ショーン逃走のニュースはCIAのグーリア提督(ジェームズ・アール・ジョーンズ)にも届いた。
ある日授業を終えたジャックは不審な男に襲われ、危機一髪で海軍兵に助けられる。
妻子の危険を察知したジャックは猛スピードで家路をたどるが、アメリカへ潜入していたケヴィンがキャシーとサリーをハイウェイ上で狙撃、車はコンクリート壁に激突してしまう。
一命はとりとめたがサリーは重体のまま。怒りにうち震えるジャックはCIAへ赴き、テロリストの行方を追うことになった。
CIAではテロリスト担当の専門家がショーンたちの行方を追い、衛星などの情報や「一味に女が絡んでいる」とのジャックの証言から北アフリカに訓練キャンプがあるのではないかとにらみ、ジャックの元にもパディから例の女が写っている写真が届けられた。CIAはキャンプ襲撃に乗り出すが、ケヴィンらは一足早く脱出、再びアメリカへと向かっていた。
嵐の中、イギリス王室からナイトの称号を授かったジャックは、娘の退院祝いの日に叙勲されることになり、英国大使館に出向く代わりに自宅にホームズ卿を招いた。しかし、ここにもケヴィンらの手が伸び、ジャックらは命からがら海へ逃げ出す。
弟の復讐に怒り狂うショーンはケヴィンとアネットを射殺、ジャックに襲いかかるが、海上での死闘の末ジャックはケヴィンを倒すのだった。
映画解説
哀しきテロリスト「パトリオット・ゲーム」 | スティールブルーの夢
復讐に燃えるショーン・ミラー。
IRAの過激派グループのテロリスト集団。
原作の『愛国者のゲーム』について
アメリカのベストセラー作家、トム・クランシーの長編小説で、日本では文春文庫から1989年に発売されました。映画では、ライアンが救うのはイギリス皇太子ではなく、王室の一員であるホームズ卿に変更されています。