それぞれの印象を想い出して頂きました。
昔を懐かしむ伊丸岡ルミ役の松下恵さん
藤田さん(紀美)
人によって、ですね。30人のクラスの中で8割くらいが本人と似たような性格の役で、残りは違う。だよね?松下さん(ルミ)
そうね。歩なんて全然違うからね。だけど役と似ていると引っ張られることがあるんですよ。 みんな中学生とかで人格形成の途中じゃないですか。私も撮影では学級委員でしっかりしていないといけないし、そうなると本当の学校でもしっかりしなきゃ、勉強しなきゃ、みたいな。 それでキャパシティを超えてしまう。
藤田さん(紀美)
ホントにスケジュールが大変だったしね……。高校受験をする子もいたし。私は当時の記憶があまりない(笑)。作品の中身はよく覚えているんですけど、自分がそこでどうしていたのかが抜け落ちているというか。 パート4のメンバーで集まったりした時に、他の子から聞いて「ああ、こうだった」と思い出すくらい。
松下さん(ルミ)
みんな必死だったよね。前の日がどんなに遅くなっても次の日は朝から自分の学校に行って、 3時限目とかで早退して緑山スタジオに行って、と。卒業式の収録も、午前中に自分の卒業式をした後でしたからね。 思春期だし、みんなそれぞれ悩みとかを抱えている中で、揺れ動いている子たちが演じていたんだろうなと思います。
1回目はここまで!
思春期の子供たちが思春期の子供たちを演じる難しさ……。その濃密な時間をともにしたからこそ、今笑って振り返ることができるのでしょう。
2回目はルミと紀美とあの頃の3Bのいろいろな事件について語ってもらいます!
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