『ウルトラマン誕生を支えた男たちは本当にすごかった!』ウルトラマンのデザインを生み出した『成田 亨』の美術・特撮・怪獣哲学!

『ウルトラマン誕生を支えた男たちは本当にすごかった!』ウルトラマンのデザインを生み出した『成田 亨』の美術・特撮・怪獣哲学!

「成田亨」という人を知っていますか?ウルトラマン、ウルトラセブン、そしてたくさんの怪獣たちのデザインを生み出した人です。そのすご過ぎる才能と創作過程を、ぜひ読んでみて下さい!


「成田 亨さん」ってどんな人?

私たちが夢中で観ていた「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」。
ヒーローはもちろん、お話の中で毎週様々な怪獣が現れるのも大きな楽しみでした。
あなたはどの怪獣が印象に残っていますか?
私たちの記憶に残っている特徴ある怪獣・ヒーローたちの多くは、成田亨さんのデザインから生まれました。

カネゴン

ガラモンは恐いけど、ピグモンなら可愛い。
まねして、ピョンピョン跳ねて遊びました。

ピグモン

ウルトラマンをピンチに陥れるバルタン星人。
「フォッフォッフォッ」と高笑いのような声を出してましたね。

バルタン星人

すでに2002年に他界された成田さん。
けれど多くのキャラクターたちが、今なお愛され続けています。
後ほどいくつか紹介しますが、昭和だったあの頃「今までに見たことのない」怪獣やヒーローをたくさん生み出した成田さんの、その創作活動を振り返ってみたいと思います。

美しい宇宙人「ウルトラマン」が誕生するまで

日本経済新聞・日経アートレビュー(2009年10月8日)で、成田亨さんが取り上げられました。
近年特に、成田さんの怪獣デザインが「現代美術」として高く再評価されるようになり、美術館で展覧会が開かれることが多くなりました。

みんなが夢中になったウルトラマンの姿。
初めから、この無駄を省いた美しいデザインだったわけではありませんでした。

『成田亨の美しい宇宙人-ウルトラマン誕生秘話』

初期設定の段階では、「ベムラー」「レッドマン」という名のキャラクターでした。
これではまだ、正義の味方に見えません。
ここから、いろいろな考えを取り入れたり削ったりしながら、あのデザインへと変遷していくのです。

模索期の設定

「突破口はギリシャの哲学者プラトンが唱えた『混沌(カオス)と秩序(コスモス)』という概念です。様々なパーツを合成する怪獣がカオスなら、ヒーローは単純で美しいコスモスでなければならない。そのコスモスとして生まれたのが、この姿です。」
(「美の巨人たち」成田亨『MANの立像』より引用)

『時間を超越した目を、ウルトラマンにはもたせたかったんですよ。そして、全身の皮膚感とのつり合いに苦心しましたね。仮面でもなく、宇宙マスクでもない、かたちとして納得させられるものにたどり着くまで悩んだんです』
(「ウルトラマン誕生」実相寺昭雄 著 ちくま文庫 成田亨の言葉より引用)

『表面の地色が銀色というのは、やっぱり宇宙時代的に、銀色でいこうと思った。単純な、全く単純な発想です。宇宙ロケットなんかからの連想です。
 体の線は、やっぱりウェットスーツ着たまんまだと人間になってしまう。どうしても。それでも宇宙人だというから、宇宙人らしくしなきゃいけないし、そのためにはやっぱり、火星の模様を入れようかと思いついた。』
(「成田さんの仕事」http://www.infosakyu.ne.jp/~yamaken/sfxbooks/narita/narita.html#n1 成田亨の言葉より引用)

ウルトラマンのデザインに込められた思想

こうした様々なアイデアやアプローチが、ウルトラマンを形作っていきました。
さらにここに、大切な要素が加えられます。
それはアルカイックスマイルでした。

アルカイックスマイルとは

古代ギリシャのアルカイック期(紀元前700年~500年頃)に製作された人物の立像(コレー、クロス)に表現された表情から来た言葉。
顔の表情は感情表現を極力抑えている中で、口元だけが微笑みの形を伴っていることが特徴。
無表情にも拘らず口元に笑みをたたえたような表情の事を「アルカイックスマイル」と呼ぶ。

