当時の伊武雅刀
『飯場の恋の物語』は、『銀座の恋の物語』のパロディだった。
曲名から『銀座の恋の物語』のパロディであることは分かっていた人も多いと思うが、曲までそっくりなことに驚いたのでは?
テクノ艶歌と称し、ユーモアを極限まで追求したパロディソング『飯場の恋の物語』であったが、曲調があまりに似すぎていたことや、男同士の恋をふざけて歌うような内容であったため、クレームがついてしまう。
結果、この『飯場の恋の物語』が収録された『音版ビックリハウス-逆噴射症候群の巻』はなんと発売初日に回収されてしまうのだった。
聴き比べて頂くとそのパロディっぷりの凄さがわかっていただけるはず。
『音版ビックリハウス-逆噴射症候群の巻』はその後、『飯場の恋の物語』を『夢見る約束』に差し替えた改訂版としてリリースされた。
完全に市場から消失してしまった『飯場の恋の物語』
発売初日に回収されてしまったため、『飯場の恋の物語』を収録した音版ビックリハウスを市場で見つけることはない。
もしも、どこかの中古ショップで見かけたら迷わず購入することを勧めたい。
1983年にリリースして話題になった『子供達を責めないで』などを含む、伊武雅刀による歌を集めたアルバム『伊武のすべて』が2008年に発売されている。
しかし、『すべて』と書いてあるが、残念ながら『飯場の恋の物語』が収録されていない。
抜群の安定感を誇る渋い演技で、我々を楽しませてくれる伊武雅刀。
彼の芸歴にこんな1ページがあったことを知ると、今まで以上に深みを感じてしまう。
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