ガンダムシリーズの悲劇のヒロイン(15名)

ガンダムシリーズの悲劇のヒロイン(15名)

敵側のニュータイプや強化人間的なヒロインが主人公と恋仲に落ち、主人公やライバルを庇って死ぬのはガンダムのいつものお約束。ガンダムシリーズの悲劇のヒロインたちを振り返ってみましょう。


ロザミア・バダム

地球連邦軍のオーガスタ研究所で調整を受けた強化人間。精神調整に合わせて肉体も強化されている点は他の強化人間と同様であるが、ロザミアの場合は一年戦争時のコロニー落としが精神に大きな傷を残しており、ティターンズはそこを利用してエゥーゴを敵と思わせるようローレン・ナカモトに精神操作させた。

エゥーゴとの緒戦ではギャプランを駆り、連邦軍のブラン・ブルタークとともにカミーユらを手こずらせるものの、慣れぬまま機体が大破したため、脱出している。

かなり能力の高い強化人間ではあったが精神の崩壊が進んでおり、均衡を保つために家族に関する虚偽の記憶を植えつけるなどの処置が取られていた。また、これを逆に利用してカミーユ・ビダンを兄と思い込ませるよう暗示をかけ、アーガマへの潜入任務をさせられたこともあり、己を「ロザミィ」と呼ばせて偽りの兄カミーユに甘えた。この際、カミーユと共にいたファ・ユイリィに対しても「お兄ちゃんの恋人には貴女のような人が良いと思っていた」と機嫌を取っている。シンタとクムより子供っぽい振る舞いをしており、2人にとっては良い遊び相手だった。

ティターンズによるサイド2・21番地への毒ガス作戦をめぐる戦闘中、無断でネモに搭乗してアーガマを離れる。その後、アクシズ宙域で再びカミーユたちの前に現れたときには、すでに昔のロザミアではなくなっていた。

ロザミア・バダム

赤の機体にロザミア・バダムが搭乗した。

オークランド研究所においてニュータイプ用に調整された試作機で、ニュータイプや強化人間でなければ機体性能を完全には引き出すことが出来ない。サイコガンダム同様のサイコミュを搭載しているが、武装ではなく機体制御に使用している。

『機動戦士Ζガンダム』42話で、ロザミアの搭乗機(の主に肩部分)に百式のビームライフルが何発か直撃したにも関わらず、ほとんど無傷だった。

バウンド・ドック

MS IN ACTION!! バウンド・ドック

ゲーツ・キャパに精神を操られ、サイコガンダムMk-IIでアーガマを攻撃する。この際、アクシズ内を探索していたファは、商業地区のショールーム内にロザミアが持ち歩いていた家族写真がフォトスタンドのサンプルとして飾られているのを発見している。

最期は、無念の思いのカミーユにサイコガンダムMk-IIのコクピットをビームライフルで直撃され、実在しない兄の名を呼びながら宇宙に散った。最終回では、カミーユとパプテマス・シロッコの最終決戦時に霊体となってカミーユに協力し、立ちはだかるサラ・ザビアロフを叱った。

ロザミア・バダムはサイコガンダムMk-IIを駆る

パイロットは強化人間のロザミア・バダムで、精神不安定な彼女には、刷り込み操作で兄と思わせてあるゲーツ・キャパがバウンド・ドックで随行し、指示を出していた。

Ζガンダムで交戦したカミーユ・ビダンは自分を兄と思わせて戦いをやめさせようとするも失敗し、自らの手でコクピットを狙撃して撃破する。

テレビ版『機動戦士Ζガンダム』ではMS形態のみ第48話に登場。

エルピー・プル、プルツー(機動戦士ガンダムZZ)

エルピー・プル

エルピー・プルは、アニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する架空の人物。声は本多知恵子。一人称は「あたし」もしくは「わたし」。

