最終回「輪宝どこへ行く」 ストーリー
ロサンゼルスに行くことが決まった大将、清里でペンションを経営する夢を叶えたケン坊。熊田ら警察の執拗な捜査の前に「ねずみ小僧」としての活動はもう終わりかと思われていた。
クリスマスが近づくある日の朝、輪宝は自宅(ホテル住まい)のニワトリをけい子、かずやの親子あてに届けてもらう手配をする。そのあと、大将とケン坊に電話し、たわいもない話をしたあと、輪宝は警察の熊田にも電話をかける。
愛する仲間たちへ電話をかける輪宝。
けん
「どうした?」輪宝から電話をかけてくるのが珍しく、不思議に思う大将。「一緒にロスに行かないか?」と誘うが輪宝は笑って断る。
けん
ケン坊もまた、輪宝の突然の電話を不思議に思いながらも、「一緒に清里に行かないか?易者がいるペンション、あたるかもしれないぜ?」と誘うがやはり笑って断る輪宝だった。
けん
輪宝からの電話は熊田にもかけられていた。
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哀しそうな、切なそうな、寂しそうな視線の先には、けい子とかずやが遊ぶ姿があった。
けん
楽しそうな母子を車中から見つめる輪宝。声をかけることはなかった。
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そのまま輪宝は西新宿の「オオノ宝石店」を単独で襲撃する。一億の金を奪い逃走をはかった。
警察では、「ねずみ小僧」は輪宝、大将、ケン坊の3人としてマークし、逮捕目前とされていたが、熊田が「ねずみ小僧は1人で、輪宝だ。宝石店を襲うはずだ!」と対策本部で宣言する。
輪宝は「オオノ宝石店」を1人で襲撃する。
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一億円が入ったジュラルミンケースを奪い逃走する。
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「ねずみ小僧は輪宝1人!他の2人は関係ない。輪宝は西新宿の宝石店を狙っている!」と熊田。
けん
指名手配され、警察から追われているはずの輪宝は、刑事である熊田とカラオケボックスにいた。
熊田にクリスマスプレゼントを渡しながら、「ねずみ小僧は俺一人。逮捕されるなら、あんたにワッパ(手錠)をかけて欲しい。」と頼む。ペンション経営の夢が叶ったケン坊、ロス行きが一週間後に迫った大将は関係ない、俺だけなんだと。逮捕させて手柄をたてさせてやるから、あとの2人は見逃して欲しいという輪宝の気持ちは熊田に伝わった。
そして、「もう一つだけお願いがある」と熊田にささやきかける。
「もう一つお願いがあるんだ」熊田の耳元に口を近づける輪宝。
けん
翌日、テレビ、ラジオで「ヘリコプターから何者かが紙幣をバラ撒いている」「撒かれているのは宝石店を襲って奪った金で、ヘリコプターに乗っているのは輪宝」と中継される。
けい子、かずやは、テレビに映る輪宝を見て家を飛び出す。ラジオに聞き入る大将、中継を観ているケン坊の表情は硬かった。何かを決意したかのような表情だ。
ヘリコプターから大量の紙幣が撒かれた。
けん
ヘリコプターがテレビ中継で映し出された。そこには風船ガムをふくらませながら札を撒く輪宝の姿があった。
けん
宝石店の売り上げ強盗、ヘリコプターで盗んだ紙幣を撒く輪宝をケン坊はテレビで知る。
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