クーロスのアルカイックスマイル(国立考古学博物館・アテネ)

弥勒菩薩像やモナリザにもみられるアルカイックスマイル。
見る人によって、その表情の意味が違って受け取られる不思議な微笑みです。
成田さんは「その口にしたかったんですよ」とおっしゃっています。

「本当に強い人間はね、戦う時かすかに笑うと思うんですよ」

https://www.youtube.com/watch?v=PN534Amm5vM

美の巨人たち 「成田亨 『MANの立像』」 成田亨の言葉より引用

こうして、大事な要素が決まり、立体化する作業に入ります。
その時大切だったのは、「ウルトラマンの中に誰が入るのか」ということでした。

動く彫刻 古谷敏

ウルトラQで怪獣の製作をしていた時、成田さんは初の試みで、ウエットスーツを使用しました。
それがこのケムール人です。
そしてこのケムール人の中に入っていたのが、俳優の古谷敏さんでした。

成田さんは古谷さんにウルトラマンを依頼しました。
でも古谷さんは乗り気ではありませんでした。
「顔が出ない俳優なんて俳優じゃないから、僕はいやだったんです。成田さんは、
『背が高くて、やせてて、敏さんしかいないから。』『主役は古谷敏なんだ。ウルトラマンが主役なんだ。』と、くどきにかかったんです。」
「美の巨人たち」成田亨 『MANの立像』古谷敏のインタビューより引用

ケムール人と古谷 敏

とうとう、くどき落とされたんですね。古谷さん。

古谷敏さんとウルトラマン

こうして並べてみると、よくわかりますね。

左の古谷さんの写真は、ウルトラセブンで「アマギ隊員」として出演するようになった時のものです。

赤いウエットスーツを基本にして、銀色の塗装がされました。
こうして、成田さんのイメージ通りの「美しい宇宙人・ウルトラマン」が出来上がりました。

けれどこの後、成田さんの心が傷つく事態が発生します。
この画像で、すでにそれが起こっています。
何かわかりますか?

納得のいかないカラータイマーとのぞき穴

黒い小さな穴が空いています。
そして胸のカラータイマーも、私たちにとっては馴染み深いものですが、そういえば成田さんのデザイン画にはなかったと思いませんか?

ウルトラマンの目元に注目

ウルトラマンの特徴の一つである「カラータイマー」は、子供にも視覚的にわかりやすくウルトラマンが弱っていることを示すためのギミックとして、円谷特技プロ文芸部の発案で追加されたが、デザイン段階では存在せず、成田もそれを大変嫌っていた。 (中略) また、ウルトラマンの「瞳」と言われるのぞき穴は、演者である古谷敏の視界確保のため、マスコミを招いてのスチール撮影会である「第一回特写会」の際に、成田自身が開けたものである。この「特写会」では、覗き穴をどう処理するか成田も決めかねていて、結局視界をほとんど確保できないままのウルトラマンは、円谷英二社長やマスコミ関係者の見守るなか、手を引かれてよろめきながらステージに立つような状況だった。 結局成田は、この「第一回撮影会」の休憩時間に、控室にドリルを持ち込み、その場で「覗き穴」を開けている。これは成田にとっては不本意であり、古谷は「怒っているようでもあり、マスクに傷を入れるのを悲しんでいるような複雑な表情だった」と述べている。のちになって成田は古谷に、「やるせなかったが、あの場では仕方がなかった。実際の撮影では戻すつもりだったが、時間もなく面倒くさくてあのままにしてしまった。デザイナーとしては失格だったよ」と心情を吐露している。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%90%E7%94%B0%E4%BA%A8