アクシズ内においてグレミー・トトらの監視の下、パイロットとして養成されていた少女。出生に関しては謎が多く、意図的に記録が抹消され残されていないとする資料もある。彼女の時点で既に誰かのクローンであったという説など諸説ある。養成の段階で強化措置を施されており、10歳(厳密には11歳)という幼さも手伝って情緒不安定な面を時折のぞかせる。

性格は天真爛漫にして気まぐれ、我儘。時に気性の激しい一面を見せる。また、その出生や境遇もあってか、独占欲も強い。

しかし好意の対象となる人物に対しては献身的。無類の綺麗好きで風呂好きでもある。初登場時にプルが発した独特の口癖は彼女を象徴する台詞として、ゲーム作品などで頻繁に使われている。「怒るの嫌」といってくるほど怒られるのが嫌い(第18話)。

エルピー・プル

プルツーの操るサイコガンダムMk-IIがアーガマを急襲した際、解体中のキュベレイMk-IIで再出撃を強行したプルは、自分の分身とも言うべきプルツーの出現に戸惑いつつ必死の抵抗を試みるが、最後はジュドーをかばって死亡する(第36話)。

エルピー・プルの駆る「キュベレイMk-II」とプルツーの駆る「サイコガンダムMk-II」の戦い

プルツー

プルツーは、アニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する架空の人物。声は本多知恵子。一人称は「私」。

ネオ・ジオンにおいて養成されたクローンの一員で、グレミー率いるNT部隊の中核をなす存在。エルピー・プルの同器質体であり、他のプル・クローン体共々サンドラのコールドスリープルームにて眠りについていた。

サイコミュへの親和性はプルよりも高く、サイコガンダムMk-IIやキュベレイMk-II、クィン・マンサといった数々のNT専用機に搭乗、その性能を奮う。

設定画では、プルよりも髪が若干長く目つきが鋭く描かれ、アニメーターがそのように作画するよう指示がされている。また、プルに比べて攻撃的で好戦的な性格となっている。しかし年相応の精神年齢だったプルと比べると、冷静沈着で非常に大人びた立ち居振る舞いをしており、軍人としての行動規範を逸脱する所は少なかった。

プルツー

ダブリンへのコロニー落としが行われた際にグレミーによってコールドスリープを解かれ、アーガマ討伐のためにサイコガンダムMk-IIに搭乗して出撃する。

ジュドー・アーシタのΖΖガンダム、アーガマに収容されていたプルのキュベレイMk-IIと対峙した際には、自分と同じ存在であるプルに対して不快感を露にする。やがてプルを殺害するものの、それがジュドーの怒りを呼び、乗機を破壊される。

プルツーが駆るサイコガンダムMk-II

GUNDAM FIX FIGURATION METALCOMPOSITE サイコガンダムMk-II

キュベレイMk-IIを遠隔操作するプルツー

その後も幾度となくジュドーの前に立ちはだかり、 キュベレイMk-IIからクィン・マンサへ搭乗機を変え、ラビアンローズを破壊するなど、強大な脅威として立ちはだかる。

ジュドーには戦闘を放棄するよう説得を受け続けるも拒み続けたが、最終的にグレミーと共にジュドーと対峙した際、プルの思念体に諭されて己の真意に気づく。ジュドーに心を開いて彼の元に駆け寄るも、乗機のクィン・マンサが爆発する際に重傷を負う。

クィン・マンサ

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ネェル・アーガマに収容され、瀕死状態の中、崩壊していくコア3周辺宙域内に取り残されたジュドーを脱出させる手引きをした後、力を使い果たして倒れる。

力を使い果たして倒れるプルツー

「エルピー・プル」と「プルツー」(プルシリーズ)はテレビアニメ「機動戦士ガンダムΖΖ」の人気ヒロイン。劇中での活躍や搭乗するニュータイプ専用機を振り返ります。 - Middle Edge(ミドルエッジ)

ルチル・リリアント(機動新世紀ガンダムX)

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