プロ野球、オフシーズンの注目はドラフト!5球団以上からドラフト1位指名を受けた歴代の注目選手たち!!

プロ野球、オフシーズンの注目はドラフト!5球団以上からドラフト1位指名を受けた歴代の注目選手たち!!

レギュラーシーズンを終えて日本シリーズを戦うと、プロ野球は来春までのオフに突入します。オフシーズンで注目されることといえばドラフト、年俸更改、移籍(FA)ですよね。なかでも選手補強の重要イベントであるドラフトは、夏の甲子園の興奮なども蘇って大いに注目されます。そんなドラフトでも注目を浴びた歴代の選手たち。


毎年ドラマが生まれる「プロ野球ドラフト会議」

数多くの野球少年が夢をかなえる瞬間、それがドラフト会議。
毎年のように涙あり、笑顔あり、そんなドラフト会議に注目も集まります。

2016年には2度の5球団指名、中でも外れ1位に5球団が競合するという前代未聞の事態に注目が集まったドラフト会議。
過去には最多8球団からの指名が集まった年もありました。

歴代ドラフト会議、8球団指名から5球団指名までを追ってみていきましょう。

緊迫感漂うドラフト会議場に高らかに響き渡るパンチョ伊東の声!「第1回選択希望選手!野茂英雄!!」 - Middle Edge(ミドルエッジ)

過去最多、8球団による指名

野茂英雄(1989年)と小池秀郎(1990年)の二人が、8球団指名を受けています。

1989年 近鉄:野茂英雄(新日鉄堺⇒近鉄)

1988年のソウルオリンピックでは野球日本代表として銀メダル獲得に貢献。
契約時に投球フォームを変更しないという条項が付加されたのは有名。

野茂英雄(トルネードで一世風靡、後に近鉄からメジャーへ)

「ドクターK」日本人メジャーの道を切り拓いた野茂英雄の足跡を辿る! - Middle Edge(ミドルエッジ)

競合した他球団の外れ1位指名

オリックス → 佐藤和弘(熊谷組)
日本ハム → 酒井光次郎(近畿大)
ロッテ → 小宮山悟(早稲田大)
大洋 → 佐々木主浩(東北福祉大)
阪神 → 葛西稔(法政大)
ヤクルト → 西村龍次(ヤマハ)
ダイエー → 元木大介(上宮高)

いまでも史上最高の豊作年と呼ばれることも多い1989年、外れ1位にも錚々たる選手が揃いました。
このなかで、元木選手(90年に巨人1位指名で入団)以外は指名された球団に進みました。

1990年 ロッテ:小池秀郎(亜細亜大⇒入団せず)

大学通算63試合登板28勝14敗、防御率1.45。
最高殊勲選手に2度、最優秀投手に1度、ベストナインに2度選ばれ大学ナンバー1投手として注目されました。

小池秀郎(指名は拒否して社会人野球へ、92年に近鉄1位指名で入団)

競合した他球団の外れ1位指名

阪神 → 湯舟敏郎(本田技研鈴鹿)
ヤクルト →岡林洋一(専修大)
中日 → 小島弘務 投(住友金属)
日本ハム → 住吉義則(プリンスホテル)
近鉄 → 寺前正雄(北陽高)
広島 → 瀬戸輝信(法政大)
西武 → 長見賢司(伊丹西高)

なんと2年連続で8球団指名となった1989年。大学で圧倒的な実績を誇り8球団の指名を受けるも、ロッテの強行1位指名を嫌って入団拒否した小池選手は、マスコミの注目を浴びることとなってしまいました。

7球団による指名

続いて7球団による指名は福留孝介(1995年)でした。

1995年 近鉄:福留孝介(PL学園⇒入団せず)

高校No.1スラッガーとしてスカウト陣の注目を浴びるものの近鉄の1位指名は拒否。
社会人野球に進み、96年のアトランタ五輪では銀メダル獲得に貢献。

福留孝介(指名は拒否して社会人野球へ、98年に中日1位指名で入団)

競合した他球団の外れ1位指名

中日 → 荒木雅博(熊本工高)
日本ハム → 中村豊(明治大)
巨人 → 原俊介(東海大相模)
ロッテ → 澤井良輔(銚子商高)
オリックス → 今村文昭(九州学院高)
ヤクルト → 三木肇(上宮高)

8球団指名の野茂、小池はいずれも社会人、大学。さらに投手であることから、福留選手の7球団指名は、高校生、野手としての最多指名の記録となっています。

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