成田亨 - Wikipedia

こうした苦い経緯があり、次回作のウルトラセブンをデザインする時は、初めから視野を確保するのぞき穴を瞳の位置に、カラータイマーの代わりにビームランプを額に取り入れて、デザインをされたそうです。

8頭身から5頭身半!ウルトラセブンのデザインも紆余曲折がありました

成田さんは、ウルトラマンに続きウルトラセブンも、古谷さんに演じてもらいたいと願っていました。けれど、それはかないませんでした。
なぜなら、ウルトラマンの大変な人気によって気をよくしたTBSが、放送期間中に「仮面を脱いだウルトラマン」と称して、メディアに古谷敏さんを紹介したのです。
その端正な顔立ちに一気に人気が高まりました。
「古谷さんをテレビに出して!」という熱烈なファンの声にこたえて、ウルトラセブンでは、古谷さん念願の顔出し俳優として「アマギ隊員」を演じたのでした。

5頭身半と言われても、当時の日本人の男性としてはごく普通だと思います。
古谷さんが特別なプロポーションだったのではないでしょうか。

ウルトラセブンを演じた上西 弘次さん 

実際に誕生したウルトラセブンは、このデザインの鎧と体の色が入れ替わりました。

今まで、セブンだけがなんで見た目が異質なんだろう・・・と思っていましたが、いろいろな大人の事情があったんですね。
視線を上にあげることでスリムに見せる、なんてファッションデザイナーのような視点だと思います。

《ウルトラマンセブン決定稿B案》

メカや隊員服などの美術デザイン

残念ながら実現しなかった「古谷敏のウルトラセブン」。
しかし、古谷さんを弟のように可愛がっていた成田さんは、古谷さんの新しいスタートを応援します。
このウルトラ警備隊の隊員服のデザインは、成田さんがしたものです。
古谷さんの苦労をねぎらうために、本当にカッコよく見えるように、デザインされました。
出来上がって、成田さんは古谷さんに、真っ先に見せたそうです。

ウルトラ警備隊の服

1 α号(ウルトラホーク1号)
2 β号(ウルトラホーク1号)+ポインター
3 γ号(ウルトラホーク1号)
4 ウルトラホーク2号
5 ウルトラホーク3号
6 マグマライザー
1・2・3号が揃っている画像を探していたら、これがありました。
これで食玩!すごいですね!

ウルトラ超兵器~ウルトラ警備隊編

メカなのに、美しいなあと思います。

ウルトラホーク3号

ポインター号

ダイマクション世界地図

成田さんの美意識・心くばりを現すものの一例として、ウルトラ警備隊の指令室の壁に貼られた地図について紹介します。

地球を多面体上に投影したもので、さまざまな形の展開図へと展開できる。バックミンスター・フラーによって発明され、1946年に特許が取得された。ダイマクション地図では地球全面を正確に再現することを目指している。更に特別なのは、ダイマクション地図が「正しい上方向」を持たないことである。フラーはよく「宇宙には上下や南北はなく、外と内だけがある。恒星と惑星の重力が、重力中心の方向という意味の『内』と、重力中心から離れる方向という意味の『外』とをつくる。」と述べていた。

ダイマクション地図

一貫したウルトラの世界観が込められているように思います。
子どもの時、この地図のことを知らなかったし、気づきもしませんでした。
今、画像を改めて見て「ああー、すごい!そうだったんだ!」と感嘆せずにはいられませんでした。
『子どもが見るんだから大事だ。いい加減な形では絶対のぞんではいけない。』
美術道具にも、成田さんの哲学が貫かれていると思います。

成田亨がデザインした怪獣たち

この辺で、成田さんがデザインした怪獣たちに目を向けてみたいと思います。

【ウルトラQ】第14話以降 

バルンガ・ガラモン・ボスタング・ピーター・カネゴン・パゴス
ケムール人・ラゴン・M1号・ゴルゴス・ゴーガ・セミ人間
ペギラ(この怪獣だけは、途中からウルトラQに加わった成田さんが、井上泰幸さんのデザイン原案に手を加えたものだそうです)

