現在も変わらぬ “七色の歌声” 80年代のシンディ・ローパーがとにかく凄かった!

現在も変わらぬ “七色の歌声” 80年代のシンディ・ローパーがとにかく凄かった!

『タイム・アフター・タイム』や『トゥルー・カラーズ』など、洋楽を知らない層でも判るほどのヒット曲をいくつも持ち、60代となった現在もバリバリの現役で活動を続けているシンディ・ローパー。 グラミー賞だけでなくエミー賞やトニー賞まで獲得済みの彼女は米国エンターテイナー界でもすっかり大御所の域ですが、若かりし頃の彼女が当時の世間にどんだけのインパクトを与えていたか、ちょっと振り返ってみたいと思います。


まずはプロフィール

1953年6月22日 アメリカ・ニューヨーク生まれ。
本名はシンシア・アン・ステファニー・ローパー・ソーントン(Cynthia Ann Stephanie Lauper Thornton)。

Cyndi Lauper (シンディ・ローパー)

Home : Cyndi Lauper

ハタから見ると彗星のような登場にも思えましたが、実はソロデビュー前に色々とあったようで年齢なんてすでに30歳を迎えていたシンディ。いつの間にか生年が公表されてますが、当時は確か24歳ぐらいだと発表されていたような…。

時は1984年、すべてはこのMVから始まりました

ソロデビューアルバムから最初にシングルカットされたこの曲が、いきなりの大ヒット。

NYの街角を、ド派手な格好のオネーチャンがゴリゴリに歌い踊りながらやって来る…みたいなシチュエーションから始まるこのビデオなんですけど、ちょっとおバカそうだけどひたすら楽しそうなシンディの様子と、そのパンチの効いた歌声にハマる人が続出しました。
日本では『ハイスクールはダンステリア』なんて邦題でシングルになり、こちらも大ヒットしたのでした。

レコード屋の店頭では、このジャケット写真が目につくように

シンディ・ローパー | シーズ・ソー・アンユージュアル

「レガシー・レコーディング」シリーズ第2弾として、1980年代の名盤を再発売。本作は、シンディ・ローパーが1983年に発表したアルバム。MTV時代にヒットした「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」「タイム・アフター・タイム」他を収録。

【収録曲】
1. マネー・チェンジズ・エヴリシング
2. ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン
3. ホエン・ユー・ワー・マイン
4. タイム・アフター・タイム
5. シー・バップ
6. オール・スルー・ザ・ナイト
7. ウィットネス
8. アイル・キス・ユー
9. ヒーズ・ソー・アンユージュアル
10. イェー、イェー

今聴いても古さなんて一切感じない、本当に捨て曲ゼロの名盤です。
ちなみにM-3の「ホエン・ユー・ワー・マイン」はご存じプリンスのカバー。メインの声とはオクターブ違いのユニゾンがコーラスで入ってるんですけど、どっちの声もシンディっつうのが凄いというか流石というか。

独特なファッションも注目され、イッキに時代のポップアイコンへ

中身はお笑い芸人のような人だったりします

日本が誇る長寿洋楽番組『ベストヒットUSA』でも披露して、天下の小林克也先生を苦笑いさせてました

謎の持ちネタ(?)『ハリウッドスマイル』

We Japanese fans thank for Cyndi: ベストヒットUSAを見逃すな!!

デビュー曲からのミュージックビデオには当時の米国プロレス界の有名マネージャーが出演していたり、翌年のイベントではあのハルク・ホーガンを自身のボディガード役として伴わせて登場してみたり。

ちょいちょいプロレスを挟む

Captain Lou Albano dead at 76 - Orlando Sentinel

「売れる前に働いていたNYの日本食レストランで覚えた」とTVで披露した日本語が…

彼女の日本びいきは有名ですが

Cyndi Lauper@Nagoya Century Hall (ネタバレ注意!!) - ラジオ番組企画&制作&音楽全般のプロデュースの株式会社 ヤング・スタッフ

