まずはプロフィール

Cyndi Lauper (シンディ・ローパー)
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ハタから見ると彗星のような登場にも思えましたが、実はソロデビュー前に色々とあったようで年齢なんてすでに30歳を迎えていたシンディ。いつの間にか生年が公表されてますが、当時は確か24歳ぐらいだと発表されていたような…。
時は1984年、すべてはこのMVから始まりました
ソロデビューアルバムから最初にシングルカットされたこの曲が、いきなりの大ヒット。
NYの街角を、ド派手な格好のオネーチャンがゴリゴリに歌い踊りながらやって来る…みたいなシチュエーションから始まるこのビデオなんですけど、ちょっとおバカそうだけどひたすら楽しそうなシンディの様子と、そのパンチの効いた歌声にハマる人が続出しました。
日本では『ハイスクールはダンステリア』なんて邦題でシングルになり、こちらも大ヒットしたのでした。
当初は深夜のMTVで内輪向けに流されたが、すぐにヘヴィーローテーションされるようになり、1984年に「ヴィデオ・オヴ・ザ・イヤー」に輝いた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%B4%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン - Wikipedia
レコード屋の店頭では、このジャケット写真が目につくように
【収録曲】
1. マネー・チェンジズ・エヴリシング
2. ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン
3. ホエン・ユー・ワー・マイン
4. タイム・アフター・タイム
5. シー・バップ
6. オール・スルー・ザ・ナイト
7. ウィットネス
8. アイル・キス・ユー
9. ヒーズ・ソー・アンユージュアル
10. イェー、イェー
今聴いても古さなんて一切感じない、本当に捨て曲ゼロの名盤です。
ちなみにM-3の「ホエン・ユー・ワー・マイン」はご存じプリンスのカバー。メインの声とはオクターブ違いのユニゾンがコーラスで入ってるんですけど、どっちの声もシンディっつうのが凄いというか流石というか。
独特なファッションも注目され、イッキに時代のポップアイコンへ
中身はお笑い芸人のような人だったりします

謎の持ちネタ(?)『ハリウッドスマイル』
We Japanese fans thank for Cyndi: ベストヒットUSAを見逃すな!!

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Captain Lou Albano dead at 76 - Orlando Sentinel

彼女の日本びいきは有名ですが
Cyndi Lauper@Nagoya Century Hall (ネタバレ注意!!) - ラジオ番組企画&制作&音楽全般のプロデュースの株式会社 ヤング・スタッフ
そうこうしているうちにセカンドシングルが全米1位
前述のデビューアルバムからのシングルカット第2弾なんですが、今や説明の必要が無いほどの世界的スタンダードナンバーになってしまいました。

楽曲の良さは言わずもがな
Time After Time (Cyndi Lauper) - Wikipedia
この後に続いたシングルも次々とTOP5入り
サードシングル『SHE BOP』
4thシングル『All Through The Night』
とにかく大躍進の一年だったんです

受賞もいろいろ
RS422: Cyndi Lauper | 1984 Rolling Stone Covers | Rolling Stone
そしてデビュー2年目
待望の新曲はスピルバーグ映画の主題歌でした
当初のタイトルは「Good Enough」だけだったようですが、映画のタイアップが決まったところで現在のものになったようです。日本ではさらに毎度おなじみの邦題というやつが付きまして、これが「グーニーズはグッドイナフ」。そのまんまやんけ!ってね。
あの歴史的チャリティソングにも参加

ブルース・スプリングスティーンからのパスでも
Top Of The Pops 80s: USA For Africa - We Are the World Life Magazine Article 1985
その裏ではマイクに入る雑音の原因がシンディのジャラジャラなアクセサリーで、録り直しを余儀なくされるという事案も発生していたようですが。
1986年、待望のセカンドアルバムを発表
【収録曲】
1. チェンジ・オブ・ハート
2. メイビー・ヒール・ノウ
3. ボーイ・ブルー
4. トゥルー・カラーズ
5. 嵐の中の静けさ
6. ホワッツ・ゴーイン・オン
7. アイコ・アイコ
8. ザ・ファラウェイ・ニアバイ
9. 911
10. ワン・トラック・マインド
ここからの第1弾シングルは今や彼女の代表曲
出せる声色の豊富さから「七色の歌声」と称されている彼女が、歌うのではなく語りかけるようにささやく声が印象的なバラード。89年の日本公演では、ダブルアンコールに応える形でこの曲がマイクなしで披露されたのですが、あれは圧巻でした。
1989年にはサードアルバムが
【収録曲】
1. イントロ (キンドレッド・スピリット)
2. 涙のオールナイト・ドライヴ
3. プリミティヴ
4. マイ・ファースト・ナイト・ウィズアウト・ユー
5. ライク・ア・キャット
6. ヘディング・ウェスト
7. ア・ナイト・トゥ・リメンバー
8. アンコンディショナル・ラヴ
9. インセキュリアス
10. ダンシング・ウィズ・ア・ストレンジャー
11. アイ・ドント・ウォント・トゥ・ビー・ユア・フレンド
12. キンドレット・スピリット
このアルバムからのシングルTOP10入りは残念ながら1曲のみ...
初主演した映画が大コケし、それが原因で長らく自身のマネージャーで恋人だった男性と破局していたシンディ。こんな出来事も影響したのか、完成したアルバムは彼女の作品としては初めて全曲ラブソングで構成されていました。
全米チャートで最高6位をマークしたこの曲も、曲調は強烈なビートの効いたロックでありながら、歌詞は恋をする女の子の切ない気持ちがストレートに表現されています。
というわけで

いかがだったでしょうか、80年代のアイコン、シンディ・ローパー。
90年代以降の彼女は、初主演作の失敗にもメゲず映画に出続け、そこで旦那さんもゲットし、ママになり、ブロードウェイ出演も果たし、以前よりも自由に作りたい曲を作り、歌いたい曲を唄い続けているという感じがします。
チャリティにも熱心で、LGBTの支援活動や、東日本大震災直後の日本には誰よりも早く飛んできて支援のコメントを発表してくれた彼女。
これからもずっと、応援し続けます!