【ウルトラマン】

バルタン星人・グリーンモンス・ゲスラ・ガボラ・ネロンガ・マグラ
アントラー・ジラース・ドドンゴ・ミイラ人間・ペスター・ギャンゴ
ガマクジラ・ガヴァドン・ブルトン・ケムラー・バニラ・アボラス
ベムラー・レッドキング・ゴモラ・ジャミラ・グビラ・ヒドラ
ザラブ星人・テレスドン・ギガス・ジェロニモン・メフィラス星人
ドラコ・ダダ・ゴルドン・ザンボラー・ウー・ケロニア・シーボーズ
ザラガス・スカイドン・キーラ・サイゴ・ゼットン

【ウルトラセブン】第29話まで

ミクラス・ピット星人・エレキング・ビラ星人・クール星人・メトロン星人
ワイアール星人・アイロス星人・キュラソ星人・ゴドラ星人・プラチク星人
ペガッサ星人・ウィンダム・チブル星人・イカロス星人・ナース・ワイルド星人
アンノン・キングジョー・ユートム・ベル星人・グモンガ・ブラコ星人・バド星人
ギラドラス・シャプレー星人・シャドー星人・カナン星人・ガブラ・ガンダー
ポール星人・ギエロン星獣・ボーグ星人・プロテ星人・恐竜戦車・アイアンロックス
スペル星人

よくぞこれだけの発想をされたものです!
それぞれが個性を持って、印象に残っています。
青春の握り拳さんの記事に、素晴らしい怪獣図鑑がのっていますので、どんな怪獣だったか忘れちゃったという方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

【ウルトラマン大百科・ウルトラマン】大好きだったウルトラマンシリーズを「超能力・必殺技」「戦った怪獣・宇宙人」「地球防衛軍」などで振り返ろう。 - Middle Edge(ミドルエッジ)

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成田亨のポリシー『怪獣三原則』

怪獣を作成するにあたり、成田さんは自分でルールを決めました。
『怪獣三原則』です。

毎週登場する様々な怪獣たちをどうやって生み出していったか

三原則を守りながら、独創的で魅力的な怪獣を作るには大変な苦労があったことと思います。
成田さんは、頭の中だけで想像するのではなく、自然界の生物や物質、芸術的な絵画までもヒントにし、意外なもの同士の組み合わせや、抽象化したものを再構築することで、新たな形を作り出していきました。

ガラモン・ピグモンのヒントは・・・。

正面から見た口の形が面白く、愛嬌のある目と鼻を加えてデザインしたそうです。

魚のコチです

もちろんがま口がベースです。
でも体のぷっくりしたおなかは、当時妊娠していた奥さんのおなかのふくらみにヒントを得たものだそうです。
奥さん、なんかイヤじゃなかったんでしょうか・・・?

カネゴンは・・・。

見た通り、ヒトデとコウモリの合体です。
まずこの組み合わせを思いつく人はいませんよね。

ぺスター

でも、黒田長政の兜は、有名なものが2つあります。
あなたは、成田さんがどちらをモチーフにしたと思いますか?

ゴモラは黒田長政の兜をモチーフにしたと言われています。

黒田長政の兜

諸説ありますが、私は両方の合体のような気がするのですが。

黒田長政の兜

人間の宇宙飛行士だったが、ロケット事故で乾燥した星へたどり着き、そこで生き抜くうちに怪獣となる。地球に帰りたいと願う一方、自分を見捨てた地球の人たちへの復讐心がかきたてられるジャミラの悲しいお話でした。
「ジャミラのデザインは、そんな人間のかなしさをただよわせる成田さんの名作だった。」と実相寺監督も述べられています。
(「ウルトラマン誕生」実相寺昭雄 著 ちくま文庫)

