The Human League
The Human League
ヒューマン・リーグといえば、イギリスを代表するエレクトリック・ポップ・グループで男性1人に美女2人という印象が強いですが、結成当時は男ばかりのバンドだったのです。
1977年にマーティン・ウェアとイアン・クレイグ・マーシュにより結成されたデッドドーターズ(1977年と言えばバンク・ブームの真っただ中ですから、このようなバンド名になったのでしょうね)が前身で、その後ヴォーカリストとしてフィリップ・オーキー(vo,kb)と、エイドリアン・ライト(kb)が加入し、1979年にヒューマンリーグとしてデビューしました。
リプロダクション
しかし結成早々の80年にマーティン・ウェアとイアン・クレイグ・マーシュがいきなり脱退してしまいます。音楽性の違いとは言え創設メンバーが2人も脱退してしまったことでヒューマンリーグは立て直しをせまられます。
結果、ジョアンヌ・キャトラルとスーザン・アン・サリーという2人の女性ヴォーカルを含む6人組グループとして再出発します。
The Human League
当時流行っていたニューロマンティックという言葉がぴったりの6人組ヒューマン・リーグですね。
一方、脱退したマーティン・ウェアとイアン・クレイグ・マーシュはヘヴン17を結成し活躍しました。
Heaven 17
Heaven 17
マーティン・ウェアとイアン・クレイグ・マーシュが結成したヘヴン17も素晴らしいバンドです。
主に80年代に活躍し、1983年には「Temptation」という曲がヒットしました。
ヘヴン17というちょっと変わったバンド名は、「時計じかけのオレンジ」という小説の一節から取られています。
Dare!
通算3枚目、新生ヒューマン・リーグとして最初のアルバムは全英1位、全米3位というキャリアを通して最大のヒット・アルバムとなりました。
シングル・カットされた「愛の残り火(Don't You Want Me)」も全英、全米共に1位となる大ヒットを記録しています。
デアー
ヒューマン・リーグといえば、今も昔もやはり「愛の残り火」ですね。。「エレクトリック・アバ」と形容されるだけのことはある上質のポップソングです。
アルバム・ジャケットもフランスあたりの雑誌か何かのようでオシャレですね。
「愛の残り火」に続いてリリースされた「Mirror Man」、「(Keep Feeling) Fascination」も共に全英2位のヒットとなり、まさにこの時期は飛ぶ鳥を落とす勢いでした。