レインボー(Rainbow)

ディープ・パープル
リッチー・ブラックモア

リッチー・ブラックモア
在籍メンバー
とんでもなく多いメンバーです。
とてもみなさんを紹介しきれないと思いますので、リーダーでありギタリストのリッチーと、4人の個性あふれるシンガー、そして主要メンバーのみ、順を追ってふりかえってみたいと思います。
銀嶺の覇者 (Ritchie Blackmore's Rainbow) 1975年

銀嶺の覇者

ロニー・ジェイムス・ディオ(Vo)

コルナ(メロイック・サイン)姿のディオ
このアルバムですが、作成された後、リッチーとボカールのディオ氏をのぞく、ミッキー・リー・ソウル、クレイグ・グルーバー、ゲイリー・ドリスコールが脱退…いや解雇されたという…早速に、リッチーの悪癖(?)がはじまった最初のアルバムでした。
虹を翔る覇者 (Rising) 1976年

虹を翔る覇者

コージー・パウエル
ドラマーがコージー・パウエルに替わって、バンドの土台が安定しよりヘヴィになったレインボーです。
今作は「ハードロック史上に残る名作」とも言われています。
また、「クラシカルなメロディとヘヴィなサウンドからなる様式美的ハードロック」という特徴も顕著に表れている作品。
アルバムより「スターゲイザー」です。
これは、もしかしたら「空耳(タモリ倶楽部)」で有名な曲でもあるかもしれないですね…。
長いのですが、終わりの方、6:30以降…
「なあ、6、6、6、6、6階さわらせて~」
ですね。
空耳はありますが、どことなく威厳漂い、中東風な感じもする名曲ですね!
バビロンの城門(LONG LIVE ROCK'N'ROLL) 1978年

バビロンの城門
途中でベーシストのマーク・クラークが脱退後、なんとリッチー自らベースを弾いたというアルバムです。よく考えてたら、これだけメンバーを解雇(あるいは脱退)…なので、そのしわ寄せがくるのは仕方ないことだと思いますが、リッチーにしてみたら…メンバーが足りないなら自分で弾いてやる! という感じなのでしょうか?
今作内の「Kill The King」はこれも重要曲となります。
この「Long Live Rock 'n' Rol」、とても小気味の良いロック・ナンバーでレインボーの中でも大好きな曲の一つです。
そして、またまた空耳も…!?
これも最後の方…4分以降
「駄目だよ(?)、やめてよ、やめてよ、やめねーよ!」
と聞こえてしまいます。(いつもまにか「空耳」まで紹介したりしていますね…)
ダウン・トゥ・アース(DOWN TO EARTH) 1979年

ダウン・トゥ・アース

グラハム・ボネット
今度は、リッチーとドラマーのコージーさん以外のメンバー、なんとディオ氏も脱退!
アルバム毎にメンバーが違いますね…。
作曲とプロデュースをロジャー・グローヴァー氏(ベーシストでもあります)を加入したことにで、よりキャッチーなメロディーに転向、アメリカ進出を狙っての路線変更でした。
ボーカルにはディオ氏に代わってグラハム・ボネット氏が加入しました。グラハムさんは、特徴のある声質でパワフル! そして、HR/HMでは珍しくスーツ姿に短髪で歌うことでも有名です…が、これが、リッチーにとってはちょっと気に障ったようで、グラハムさんは服を捨てられてしまったこともあったそうです。
この「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」は、やはり今までのレインボーとはまったく違った曲調のせいか、メンバーの間では議論が起こったようです。
それでも今にして思えば、これも名曲ですよね!
空耳「信州りんご~」…空耳のお嫌いな方にはたいへん申し訳なく思います…。
(それにしても、レインボーも空耳が多いバンドです…)。
アイ・サレンダー(Difficult to Cure) 1981年

アイ・サレンダー
「アイ・サレンダー」と題された本作では、もっとアメリカ進出を目指していたようです。
安定の超パワフル・ドラマーだったコージー・パウエル氏が脱退、ついで、ボーカルのグラハム・ボネット氏も脱退しました。グラハム氏の代わりにジョー・リン・ターナーが加入したのですが、これはどうやら、ルックス面も大いに影響していたと聞いたことがありますが、本当がどうかわからないのですが…確かに、ジョーさん、ルックスが良い方です、もちろん、声も良いです!

ジョー・リン・ターナー
闇からの一撃(Straight Between the Eyes) 1982年

闇からの一撃
アルバム「アイ・サレンダー」を作り終えた頃に、今度はキーボードのドン・エイリー氏が、向かう方向性の違いで脱退、新たにデイヴ・ローゼンタール氏を迎えての本作でした。
ストリート・オブ・ドリームス(BENT OUT OF SHAPE) 1983年

ストリート・オブ・ドリームス
孤高のストレンジャー(STRANGER IN US ALL) 1995年

孤高のストレンジャー
約10年ぶりに復活を果たしたレインボーです。
その頃のボーカルはドゥギー・ホワイトでした。この記事を書いている私も実は再結成時のことについてはまったく知らなかったので、ドゥギー氏についても今知ったばかりです。
ちなみに、この再結成のアルバム「孤高のストレンジャー」は、日本のHR/HM雑誌「BURRN!」の読者人気投票で、1995年度のベスト・グループとベスト・アルバムに選ばれたり、日本では大ヒットだったようです!

ドゥギー・ホワイト
この一枚の復活で再びレインボーは活動を休止しました。
再・再・復活したのは、なんと2016年でした。
巨匠リッチー・ブラックモア、健在なり | Rainbow | BARKS音楽ニュース
メモリーズ・イン・ロック ライヴ・アット・モンスターズ・オブ・ロック2016/リッチー・ブラックモアズ・レインボー【プレミアムBlu-rayボックス】
レインボーはまだまだ終わっていません。進化し続けています。
今後の動向も気になるところですね!