ジャミラ

ああ、それなのに。
学校で男子たちがこんなことやってた・・・。

ジャミラごっこ

展覧会では、こうした発想の経緯を詳しく見ることができたそうです。

創作の過程分かりやすく、スクラップ展示 成田亨展

撮影監督の要求

しかし怪獣作成の過程は、いつもスンナリいく時ばかりではありませんでした。
「ウルトラマン」で言えば7人の監督さんがいて、その人によって、要求される怪獣が変わってきます。
当然応じられる要求もあれば、応じられない要求も多々でてきたことと思います。

ここでは、実相寺監督が自ら本の中で語られている「ガマクジラ」の際のエピソードを紹介します。ガマクジラは真珠を食べる爬虫類型怪獣という設定です。

成田さんの『怪獣三原則』を思い出してください。
ウルトラマンやウルトラ警備隊のメカを思い出してください。
どんな思いでこの要求を聞いていたのでしょう。
成田さんは、ガマクジラをこのようにデザインしました。

ガマクジラ

シーボーズ

袂を分かつ

やがてこうしたやりとり、不協和音が、他の監督さんとの間でもだんだん増えてくるようになります。

実は成田さん自身、生後8ヶ月の時に囲炉裏の炭をつかみ、左手に大火傷を負っています。
まさに野口英世さんと同じような事故でした。
その火傷のせいで、痛みや苦労など、幼い時からいろいろな思いを味わっています。
「もうここまでだ」と、思いが切れてしまっても無理からぬことだと推察します。

真実と正義と美の化身

円谷プロで仕事をしていた期間は4年余り。
その中身と言えば、普通の人の10年、15年にも値するような仕事ぶりだったと思います。

ところが所属を離れ、新しいシリーズものがどんどんできるうちに、いろいろな出版物に「成田亨がデザインした」という表記が表に現れなくなってきます。
後年、著作権をめぐって公の場で争うことも起きてきます。
しかし、ここではそのことには触れるつもりはありません。

その後成田さんは、本来の彫刻の仕事や、映画の美術監督などもされました。
それでも、ウルトラマンに思いを寄せることが多かったようです。
最後に、成田さんがその後も描かれた、ウルトラマンに関する作品と貫いた美学について紹介したいと思います。

1983年に成田さんが描かれた作品です。
胸にカラータイマーもなければ、目の下にのぞき穴もない、本来のオリジナルの姿をしています。

「真実と正義と美の化身」

「人が中に入る」制約のない、純粋な怪獣デザインを楽しまれています。

70点の怪獣デザイン画。1984~87年ごろのもの

ウルトラマン鎮魂歌

私たちは、ウルトラセブン以降のシリーズも楽しみました。
新しいデザイン、新しい家族関係(?)のウルトラマンたちを「そういうもの」として受け入れてきました。時々、子どもながらに「最初のウルトラマン(あるいはセブン)の方がおもしろかったよなあ・・・」と思いながら。
でも、成田さんはそのシリーズや関連したCMを、砂をかむような気持ちで眺めていたのではないでしょうか。
「ウルトラマン鎮魂歌」と題した成田さんの詩をお読みください。

「MANの立像」

成田さんの仕事について、こう評している方もいます。

思うに、成田氏は芸術作品を生み出した思いでしたが、実際は「商業デザイン」の仕事であったという誤解。 芸術というより「工業製品のデザイン」に近かったのだと。 逆に言えば、「商業デザインにおける創造性・芸術性の地位自体が低く見られている」ことが問題なのだと思うのです。

http://plaza.rakuten.co.jp/itoyaonline555/diary/200910080000/

新聞『成田亨の美しい宇宙人-ウルトラマン誕生秘話』日本経済新聞・日経アートレビュー2009年10月8日(木)『かつてないほど格好よく、美しい宇宙人をつくってくれ』 | ITOYA online☆特撮/映画/演劇/海外国内ドラマ☆主題歌/サントラCD/DVD/本レビュー - 楽天ブログ

後年、古谷さんはこのような本を出版されました。

私たちが成田さんにできることは、その名を忘れないことと、私たちの子ども時代を楽しませてくれたことへ感謝することではないでしょうか。
素晴らしき芸術家に敬意を表したいと思います。

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