どんなゲームなの?
プレイヤーは「フライトクラブ」という平和的なスカイスポーツスクールを装ったフライトスペシャリスト養成所に入会し、軽飛行機(ライトプレーン)、スカイダイビング、ロケットベルト、ハングライダーの4種を、あたえられた課題をこなしていきながら上達していくゲームです。
開発経緯!
スーパーファミコン発売の2年前である1988年11月21日「ドラゴンフライ」の仮称でマスコミ向けに任天堂社内でビデオ上映された「フライトクラブ」と改題されたサンプルゲームが原型になっています。そのためにスーパーファミコンの新機能をアピールするための拡大縮小を多様しているんでしょうね。でもゲームという点ではやはり地味だったと思われ、「スーパーマリオワールド」「F-ZERO]の陰に隠れて、売り上げはあまり良くなかったようです。
ゲーム内容!
フライトエリア開始ごとに教官の挨拶と飛行場地形図、概要がレクチャーされます。
フライトエリアは1~4が通常モードになりますね。
フライトエリア1・・・練習用フライトエリア 広大な滑走路を一本備えます。種目はライトプレーンとスカイダイビング
フライトエリア2・・・草原地帯に作られたフライトエリア。種目にロケットベルトが追加。滑走路が左右へ行こうに2本併設されています。右側の方が短くて、狭い分ポイントが高く設定されています。
フライトエリア3・・・2本の交わった滑走路を持つ、洋上の孤島に作られたフライトエリア。スカイダイビングに代わり、ハングライダーの技量が試される。ロケットベルト用ターゲットが会場に設置。
フライトエリア4・・・人工島に建設されたフライトエリア。4つの種目が全て登場します。ライトプレーン時は滑走路にガイドビームが尽きますが、フライトエリア1と違い触れても得点にはならない。
イラフ島1(極秘指令1)
軍も手を焼くほどの巨大な麻薬シンジゲートを構える要塞の様な島。
砲身のない未知の軍事技術で作られた地対空兵器が島内の至る所に設置されています。
プレイヤーを操りかいくぐろう!
フライトエリア5
フライトエリア1の発展型。積雪のため見渡す限りの雪景色となっています。
滑走路にも残雪が有り、これに一定速度以上の飛行機が乗ると失敗になります。
ちなみにターゲットリングも小さくなっています。
フライトエリア6
フライトエリア2の発展型。雨雲が低く垂れ込め、雨天後で滑走路が濡れているため飛行機の停止に必要な制動距離が伸びます。注意が必要ですね。
フライトエリア7
フライトエリア3の発展型。夕闇に迫る上空は強風が吹いておりかなり風に流されます。
フライトエリア8
フライトエリア4の発展型。強風に加え視界不良の夜間でのシチュエーションということもあり、最終試験に相応しい高難易度になっています。
ターゲット、滑走路などは光っているので見落とす心配はありませんけどね・・。
イラフ島2(極秘指令2)
イラフ島1の発展型。視界不良の夜間でのシチュエーションです。イラフ島1よりも数多く設置された地対空兵器がプレイヤーのヘリを迎撃してきます。
教官の紹介!

田中文也教官

白石蘭教官

インディ・スコット 教官

黒田藤兵衛教官
飛行できるのはこの4種類!
軽飛行機(ライトプレーン)

紅い複葉機が格好いい!
赤色の複葉機。EXPEARTでは青色になる。表現上の制約によりバンク角やピッチ角が制限されているため、宙返りなどのアクロバティックな飛行はできず、旅客機並みのかなり鈍重な挙動になっています。初心者でも容易に操縦できるよう操作は簡略化されていて、ラダーやトリムなどの操作はないですね。しかし揚力や惰性、失速や風見効果など飛行機の特性をある程度考慮していて、当時のコンシューマー機用ゲームとしては本格的な物と言えます。
空中に設置されたガイドビームにタッチしながら着陸、または所定のリングをくぐって滑走路へ着陸し、滑空時間と着陸時の侵入角度、精度を競います。
こちらはボーナスチャンスは存在しません。
フライトクラブの必修科目になっていて、全フライトエリアで登場します。
スカイダイビング!

スカイダインビング!
ヘリで高度3800フィートまで上昇し、縄ばしごからダイブ!
落下中は体の傾きにより落下速度と進行方向を制御します。
高度1000フィート以下になるとパラシュートの展開が可能になります。
パラシュートは左右の旋回とフレアが行える操作性の高いラム・エア型で、前方へ滑空しながら降下します。
落下中は空中に設置された複数のリングをできるだけ多く通過し、パラシュート展開後は地上ッターゲットへの着地の精度を競います。
水上を移動するターゲットに着地するとボーナスチャンス!
ロケットベルト

スカイダイビングよりも簡単?
背中に背負ったブースターを使って空中飛行を行います。
惰性の影響を強く受けますので操作には注意が必要ですね。
LボタンやRボタンで視点の切り替えが可能です。
リングをくぐったり、ビールに接触する課題が与えられ、全てクリアした後に地上ターゲットへ着地し、その精度を競います。
水上を移動するターゲットに着地するとボーナスチャンス!
ハングライダー

ピンクがまぶしい!
ライトプレーンに牽引され空中からスタートします。
マップ上に上昇気流が発生しているポイントがあるので、それに乗ると高度を急上昇させることができます。ハング用の地上ターゲットはスカイダイビングやロケットベルトとは別に設置されています。規定の高度に達するか所定のリングを2回潜った後、地上ターゲットへの着地精度を競います。スカイダイビング・ロケットベルト用のターゲットに着地するとボーナスチャンスになりますね。
パイロットウィングスの評価は?
飛行感、浮遊感、落下感などの表現力は当時としてはかなり高いデスよね!
タイトルからして、「回転しながら近づいてきて、通り過ぎて、一気に中央へ戻る」ということでスーパーファミコンの新機能をアピールしまくってます!
これまでのゲームと違い、カクカク感もないですし、スムーズなズームみたいな感じを受けました。
さすがスーパーファミコンと思わせるだけのソフトだったと思います。
確かに今だとVRでパイロットウィングスができればメチャクチャ面白そうですよね。
こういうゲームって好きな人は好きだけど、嫌いな人はやる前から嫌いって言いそうですよね。
敷居がちょっと高いかもしれません。ちょっと大人向けのゲームなのかな?
続編もありますよ!
こちらはニンテンドー64の時に発売されたソフトです。
やっぱりパワーアップしてますよね。こういうゲームはやっぱりグラフィックが良いと盛り上がりますよね。
こちらは3DS用のソフトになります、初期から15年ぶりの新作と言うことですから、人気があるというのが分かりますよね。
いかがでしたでしょうか?
パイロットウィングスは傑作だと思います。今ならグラフィック性能も上がってますし、もっと綺麗な画面で飛行ができるんじゃないだろうか?
それこそ、来年発売予定の任天堂スイッチで是非、また復活して欲しいですね。
期待しています。