そうこうしているうちにセカンドシングルが全米1位

前述のデビューアルバムからのシングルカット第2弾なんですが、今や説明の必要が無いほどの世界的スタンダードナンバーになってしまいました。

ミュージックビデオ内で披露されているシンディの演技も良いのです。彼との価値観の違いに傷ついた瞬間の表情や、別れを決めて彼の元を去るまでの名残惜しげな動作など。

楽曲の良さは言わずもがな

Time After Time (Cyndi Lauper) - Wikipedia

この後に続いたシングルも次々とTOP5入り

サードシングル『SHE BOP』

Cyndi Lauper - Cyndi Lauper / She Bop - Amazon.com Music

Cyndi Lauper - Cyndi Lauper / She Bop - Amazon.com Music

4thシングル『All Through The Night』

Cyndi Lauper - All Through The Night - Portrait - Amazon.com Music

Cyndi Lauper - Cyndi Lauper - All Through The Night - Portrait - PRT A 4849, Portrait - A-4849 - Amazon.com Music

とにかく大躍進の一年だったんです

1984年のMTVミュージックビデオアワード最優秀女性アーティスト賞や翌年・1985年のグラミー最優秀新人賞を受賞。『ローリングストーン』や『タイム』『ニューズウィーク』『ピープル』など有名雑誌の表紙も次々と飾り、1985年の”マガジンウーマン・オブ・ザ・イヤー” の名を欲しいままにしました。

受賞もいろいろ

RS422: Cyndi Lauper | 1984 Rolling Stone Covers | Rolling Stone

そしてデビュー2年目

待望の新曲はスピルバーグ映画の主題歌でした

当初のタイトルは「Good Enough」だけだったようですが、映画のタイアップが決まったところで現在のものになったようです。日本ではさらに毎度おなじみの邦題というやつが付きまして、これが「グーニーズはグッドイナフ」。そのまんまやんけ!ってね。

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落ちこぼれ少年団”グーニーズ”がある日偶然、屋根裏で17世紀の古地図を発見。なんとそれは海賊ウィリーが隠した宝の地図だった!彼らは早速宝探しの大冒険に挑む。「A.I」のスティーブン・スピルバーグとリチャード・ドナーが組んだスペクタクル大ヒット作品。 シンディも出演している映画の予告編さながらのミュージックビデオの存在が、作品のさらなるヒットに拍車をかけたのは間違いないです。

あの歴史的チャリティソングにも参加

あのしゃがれ声に負けることもなく、素晴らしいシャウトを惜しむことなく披露

ブルース・スプリングスティーンからのパスでも

Top Of The Pops 80s: USA For Africa - We Are the World Life Magazine Article 1985

その裏ではマイクに入る雑音の原因がシンディのジャラジャラなアクセサリーで、録り直しを余儀なくされるという事案も発生していたようですが。

1986年、待望のセカンドアルバムを発表

シンディ・ローパー | トゥルー・カラーズ

「レガシー・レコーディング」シリーズ第2弾として、1980年代の名盤を再発売。本作は、シンディ・ローパーが1986年に発表したセカンド・アルバム。「トゥルー・カラーズ」やセカンド・シングル「チェンジ・オブ・ハート」、マーヴィン・ゲイのカヴァー「ホワッツ・ゴーイン・オン」他を収録。

【収録曲】
1. チェンジ・オブ・ハート
2. メイビー・ヒール・ノウ
3. ボーイ・ブルー
4. トゥルー・カラーズ
5. 嵐の中の静けさ
6. ホワッツ・ゴーイン・オン
7. アイコ・アイコ
8. ザ・ファラウェイ・ニアバイ
9. 911
10. ワン・トラック・マインド

ここからの第1弾シングルは今や彼女の代表曲

出せる声色の豊富さから「七色の歌声」と称されている彼女が、歌うのではなく語りかけるようにささやく声が印象的なバラード。89年の日本公演では、ダブルアンコールに応える形でこの曲がマイクなしで披露されたのですが、あれは圧巻でした。

1989年にはサードアルバムが

シンディ・ローパー | ア・ナイト・トゥ・リメンバー

「レガシー・レコーディング」シリーズ第2弾として、1980年代の名盤を再発売。本作は、シンディ・ローパーが1989年に発表したサード・アルバム。するどい刃のような新しさを持つアルバムを目指して制作された作品。

【収録曲】
1. イントロ (キンドレッド・スピリット)
2. 涙のオールナイト・ドライヴ
3. プリミティヴ
4. マイ・ファースト・ナイト・ウィズアウト・ユー
5. ライク・ア・キャット
6. ヘディング・ウェスト
7. ア・ナイト・トゥ・リメンバー
8. アンコンディショナル・ラヴ
9. インセキュリアス
10. ダンシング・ウィズ・ア・ストレンジャー
11. アイ・ドント・ウォント・トゥ・ビー・ユア・フレンド
12. キンドレット・スピリット

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