CULTURE CLUB(カルチャー・クラブ)
culture club
Boy George's Culture Club finally reunited after 15 years split - Mirror Online
カルチャー・クラブの音楽は、レゲエやカリプソの要素を大胆に取り入れるなど、多岐に渡っていたため、サウンド的にはニュー・ロマンティックの域を越えたものがありましたが、ヴィジュアル面では、派手な女装ファッションで話題になるなど、ある意味ニュー・ロマンティックの中心的存在でした。
バンドのフロントマンであるボーイ・ジョージは、元祖ニュー・ロマンティックである前述のスティーヴ・ストレンジ(ヴィサージ)が主宰していたクラブ・イベントで働いていたことがあるらしく、そういう意味でも、ニュー・ロマンティックとは深い関係があったと言えます。
1982年にデビューすると、「Do you really want to hurt me(君は完璧さ)」が全英1位、さらに翌1983年リリースの「Karma Chameleon(カーマは気まぐれ)」は全英・全米ともに1位を獲得。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いでした!
しかしながら、1986年にボーイ・ジョージがドラッグ事件で逮捕され、バンドは活動休止状態に。その後、何度か活動を再開したこともあるのですが、ボーイ・ジョージが何か事件を起こすたびに活動はストップ。
かつての輝きを取り戻すのは難しいかと思われましたが、2014年に再結成して以降は、新作のレコーディングに加え、コンスタントにライヴ・ツアーも行うようになり、今年2016年にはまさかの来日公演も実現!
髭をたくわえたボーイ・ジョージではありますが、派手なファッションはあいかわらずで、ヴィジュアル面ではいまだにニュー・ロマンティックを追い求めているのかもしれません。
KAJA GOOGOO(カジャ・グーグー)
kaja googoo
Kajagoogoo | Biography, Albums, Streaming Links | AllMusic
前述のデュラン・デュランのニック・ローズがプロデュースした、デビュー曲「Too Shy」が1983年に全英1位、全米5位の大ヒットとなったカジャ・グーグー。髪型を見ただけでも、ニュー・ロマンティックらしさ全開ですね!デュラン・デュランの弟分ということで、このヘア・メイクをさせられた感が・・・(笑)
ニュー・ロマンティックのブームが一段落した、このタイミングで登場したカジャ・グーグー。ある意味、ニュー・ロマンティック最後のバンドと言えるのかもしれません。
そんな人気絶頂の中、ギャラの配当でモメてしまい、ヴォーカルのリマールをクビにしてしまったカジャ・グーグー。当時はアイドル的な人気も高かっただけに、フロントマンが抜けてしまうのはかなりの痛手だったはず。
卓越した演奏テクニックを誇るベースのニック・ベッグスがヴォーカルも兼務する形で、なんとかバンド存続を図るも、結局1985年に解散してしまいました。
その後、5人での再結成の話は何度も持ちあがるのですが、実現したのはテレビの番組企画やフェス参加などの一時的なものだけ。やはり今でも80年代当時にモメたギャラの件が、しこりを残しているようです。
80年代の初頭、わずか数年間ではありますが、ヒットチャートを賑わしたニュー・ロマンティック。
今も尚、現役で活動しているバンドが多いことからも、その人気が根強いことが分かりますよね。
ニュー・ロマンティックのアーティストは、他にもたくさんいますので、
ご興味あれば、いろいろ探してみてください!