などにもよく登場していますね。

はるしお型

基準排水量	2,450トン
水中排水量	3,200トン
全長	77m
全幅	10m
吃水	7.7m
機関方式	ディーゼル・エレクトリック方式
川崎12V25/25Sディーゼル主機(水上3,100 ps / シュノーケル時2,700 ps)×2基
主発電機 (2,840 kW)×2基
主電動機(水上3,400 ps / 水中7,200 ps)×1基
推進器	7翔式スクリュープロペラ×1軸
速力	水上:12 ノット (22 km/h)
水中:20 ノット (37 km/h)
乗員	75名(幹部10名+海曹士65名)
兵装	HU-603B 533mm魚雷発射管×6門
• 80式 魚雷
• 89式 魚雷
• ハープーン USM
合計20発
C4ISTAR	ZYQ-2B潜水艦指揮管制装置
レーダー	ZPS-6 対水上捜索用×1基
ソナー	ZQQ-5 統合式 (1~3番艦)×1基
ZQQ-5B 統合式 (4~7番艦)×1基
ZQR-1 曳航式×1基
その他	予備浮力:12.2%

建造期間	1987年 - 1997年
就役期間	1990年 - 2017年
建造数	7隻

はるしお (SS-583)

はるしお (SS-583)
なつしお (SS-584)
はやしお (SS-585)→(TSS-3606)
あらしお (SS-586)
わかしお (SS-587)
ふゆしお (SS-588)→(TSS-3607)
あさしお (SS-589)→(TSS-3601)

89式深深度魚雷を装備してるということは、かなりの深度まで潜れる艦なのでしょう。とにかく静かなクラスだったようですね。現在、就役、建造中、計画中の新型艦がありますが、これらがこれを超える深度での作戦行動が遂行できるのは間違いないでしょう。

あとがき

今、現役で就役しているのは「おやしお型」11隻と「そうりゅう型」12隻(2隻建造中3隻計画中)ですが、特記すべきは日米共同軍事訓練で日本の潜水艦は1度も位置を捕捉されたことがないらしいのです。また、89式深深度魚雷の深度は900mというデータが公表されています。日本はカタログスペックを過少に表記することはあっても「某国」のように過大に数字を並べることはありません。もし深深度600m以上の海底で機関停止したまま着底し、その上を通る地上艦だろうが、潜水艦であろうが、魚雷をまず水平に発射し、目標直下から垂直上昇させれば深深度爆雷も魚雷も持たない船では防御も攻撃も完全にオプションを失います。つまり地域限定で考えれば(東シナ海、南シナ海等)広域での原潜の行動範囲にはかなわないにしてもやる気になれば確実に撃沈できることになります。日本の防衛力というのは侮れませんね!

陸上自衛隊【歴代主力戦車】を並べてみました - Middle Edge(ミドルエッジ)

関連する投稿


今見ても面白い!『ふしぎの海のナディア』のアドベンチャーの世界を体感しよう!

今見ても面白い!『ふしぎの海のナディア』のアドベンチャーの世界を体感しよう!

ジャンになって「ナディア」の世界を体感できる!ジャンとナディアの出会いから、ブルーウォーターをめぐる争いに巻き込まれていくストーリーを、アニメとも比較してご紹介!


最新の投稿


ウルトラマン60周年を祝う“怪獣絵師”の魂!開田裕治氏による完全新作・複製原画プロジェクトが始動

ウルトラマン60周年を祝う“怪獣絵師”の魂!開田裕治氏による完全新作・複製原画プロジェクトが始動

2026年のウルトラマンシリーズ放送開始60周年を記念し、怪獣絵師・開田裕治氏による完全新作の描き下ろし複製原画プロジェクトが始動しました。直筆サイン入りの100枚限定アートを中心に、Tシャツやアクリルジオラマなどの豪華特典が揃うクラウドファンディングが実施中。特撮ファンの夢を形にする一大企画です。


『魔神英雄伝ワタル』35周年感謝祭がBlu-rayに!田中真弓ら豪華キャスト集結の伝説的イベントを収録

『魔神英雄伝ワタル』35周年感謝祭がBlu-rayに!田中真弓ら豪華キャスト集結の伝説的イベントを収録

TVアニメ『魔神英雄伝ワタル』放送35周年を記念し、2024年に開催されたシリーズ史上初の超豪華イベント「魔神英雄伝ワタル 35周年感謝祭」が待望のBlu-ray化。2026年1月28日に発売されます。キャストによる秘蔵トークや主題歌ライブ、さらに2月開催の新作イベント情報など、「ワタル」ファン必見の内容です。


沖縄土産の新定番!オリオンビール×ZIPPOが初コラボ。全8種のデザインで沖縄県内にて先行販売開始

沖縄土産の新定番!オリオンビール×ZIPPOが初コラボ。全8種のデザインで沖縄県内にて先行販売開始

喫煙具メーカーの老舗・ライテックが、沖縄を代表するビールブランド「オリオンビール」とコラボした限定ZIPPO(全8種)を発売。シーサーやミンサー柄など沖縄の空気感を纏ったデザインが特徴で、現在沖縄県内のドン・キホーテで先行販売中。飛行機への持ち込みも可能な、一生ものの「沖縄土産」として注目です。


伝説復活!ろくでなしBLUES外伝「鬼葛」で鬼塚VS葛西が実現

伝説復活!ろくでなしBLUES外伝「鬼葛」で鬼塚VS葛西が実現

集英社『グランドジャンプ』は、伝説のヤンキー漫画『ろくでなしBLUES』の外伝作品『ろくでなしBLUES ─鬼葛─(おにかずら)』を2026年夏より連載開始すると発表しました。原作は森田まさのり氏、作画には『Dr.STONE』のBoichi氏を迎える超強力タッグが実現。本編では描かれなかった東京四天王・鬼塚と葛西の幻の対決がついに描かれます。ファン待望のドリームマッチの詳細をお伝えします。


30年の時を経て伝説のOVAが復活!『逮捕しちゃうぞ』初のHD化Blu-ray発売決定。豪華特典も

30年の時を経て伝説のOVAが復活!『逮捕しちゃうぞ』初のHD化Blu-ray発売決定。豪華特典も

藤島康介原作の人気アニメ『逮捕しちゃうぞ』のOVA版が、アニメ化30周年を記念して初のHDテレシネによるBlu-ray化。2026年1月28日に発売されます。新規マスターによる鮮やかな映像に加え、メインキャストによる対談や原作者インタビューを収録したブックレットなど、ファン垂涎の豪華仕様です。