クライマックスの竜巻は特大級です。いかに観測装置を吸い上げさせるか、そしていかに逃げ延びるかが見せ場となります。ジョーにとっては幼い頃に父親を奪ったあの特大級の竜巻と再び対峙することになり、この後の究極の体験が最大の見せ場となります。
復讐と父親への未練を一気に解き放つかのような、まさに劇中でも語られる「神の領域」を垣間見るような感動的な場面です。しかしビルとジョーのふたりに、竜巻パワーは容赦なく襲いかかります。フェンスは軽々と舞い上がり、農機具やトラクターが宙を舞いながらギリギリ頭上をかすめていきます。まるで怪物が意志を持って襲い掛かるような自然の描き方に映画的な見せ場が凝縮されています。
竜巻については十分リサーチが行なわれ、自然の法則から大きく逸脱しないように細心の注意が払われたものと思います。そんな中でヤン・デ・ボン監督のアクション性の高い素晴らしい演出が隅々まで冴え渡っており、たくさんの見せ場が用意されています
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